夕刊:2020/04/23

東商金は大暴騰。オイルも大幅反発。穀物、ゴムも高く全面高。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107円後半で小動き。2月後半から3月後半にかけて大きく動意づいた後、上下動は次第に狭まっている。本日これまでの値幅は117.71~87円付近と、15銭程度の値幅にとどまっている。 需要の蒸発によって世界経済が景気後退に入っているなかで、円やドルの需要見通しに偏りは生じておらず、ドル円の動意は限定的。本日は各国の4月の購買担当者景気指数(PMI)・速報値が一斉に発表されるが、低迷は織り込み済みであり、警戒感は限定的。ユーロ円は116.45円付近まで弱含み。先月以降の安値圏で下値探りとなっている。豪ドル円は67.75円付近、NZドル円は63.74円付近まで下押した後に戻している。ただ、新型肺炎の感染を抑制するためのロックダウンが奏功し、豪州やニュージーランドの経済活動再開は早そうだが、豪ドル円やNZドル円の上値は伸びていな い。午後の外為市場は、ドル円は107円後半で小動きも、ドル円以外ではドル売りの動きが優勢となった。きっかけはNY原油先物時間外取引の買い戻し。午前中13ドル台前半まで値を落としたNY原油先物は、午後に入って買いが強まり、16ドル台を付ける動きに。この動きを受けて豪ドルやカナダが対ドルで上昇。その他通貨に対してもドル売りが入る展開に。ユーロドルは朝方1.0805前後と、大台割れを試す動きも、昨日NY市場午後に続いて1.08ちょうど手前がしっかり。ユーロの買い戻しが入ったところにドル売りの流れが加わり、1.0830台まで。資源国通貨の買いはより激しく、豪ドルは午前中原油安が優勢な局面で0.6280台を付けていたが、0.6340台まで上昇。ドルカナダは午前中の1.42手前から1.4120台までドル売りカナダ買いが進行した。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比291円高の19429.44円。前場の日経平均株価は前日比128円00銭高の1万9265円95銭。前場の東証1部の売買高概算は4億7792万株、売買代金は約8148億円。値上がり銘柄数は1583、値下がり銘柄数は494、変わらずは86銘柄だった。日経平均株価は上伸。22日の米株式市場でNYダウが前日比456ドル高と上昇した。これを受け、日経平均株価は寄り付きから、買い先行で売買を開始。日経平均株価は前日まで3日続落していたことから、値頃感からの買いも入ったようだ。原油価格が反発したことも安心感につながっている。日経平均株価は反発。高寄り後はプラス圏で一進一退の動きとなった。午後は下ヒゲのローソク足で引け、上向きで推移する25日移動平均線にサポートされる格好となり、今日は反発している。19,000円の節目を固める展開となっており、底堅い動きを見せた。19,500円の節目をしっかりと回復できるようなら2万円の大台回復に向けて一段高となりそうだ。

貴金属

金先限帳入値5951円(前日比+141円)銀先限帳入値53.2円(前日比+2.0円)白金先限帳入値2589円(前日比+108円)パラジウム先限帳入値6683円(前日比-37円)午前中の金、銀は反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇が支援要因になった。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。金は原油高を受けて1700ドル台を回復した。原油在庫が増加したが、ニューヨーク原油の混乱や貯蔵施設がいっぱいになるとの見方から、産油国の追加減産が必要との見方が強まった。原油価格が落ち着けば金は各国中銀の量的緩和(QE)などを背景に堅調に推移するとみられる。金ETF(上場投信)に引き続き投資資金が流入しており、価格を押し上げる要因になっている。午後の金は大幅高、銀は期先が上昇。金はニューヨーク高、現物相場が1700ドル台回復から値を飛ばし、午前中、100円超の上昇。午後の取引では現物相場の一段高から140円超まで上げ幅を拡大する限月が続出した。銀はニューヨーク高、金の大幅高から期先2本が反発。

石油

原油先限帳入値21330円(前日比+5090円)ガソリン先限帳入値28950円(前日比+3650円)灯油先限帳入値30300円(前日比+3950円)午前中の石油市場は暴騰。前日に暴落した反動で買い戻しが集まっている。石油輸出国機構(OPEC)プラスが追加の安定化策を検討していることや、ペルシャ湾でイランが挑発行動を行っていることなどが支援要因となっているが、過剰在庫によって世界中の備蓄施設が満たされていく見通しに変化はない。海外原油のマイナス化が引き続き危惧されている。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。円相場は1ドル=107円後半で小動き。日中取引開始後、東京原油先限は2万1420円まで上げ幅を拡大。夜間取引までの高値を上抜き、5000円超上げている。午後の石油市場は総じて大幅高。為替が1ドル=107円台後半までやや円安に振れるなか、前日の海外原油先物が急反発して、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引が急騰していることに支援された。ただ、暴落した前日の下げ幅を全部取り戻すには至らなかった。主要3油種は、前日の反動でおおむね4ケタ高となるなか、原油の上げ幅が相対的に大きくなり、期近4月限を除き5000円内外の急騰となった。ガソリンの上げ幅は原油に比べると相対的に抑えられた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値152.0円(前日比+4.3円)TSR20先限帳入値120.3円(前日比-0.1円)午前中の東京ゴムRSS3号は、当限を除いて反発。寄り付きでは、原油相場の反発を好感 し、買いが先行した。その後、上海ゴムの上昇を受けて、一段高となっている。なお、今日納会を迎える4月限は、139.3円で取引されている。TSR20は、総じて小安い。今日の東京ゴムは、原油相場の反発を手掛かりに、買いが先行して寄り付いた。ただ、先限の150円前後では、上値が重くなっている。テクニカル的には、9日の高値155.5円と20日の高値156.9円でダブルトップが形成されている。また、ファンダメンタルズをみても、2019年の天然ゴム需要が頭打ちとなったうえ、今年は新型コロナウイルスの影響で需要の減少が見込まれる。上値を追っての買いは入りにくくなっている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22080円(前日比+450円)前場のコーンは反発。前日のシカゴコーン期近が大幅反発となり、夜間取引で反騰した流れを引き継いだ。期近9月限が一時変わらずまで上げ幅を削ったが、再上昇。最も取組高の多い期先3月限は2万2000円割れも堅調。先限は2万1980円で買い拾われ、2万2000円をかろうじて維持して推移。午後もコーンは急反発。為替は1ドル=107円台後半までやや円安に振れるなか、前日のシカゴが急反発して、この日のアジアの時間帯の夜間取引が強含みで推移していることに支援された。また、前日急落した期近7月限が急反発したことも好感された。


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