夕刊:2020/04/28

貴金属は大幅安。日経平均株価は前日比変わらず。オイル、石油製品は4桁安で暴落。

為替

午前中の外為市場はドル円は107.19~107.34円付近の狭いレンジ内で小動き。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、一部の米州は段階的に経済活動を再開するものの、米国全体の再始動の時期はまだ不明。米国の景気や金融政策見通しに変化はなく、ドル円は動意薄。月末であることも値動きを抑制している。ユーロ円は116円前半で推移。年初から下落基調となっており、昨日の安値からはやや戻したが高値は116.27円付近までとなっている。オセアニア通貨は軟調。豪ドル円は69.04円付近、NZドル円は64.28円付近まで下落。ドルのほか、ユーロや豪ドルに対してNZドル売りが鮮明で、クロス円のなかではNZドル円の下げが目立っている。月末絡みのリバランスのようだ。午後の東京外為市場は、ドル円は107円20銭前後での推移。今日は朝から比較的狭いレンジでの取引が続いている。午後に入って若干ドル安が優勢な展開で、ドル円は107円30銭前後から107円20銭割れまで。もっとも昨日の海外市場で107円割れを付けたようなドル売りの勢いはなく、レンジの中での調整の動き。日経平均が12円の小幅安で引けたように、目立った方向性のない展開。NY原油6月限が10ドル台まで値を落とす場面が見られたが、期先では買いが入っており、原油先物市場の中でのロールオーバーの動きとして為替市場には影響を見せず。昨日1.0860前後まで上昇したユーロドルが1.08台前半での推移となり、直近も1.0820台での推移と、主要通貨は軒並み小動きな展開に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価は前日比12円安の19771.19円。午前中の東京株式市場では、前日の米株高の追い風も生かしきれず、足もとは利益確定の動きが表面化し下値を試す展開となった。日経平均は前日に先物主導で急伸をみせたものの、2万円大台近辺では戻り売り圧力が強い。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は依然として強く、企業の決算発表を横目に神経質な展開を強いられている。中国や韓国株が軟調に推移していることも買い気をそぐ形となった。売買代金は1兆円を下回っている。

貴金属

金先限帳入値5831円(前日比-97円)銀先限帳入値52.3円(前日比-0.9円)白金先限帳入値2550円(前日比-52円)パラジウム先限帳入値6670円(前日比-240円)前場の金、銀は総じて下落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。経済活動再開に対する期待感から株高に振れたことが圧迫要因になった。ジョージア州ではレストランでの店内飲食や映画館の営業再開が容認された。ミネソタ、ミシシッピ、コロラド、モンタナ、テネシーの各州も今週、ロックダウンの一部緩和に向けた用意を進めている。また米国債の利回りが上昇し、ニューヨーク市場でユーロ安となったことも下げ要因になった。米連邦公開市場委員会(FOMC)が今夜から始まる。無制限の量的緩和(QE)を発表してから相次いで追加策を発表しており、新たな対策が出ると、金に押し目買いが入る可能性が出てくる。午後の金も大幅続落、銀は期先2、4月限が下落。金はニューヨーク安、ドル建て現物相場が1700ドル割れを試す下落を背景に午前中、60円超の下落で推移。午後に入ると、現物価格が1690ドル台半ば~前半まで下落から一段安となり、100円超まで下落する限月が続出した。銀はまばらな商いのなか、期先2月限がニューヨーク安、現物安から売り優勢。先限も終盤に売り優勢となった。

石油

原油先限帳入値18700円(前日比-1110円)ガソリン先限帳入値27000円(前日比-1600円)灯油先限帳入値29260円(前日比-1330円)午前中の東京石油市場は下落。過剰在庫の増加と備蓄施設の不足によって、ニューヨーク原油が再びマイナス価格となることが危惧されている。新型コロナウイルスの感染拡大が抑制され、一部の国は経済活動を再開する方向にあるものの、石油需要の本格的な回復はまだ先になる見通し。円相場は1ドル=107円前半で推移し、前日水準とほぼ変わらず。時間外取引でニューヨーク原油は下落。6月限は前日安値を下回った。日中取引開始後、東京原油先限は1万8870円まで下落。夜間取引までの安値を下回った。午後の石油市場は大幅続落。為替が1ドル=107円台前半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物は、ニューヨーク原油主導で期近から急落して、この日のアジアの時間帯の夜間取引でも期近が急落していることに圧迫された。また、この日のドバイ原油の現物も崩れている。主要3油種は、全限月が4ケタ安に沈んだ。前日発会した先限を含み、ガソリンは3本、灯油は2本が一代安値を更新した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値150.6円(前日比-0.9円)TSR20先限帳入値120.4円(前日比-0.1円)ゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きは、前日の原油安を嫌気して、売り物がちの展開となった。その後、上海ゴムが下落をすると、一段安となっている。TSR20は、小幅安で推移している。先限は、一時148.9円まで下落する場面があった。ただ期近5月限が140円前後で推移していることもあり、突っ込んだ売りが出てこない。新型コロナウイルスの影響で、自動車需要が後退することから、天然ゴム需要も減少するとみられており、ゴム相場の上値は重い。ただ、欧米では、徐々に経済を再開させる動きもみられ、ゴム相場にとっては強材料となろう。午後のゴムRSS3号は軒並み安。序盤は、前日のNY原油の大幅安を嫌気して、売りが優勢となった。中盤に入ると、上海安を受けて、一段安となった。その後、上海ゴムが下げ幅を縮小させると、東京ゴムも地合いを引き締めた。TSR20は、小幅安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は21420円(前日比-290円)前場の東京コーンは総じて続落。シカゴコーン続落、米国産コーンの大幅な作付け進展、原油安から売り優勢。7月当限を除く、全限月が一代安値を更新。先限は今月22日の安値2万1550円と顔合わせするまで下落。2万1620円まで下値を切り上げたが、ジリ安となり、2万1460円の安値をつけた。先限つなぎ足で2017年11月30日以来の安値を更新。


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