夕刊:2020/04/30

オイルは大幅高で4桁高。貴金属もしっかり。日経平均株価は2万円越え。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は106.58~88円付近で上下。月末にかけて円高・ドル安がやや強まったが、東京時間の動意は限定的。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は特に手がかりとなっていない。ユーロ円は116円ちょうど付近で小動き。今週に入って115円の節目割れを繰り返し試しているが、一段安を今のところ回避している。豪ドル円は69.96円付近まで上昇。先月以来の高値を更新した後に上げ一服となっているが、下値は限定的。豪ドルはドルやユーロに対して戻りを続けており、豪ドル円も堅調。中国国家統計局が発表した4月の購買担当者景気指数(PMI)は特に材料視されていない。NZドル円は65円前半で推移。短期的な流れは豪ドル円と同様に堅調だが、上値は伸びていない。午後の外為市場は、ドル円は106円40銭台での推移。午前中に月末ということもあり仲値がらみで術ジュ買いが入り、106円80銭台を付ける場面が見られたが、その後ドル買い買いが一服。午後に入るとドル売りの動きが優勢となり、ドル円は106円50銭を割り込む動きに。午前中に116円台を付けたユーロ円が115円60銭台まで値を落とすなど、円買い主導での動きに。NY原油が17ドル台を付けるなど、堅調な動きを見せたこともあり、資源国通貨買いの動きが優勢に。豪ドルは対ドつで午前の0.6530円後から0.6560台まで上値を伸ばしている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比422円高の20193.69円。前場の日経平均株価は前営業日比510円38銭高の2万281円57銭と急反発。前場の東証1部の売買高概算は7億6897万株、売買代金概算は1兆3450億円。値上がり銘柄数は1634、値下がり銘柄数は475、変わらずは61銘柄 だった。きょう前場の東京市場は前日の米株高を受け、運用リスクを取る動きが一気に強ま り、日経平均はフシ目の2万円大台を寄り付き時点でクリア、寄り後も水準を切り上げ2万300円近辺で売り物をこなすなど、先物を絡め強調展開を極めた。米株市場の地合いを引き継いで半導体関連が買われたほか、海運、鉄鋼などの景気敏感株への買い戻しが目立つ。売買代金も1兆3000億円台と膨らんだ。米国株の上昇を背景に堅調な推移となり、一目均衡表の雲の上限を一時上抜いた。5日移動平均線や10日移動平均線に加えて、25日移動平均線も上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値5873円(前日比+42円)銀先限帳入値52.0円(前日比-0.3円)白金先限帳入値2636円(前日比+86円)パラジウム先限帳入値6719円(前日比+49円)金が反発、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始 まった。その後は円安を受けて堅調となったが、ドル建て現物相場の戻りが売られる と、上げ一服となった。銀は先限が小幅安となった。経済活動再開に対する期待感に加え、ギリアド・サイエンシズが新型コロナウイルス感染症治験薬「レムデシビル」の臨床試験で有望なデータを得たと伝えられ、株高に振れたことが金の圧迫要因になった。ただ米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気支援に向け、あらゆる手段を行使する姿勢が表明され、ドル安に振れたことから下げ一服となった。午後の金は反発、銀はまちまち。金はニューヨーク安もドル建て現物相場が1710ドル水準で推移を背景に午前中、買い優勢となり、期先は30円超の上昇。午後に入る と、現物価格が1710ドル台半ばにジリ高から40円程度の上げとなる場面が見られた、月末で薄商いで伸び悩んだが、先限は40円超の上げ幅を維持して引けた。銀はまばらな商いのなか、当先が売り優勢。期先2月限が上昇。2、4月限は52円で同ザヤ化となった。

石油

原油先限帳入値20480円(前日比+1780円)ガソリン先限帳入値29410円(前日比+2410円)灯油先限帳入値31850円(前日比+2590円)前場の東京石油市場は急伸。世界最大の石油の消費国である米国でガソリン需要が回復する兆しがあることが供給過剰や備蓄施設の不足に対する警戒感を後退させた。米国の一部の州では新型肺炎の感染を抑制するための制限がすでに緩められている。欧州でも経済再開の動きがある。ただ、米国で感染者数の伸びは十分に鈍化しておらず、石油需要のV字回復は見通しにくい。世界的に過剰在庫の増加が続く見通し。後場の石油市場は総じて急反発。為替が1ドル=106円台半ばと祝日前より円高に振れているものの、海外原油先物が国内祝日中の2営業日で期近から急伸したうえ、この日のアジアの時間帯の夜間取引も急伸していることに支援された。また、この日のドバイ原油の現物も急騰している。主要3油種は、原油、ガソリン中心に2000円を超える急騰となる限月が多かった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値150.6円(前日比+0.0円)TSR20先限帳入値120.1円(前日比-0.3円)ゴムRSS3号は、総じて軟調。寄り付きは、前日の米株高や原油高を好感し、買いが先行する展開となった。だが、買い一巡後は、上値が重くなり、総じてマイナスサイドに沈んでいる。TSR20は、軒並み小安い。先限は、上値の重い展開となっている。序盤は、株高・原油高を背景に買われ、152.7円まで上昇したが、同水準で上値が抑えられた。上海ゴムが上値重く推移していることもあるが、期近5月限が140円前後で推移するなか、先限を積極的に買い進むのは難しいのだろう。午後のゴムRSS3号は総じて小安い。序盤は、前日の米株の大幅高とNY原油の大幅反発を好感し、買いが先行した。だが、中盤以降は、買いが意欲は後退し、玉次第の展開となり、一部限月がマイナスサイドで取引を終えた。TSR20は、軒並み小幅安となった。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は21610円(前日比+190円)コーンは先限が3ケタ高。他商品の上昇から修正高となり、序盤の取引で2万1610円まで上昇。その後、上げ幅を縮小したが、再上昇となり、230円高の2万1650円の高値をつけた。再度、2万1600円割れも堅調。シカゴ夜間小幅続伸も支援材料。コーンは先限が修正高。月末商い、大型連休の谷間で新規売買が見送られ、小口の買い戻し主導の上げか。欧米各国でロックダウン(都市封鎖)が段階的に解除され、原油の需要減少不安がやや解消され、原油高となっていることは買い方に追い風。ただ取組高の多い期先3月限だ小安い状態から再浮上できず、弱気ムードは残っている。3月限と先限のサヤは一時770円まで拡大した。午後のコーンはまちまち、期先2本は反発。為替が1ドル=106円台半ばと、祝日前より円高に振れるなか、国内祝日中のシカゴはでのもみ合いとなるなか、前日のシカゴは2営業日で小動きとなったが、この日のアジアの時間帯のシカゴの夜間取引が強含みで推移したことで、期先から買い優勢となった。


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