夕刊:2020/05/01

貴金属、日経平均株価は大きく値を下げて終える。オイルはしっかり。

為替

午前中の外為市場、ドル円は107円前半で推移。月末にかけての円買い・ドル売りが一巡した後は107円台に戻している。ただ、米国内における新型コロナウイルスの感染者数は日々2万人超も増加し続けており、米経済の不透明感が根強いことはドルの重し。約半分の州が経済活動を再開する方向にあるとはいえ、景気縮小見通しに変化はない。米政府は新型コロナウイルスを蔓延させた責任を中国に追求しており、中国への債務返済の一部停止を検討と伝わったこともドルの圧迫要因だが、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はこの報道を否定している。ユーロ円は117円前半、ポンド円は134円半ばで推移。前日の高値圏を維持。資源国通貨は軟調。豪ドル円は69.26円付近、カナダ・ドル円は76.53円付近、NZドル円は65.26円付近まで軟化。ドルやユーロに対して資源国通貨売りが持ち込まれている。午後の外為市場は、ドル円は107円00銭台での推移。昨日NY市場午後に107円50銭近くまで上昇、いったん107円ちょうど近くまでの調整があり、東京午前に再びドル高円安が強まって107円40銭近辺を付けた。もっとも、その後は少し調整が入り、午後は107円10銭台での推移が中心となった。ロンドン勢の本格参加時間近くになり、調整の動きがやや優勢となり、東京朝の安値近辺まで値を落とす展開に。107円台を何とか維持しているが、戻りは鈍い。豪ドル円は69円10銭台での推移。対ドルともにやや豪ドル売りが目立つ展開で、NY市場での70円10銭台から約1円の円高に。NY市場午前に大きく上昇し、その後もみ合いが続くユーロドルは1.0960前後と、この時間帯になって若干ユーロ買いが優勢に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比574円安の19619.35円。前場の日経平均株価は前日比463円28銭安の1万9730円41銭。前場の東証1部の売買高概算は6億3097万株、売買代金は約1兆658億円。日経平均株価は大幅安。前日のNYダウは反落しており、これを受け日経平均株価も軟調に推移し2万円台を割り込んだ。前日までの上昇もあり利益確定売りが先行する展開となっている。明日からゴールデンウイーク(GW)の連休に入ることもあり、いったんポジションを外す動きも出ている様子だ。きょうはメイデ―で欧州やアジアでは休場となる市場も少なくなく、下値を拾う動きも限られている。2万円の大台を回復したものの、大引けでは一目均衡表の雲の上限を上抜くことができなかった。2万円の節目達成感や大型連休に入ることもあり、今日は手じまい売りなどに押される展開となった。今後は日本市場の休場中の海外株式や為替市場の動向に左右される展開が見込まれる。これらの値動き次第では、一目均衡表の雲を上下いずれかに抜けてくる可能性がある。

貴金属

金先限帳入値5783円(前日比-90円)銀先限帳入値51.2円(前日比-0.8円)白金先限帳入値2570円(前日比-66円)パラジウム2限帳入値6779円(前日比+59円)午前中の金、銀は下落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。欧州中央銀行(ECB)は理事会で、主要政策金利と中銀預金金利を据え置いた。資産購入プログラムの規模は維持した。市中銀行への長期資金供給策については金利をマイナス1%まで引き下げる方針を示した。ラガルドECB総裁は今年のユーロ圏経済が最大で12%縮小する可能性があると警告した。一方、3月の米個人消費支出(PCE)価格指数は食品とエネルギーを除くコアが前月比0.1%低下し、インフレ圧力が後退した。前年比では1.7%上昇した。午後の東京金、銀は総じて下落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて下げ幅を拡大した。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。東京金先限は5762円まで下落した。ニューヨーク安やドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になった。

石油

原油先限帳入値22070円(前日比-0円)ガソリン先限帳入値30400円(前日比+990円)灯油先限帳入値32090円(前日比+240円)午前中の東京石油市場は大幅高。大半の限月は4ケタ超上昇している。一時2000円超上げる限月もあった。新型コロナウイルスの最悪期が過ぎたとの認識を背景に、米国の約半数の州が経済活動を再開する方向にあるほか、スペインやフランスでも今月から外出規制など一部緩和する予定となっていることで、急激に落ち込んだ石油需要が回復する見通しとなっている。供給過剰が続き在庫はさらに拡大するものの、増加ペースは鈍化する公算。午後の石油市場は総じて続伸。為替が1ドル=107円台前半まで再び円安に振れるなか、前日の海外原油先物がさらに急騰して、この日のアジアの時間帯の夜間取引でも一段高となっていることに支援された。また、この日のドバイ原油の現物もさらに急騰している。主要3油種は、高値からはかなり上げ幅を削ったが、原油は一部限月が4ケタ高を維持して引けた。原油4月限の最終決済価格は1万3840円。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値148.8円(前日比-1.8円)TSR20先限帳入値 出来ず円(前日比ー円)ゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、株安、原油高と円安という強弱材料が交錯するなか、前日の夜間取引の引けと同値圏での取引となった。その後、連休を控えて、ポジション整理の動きやドル円がやや円高に振れたことから、売りがやや優勢となっている。 東京ゴムは、上海市場が休場ということもあり、手掛かり材料難となっている。中国や欧米に一部では、新型コロナウイルスの感染拡大がピークアウトしたとの見方から、今後、経済の回復期待が広がっている。ただ、その一方で、新型コロナウイルス前の経済に戻るには、一年以上かかるとの見方も多い。目先、回復期待からの買いは入る可能性はあるが、買い一巡後は売り圧力が強まりそうだ。ゴム相場は、戻りに鈍い展開を強いられそうだ。午後のゴムRSS3号は総じて下落。序盤は、前日の米株の大幅安となった一方で、NY原油の大幅続伸、円安と強弱材料が交錯するなか、もみ合いとなった。だが、中盤以降は、株安やドル円が円高方向に振れたことを受けて、売り物がちの展開となった。TR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は21880円(前日比+270円)コーンは期近安・期先高。期先は3ケタ高を維持し、堅調に推移。先限は序盤に2万2080円まで値を飛ばした。いったん2万1900円まで上げ幅を縮小したが、再上昇し、2万2000円で高もちあいから上げ幅を縮小、2万1900円台で推移。シカゴ高、1ドル=107円台前半の円安、原油の暴騰が強材料。シカゴ夜間取引が小反落しているが、特に弱材料視されず。期先3本が大幅高。出来高はさほど多くなく、新規買いは明日からの大型連休を控え、伸び悩んでいるもよう。期先3月限と先限のサヤは800円近くまで拡大した状態で推移したが、710円まで縮小。午後のコーンはまちまち。総じて期近安、期先高。期先3本は3ケタ高を維持して堅調に引けた。前日のシカゴ高、為替が1ドル=107円台前半の円安、原油が大幅高から序盤で値を飛ばした。先限は2万2080円まで上昇。上げ幅を縮小し、終盤に2万1900円割れとなったが、堅調に引けた。シカゴ夜間の反落が圧迫要因。


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