夕刊:2020/05/08

東商金、白金は大幅反発。日経平均株価も大幅高で再び2万円乗せ。オイルも一部限月で四桁高。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は106円前半でもみ合い。106.46円付近まで強含み、106.22円付近まで押し戻された後は動意を失っている。本日は4月の米雇用統計が発表される。米非農業部門雇用者数(NFP)は統計開始以来最大の減少となり、失業率は急上昇すると見通されている。関連指標から米雇用市場の悲惨さは織り込み済みだが、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加の刺激策を検討する契機になるとの見方もある。欧州通貨や資源国通貨は円安・ドル安の動き。ユーロ円は115.42円付近、ポンド円は131.90円付近、豪ドル円は69.59円付近まで上げた。ユーロドルは1.0853ドル付近、ポンドドルは1.2408ドル付近、豪ドル/ドルは0.6546ドル付近まで水準を切り上げている。午後の外為市場は、ドル円は106円30銭台での推移となっている。朝方ドル買いが優勢な場面が見られたが106円40銭台までと、106円50銭の節目を超えきれず、その後は午後を通じて106円台前半のもみ合いが続いた。この後の米雇用統計などを控えて、動きが限定的に。朝方対ドルで0.65台にしっかりと乗せるなど、しっかりの動きを見せる豪ドルは上値から少し調整が入って0.6520台。朝方69円ちょうど近辺を付けていた豪ドル円は、69円60銭台まで上昇し、その後少し調整が入って69円40銭台での推移。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は504円高の20179.09円。前場の日経平均株価は前日比351円14銭高の2万25円91銭。前場の東証1部の売買高概算は6億5511万株、売買代金は約1兆1611億円。値上がり銘柄数は1527、値下がり銘柄数は552、変わらずは92銘柄だった。日経平均株価は大幅高。9日の米株式市場では、経済再開への期待からNYダウが反発した。これを受け、日経平均株価も買い先行となり値を上げて売買を開始。午前9時30分過ぎにはザラ場では今月1日以来となる2万円を回復した。米国と中国の貿易協議責任者が来週にも電話会談を行う見通しとなったことから、米中対立の懸念が後退していることも好感されている。午後の株式も大幅高となって、2万円の大台を回復した。ただ、一目均衡表の雲の上限には届かなかった。このところは、一進一退の動きを繰り返しながらも徐々に上値を追う展開を見せている。雲の上限をしっかりと上抜いてくるようだと、一段と上値を追う展開となりそうだ。

貴金属

金先限帳入値5859円(前日比+89円)銀先限帳入値52.9円(前日比+1.7円)白金先限帳入値2613円(前日比+63円)パラジウム先限帳入値6296円(前日比+83円)午前中の金、銀は反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。米新規失業保険申請件数は316万9000件となった。事前予想の300万件を上回った。解雇の動きが小売りや外食産業から拡大していることを示唆した。今夜は4月の米雇用統計の発表がある。事前予想は非農業部門雇用者数が2200万人減、失業率は16%(前月4.4%)となっている。ドル安が続くと、金の支援要因になるとみられる。午後の金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、円高に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。

石油

原油先限帳入値23000円(前日比+350円)ガソリン先限帳入値33050円(前日比+1130円)灯油先限帳入値32160円(前日比+270円)前場の東京石油市場は高安まちまち。薄商いのガソリンは大幅高となっている一方で、取引の中心である原油は売り買いが交錯している。新型コロナウイルスの流行が一巡し、各国が経済活動を再開することで石油の需要見通しは改善しているものの、当面は過剰在庫の増加が続く公算であることが上値を抑えている。円相場は1ドル=106円前半で小動き。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。日中取引開始後、東京原油先限は2万2800円まで水準を切り上げた。ただ、プラス圏に浮上しては押し戻される展開となっている。午後に入ると石油市場は総じて続伸。為替が1ドル=106円台前半のもみあいとなるなか、前日の海外原油先物が戻り高値更新後に大きく崩れて結局軟調に引けたが、この日のアジアの時間帯の夜間取引が上伸していることで、プラス引けする限月が多くなった。この日のドバイ原油の現物も堅調に推移している。主要3油種では、前日に続きガソリンの上げ幅が相対的に大きくなり、軒並み4ケタ高となり、とくに期近3本は2000円を超える急伸となった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値152.7円(前日比+0.4円)TSR20先限帳入値 出来ず(前日比-円)ゴムRSS3号は、軒並み小幅高。寄り付きでは、上海夜間安やNY原油の続落などを嫌気して、売りが先行する展開となった。だが、その後は、株高などを手掛かりに、地合い引き締め、軒並みプラスサイドに振れている。TSR20は、出来ず。RSS3号先限は、引き続き、150~155円前後でのレンジ取引が続いている。ただ、徐々に下値は堅くなってきており、市場がポストコロナに焦点を合わす中、ゴム相場もレンジから上放れを試す可能性が高まっている。目先のポイントは、155円突破だが、これに成功すれば、4月20日の高値156.9円を試すことになる。高値更新となれば、160円の攻防となろう。160円台に乗せれば、3月16日の高値165.7円を目指すことになる。午後のゴムRSS3号は総じて小高い。。寄り付きでは、上海夜間安やNY原油の続落などを嫌気して、売りが先行する展開となった。だが、その後は、株高や上海ゴムが下げ幅を縮小したことなどを手掛かりに、地合い引き締め、期近2本を除いて、プラスサイドで引けた。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22180円(前日比+550円)とうもろこしは、期先3本を含む4本が大幅高。前日の夜間取引の前半で暴騰し、堅調に引けた勢いを引き継いでいる。7日のシカゴが上昇し、8日のシカゴ夜間取引は小幅続伸から売り向かう動きは少なく、大幅高を維持。先限は夜間取引で2万2970円まで値を飛ばした。日中取引開始後は2万2000円が支持線として意識され、2万2100円台中心に高もちあい。最も取組高の多い期先3月限は2万1500円で買い支えられ、2万1900円まで再上昇。午後は期先3本が大幅高。前日の夜間取引の前半で暴騰し、堅調に引けた勢いを引き継いだ。7日のシカゴが上昇し、8日のシカゴ夜間取引は小幅続伸から売り向かう動きは少なく、大幅高を維持。午後も大幅高状態を維持し、期先3本と期近9月限は500円超の上げ幅を維持して引けた。


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