夕刊:2020/05/13

日経平均株価は前日比安も2万円台はキープしておりしっかり。東商金はほぼ変わらず。石油三品は全限月概ね安い。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107円前半で推移。週明けの上振れが調整され、東京時間帯は前日の安値圏でもみ合っている。米金融当局者がマイナス金利政策に否定的な一方で、トランプ米大統領がこの政策を望んでおり、本日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言に注目が集 まってる。ユーロ円は116円前半で推移。先週で下げが一服し戻りを試しているが、21日移動平均線の水準が抵抗となっている。NZドル円は64.62円付近まで下落。政策金利を0.25%で据え置くことを発表したNZ中銀が量的緩和(QE)の規模をほぼ倍増させたことや、マイナス金利政策の可能性を示唆したことが手がかり。午後の外為市場終盤は、ドル円は107円10銭台での推移。東京朝にNY夕方に続いて107円08銭近辺を付けたが、大台手前のドル買いに下値を支えられている。もっとも戻りも107円20銭台までと限定的。午後に入っても目立った動意なく、狭いレンジでのもみ合いが続いた。ユーロドルなども落ち着いた動きが続き、主要通貨は軒並みレンジ取引。NY朝のパウエル議長講演などの材料待ち。11時の金融政策理事会結果発表で、量的緩和政策(LSAP:大規模資産購入プログラム)の規模を従来の330億NZドルからほぼ倍増となる600億NZドルへ拡大したことで値を落としたNZドルは、12時からのオア総裁・バスガンド副総裁の会見で、今後のマイナス金利政策の実施が示唆されたこともあり、売りが強まる展開に。対ドルで一時0.6000を割り込みにかかる場面も見られた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比99円安の20267.05円。前場の日経平均株価は前営業日比155円94銭安の2万210円54銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億6969万株、売買代金概算は1兆300億9000万円。値上がり銘柄数は603、対して値下がり銘柄数は1483、変わらずは81銘柄だった。前日の米国株市場で新型コロナウイルスの2次感染への警戒感からNYダウ、ナス ダック総合指数ともに大きく値を下げたことを受け、東京市場も目先戻り売り圧力が強まった。アジア株市場が総じて軟調に推移していることも市場心理を冷やしている。ただ、下値では押し目買いの動きが観測され、下げ幅も限定的なものにとどまっている。国内でも一部で緊急事態宣言の解除が見込まれており、経済活動が再開することへの期待感が主力株中心に買い戻しを誘発した。値下がり銘柄は全体の約7割を占めている。午後は軟調な動きとなって、一目均衡表の雲の中に沈んだ。その後は下げ渋って雲の上に浮上しするなど、雲の上限付近でもみ合いとなった。一目均衡表の転換線がサポートとなっており、25日移動平均線も上昇傾向にある。一時的に押したものの、底堅い動きを見せている。

貴金属

金先限帳入値5872円(前日比-1円)銀先限帳入値53.8円(前日比+0.3円)白金先限帳入値2634円(前日比+6円)パラジウム先限帳入値6230円(前日比+21円)午前中の金はまちまち、銀は総じて小幅高。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇を受けてプラスサイドに転じたが、買い一巡後は上げ一服とななった。銀はニューヨーク高を受けて総じて小幅高となった。金先限は前場の日中取引で5861円で押し目を買われ、5882円まで上昇した。ドル建て現物相場の堅調が支援要因になった。円相場は1ドル=107円台前半の円高に振れた。一方、銀先限は53.8円まで上昇した。午後の金は総じて小反落。銀は先限と期近8月限が上昇。金はニューヨーク高、1ドル=107円台前半の円高と強弱材料が交錯するなか、前半の取引は、期近高・期先安で推移。正午前から期近8、10月限も弱含みとなった。午後の取引は当限の期近6月限を除き、小安く推移。銀は新規材料不足でまばらな商いのなか、先限がジリ高となった。

石油

原油先限帳入値22170円(前日比-440円)ガソリン先限帳入値32060円(前日比-400円)灯油先限帳入値32250円(前日比-500円)午前中の東京石油市場は下落。昨日の海外市場は上昇したものの、米石油協会(AP I)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が市場予想以上に増えたことが重しとなっている。ガソリン在庫は減少したが、順調に需要は回復していないとみられてい る。ただ、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が現行の日量 970万バレルの減産を7月以降も継続する見通しであることは支援要因。石油輸出国機構(OPEC)が月報を公表する。世界経済は新型コロナウイルスの流行に引き続き圧迫されており、需要見通しの変化が注目されそうだ。ただ、経済活動を本格的に再開する国はまだなく、需要見通しはさらに下方修正される可能性が高い。午後の石油市場は総じて続落。為替が1ドル=107円台前半まで円高に振れるなか、前日の海外原油先物はニューヨーク原油の期近から堅調だったが、この日のアジアの時間帯の夜間取引では軟化していることや、この日のドバイ原油の現物が前日より軟化していることに圧迫された。主要3油種では、原油は引き続きETF絡みのロールオーバーと見られる商いで、期先2本の出来高が膨らんだ。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値152.1円(前日比-0.2円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、上海夜間安や円高を嫌気し、売りが先行した。その後、日中取引の上海ゴムもマイナス圏での取引となっていることか ら、売り物がちな展開となっている。TSR20は、出来ず。先限は、寄り付き直後に150.7円まで軟化した。その後は、下げ幅を縮小しているが、戻りは鈍い。上海ゴムの中心限月9月限は、1万0500元の手前で切り返され、再び1万元割れが迫っている。同水準を下抜いてくると、東京ゴム先限も150円割れの可能性が高まるだろう。午後のゴムRSS3号も軒並み小安い。序盤は、円高や前日の上海夜間安を受けて、売りが優勢となった。その後、一部限月が、プラスサイドに浮上する場面もあったが、日中取引の上海ゴムが売られがちになったこともあり、引けにかけては地合いを緩めた。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22340円(前日比+20円)とうもろこしは、まちまち。先限は弱含み。その他は期先3月限が2ケタ高、期中11月限が1060円高、期中1月限が100円安。期近2本は出来ず。先限は夜間取引で2万2090円まで下落。日中取引は薄商いのなか2万2300~2万2400円の狭いレンジでもみあっている。5月限の発会値2万2360円を挟んで推移から、やや下方に軟化の動きだ。この後も反発力は限定的と予想。2万2300円割れとなると、2万2200円台前半までジリ安リスク有り。午後もまちまち。前日のシカゴ高も13日のアジア時間のシカゴ夜間取引が反落、円相場が1ドル=107円台前半の円高となり、強弱材料交錯し、限月間で方向性を欠く展開。午後は見送られ、動意を欠いたが、終盤に先限が小高くなった。


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