夕刊:2020/05/14

東商金は終値で5900円をキープできず。日経平均株価は節目の2万円割れ。昨日のダウの弱さ引き継ぐ。オイルも軟調。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は106円後半で軟調。一時は106.82円付近まで水準を切り下げた。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の慎重な景気見通しがドルを引き続き圧迫しているうえ、円相場はリスク回避気味となっている。ユーロ円は115.51円付近、ポンド円は130.43円付近まで下落。4月の豪雇用統計で市場予想以上に雇用者数が減少したこともあって、豪ドル円は68.62円付近まで下げた。新型肺炎の流行を抑制するための外出制限などによって、豪州も含め各国の雇用市場は崩壊している。午後の外為市場は、ドル円はクロス円の売りに押されて106円80銭台での推移。午前中に106円81銭まで付けた後、107円が重くなっており、売りが入りやすくなっていた面も。午前中の豪雇用統計後の売りに68円62銭を付けた豪ドル円は、その後の戻りが68円87銭までと、69円手前が重くなる中、再び安値圏を付ける動き。それ以上に売りが目立ったのがポンド円で、午前中にサポートとして意識されていた130円65/70銭を割り込んで130円43銭を付けると、その後の戻りで130円65/70銭が重くなり、もみ合いを経て売りが強まる展開に。東京午前の安値をしっかり割り込み、130円10銭台まで売りが進む展開となっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は352円安の19914.78円。前場の日経平均株価は前営業日比128円60銭安の2万138円45銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は5億7278万株、売買代金概算は9452億6000万円。値上がり銘柄数は536、対して値下がり銘柄数は1555、変わらずは79銘柄だった。前日の米国株市場で主要株価指数が続急落となったことで、東京市場でも広範囲に運用リスクを避ける動きが優勢となった。米国ではパウエルFRB議長が講演で新型コロナウイルスの影響により米経済の停滞が長期化することに懸念を表明、これが投資家心理を弱気に傾けている。個別銘柄の株価は決算発表で明暗を分けるものが多いが、値下がり銘柄数は全体の7割強を占めるなど総じて見送りムードが強い。前場の売買代金は1兆円に届かなかった。後場に入り下げ幅を拡大して陰線引けとなった。雲の中に沈んで軟調な動きとなった。10日移動平均線や一目均衡表の転換線を割り込んできたものの、いずれも上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値5888円(前日比+16円)銀先限帳入値53.5円(前日比-0.3円)白金先限帳入値2601円(前日比-33円)パラジウム先限帳入値6149円(前日比-81円)金が反発、銀はまちまち。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられた。銀は金堅調につれ高となる場面も見られたが、先限が小幅安となった。景気の先行き懸念を受けて金ETF(上場投信)に投資資金が流入した。13日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比8.481トン増の1092.143トンとなった。今夜は米新規失業保険申請件数の発表があり、労働市場に対する見方を確認したい。午後の金は2ケタ高を維持。銀はまちまち。金はニューヨーク高、現物相場が1710ドル台で推移を背景に午前中、期先を含む複数の限月が20円超の上昇で推移。円高が圧迫要因。午後の取引は上げ幅を縮小したが、堅調に推移し、15円超の上げ幅を維持して引けた。銀は新規材料不足でまばらな商いのなか、先限が売り優勢。

石油

原油先限帳入値21830円(前日比-340円)ガソリン先限帳入値31410円(前日比-650円)灯油先限帳入値31950円(前日比-300円)東京石油市場は軟調。米エネルギー情報局(EIA)の週報は堅調な内容だった一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の景気見通しが慎重だったことが需要の回復見通しを曇らせた。石油輸出国機構(OPEC)が月報で需要見通しを再び下方修正したことも圧迫要因。円相場が1ドル=106円後半で円高・ドル安推移していることや、時間外取引でニューヨーク原油6月限の上値が重いことも国内市場を押し下げている。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は期近高の期先安、ガソリンは続落、灯油も期先から軟調。為替が1ドル=106円台後半まで円高に振れるなか、前日の海外原油先物が下落したことに圧迫された。ただ、この日のアジアの時間帯の夜間取引ではやや戻しており、この日のドバイ原油の現物が前日より堅調に推移していることで、下値も堅く一部限月はプラス引けした。主要3油種では、原油が現物高を背景にして、期近からプラス引けして、当先の順ザヤ(期近安の期先高)を縮小する展開。また、引き続きETF絡みのロールオーバーと見られる商いで、期先2本の出来高が膨らんだ。ガソリンは最も基調が弱く、全限月が3ケタ安となった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値151.1円(前日比-1.0円)TSR20先限帳入値 出来ず。ゴムRSS3号は、軒並み続落。寄り付きでは、上海夜間は小高く推移したものの、米株安や原油安を嫌気して、売りがやや優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムが軟調な展開となったことを受けて、売り物がちで推移している。TSR20は、出来ず。上海総合株価指数も下落しており、ゴム市場も買われにくい状況となっている。ただ、産地価格をみると、積極的に売り込むような状況でもなく、ゴム相場は様子見気分が強まっている。上海総合株価指数も下落しており、ゴム市場も買われにくい状況とシンガポール市場は、RSS3号が出来ず、TSR20は総じて小幅安となっている。上海ゴムは、総じて続伸。午後もゴムRSS3号は小幅続落。序盤は、米株安や原油安を嫌気して、売りがやや優勢となった。その後は、場中の円高や日中取引の上海ゴムが軟化したことを受けて、売り物がちで推移した。TSR20は、午後も出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22160円(前日比-180円)とうもろこしは、期先3本が下落。前日のシカゴ安、円相場が1ドル=106円台後半に上昇から売り優勢。先限は序盤、前日の終値まで戻したが、円強含みから軟化し、2万2160円まで下落。いったん下値を切り上げたが、夜間取引の安値2万2110円に顔合わせする下落。


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