夕刊:2020/05/18

一時、弱含む場面もみられるも日経は2万円をキープして引ける。金は最高値更新で6000円台に突入。オイルも総じて全限月しっかり。

為替

東京外為市場は、ドル円は107.10円前後での推移と、若干ドル安円高。ドルは全般に売りが出る流れでユーロドルが1.0810台から1.0825近辺までユーロ高ドル安に。一方、目立っているのは資源国通貨の上昇。ドル円の下げにも関わらず、豪ドル円やNZドル円などは大きく買われる展開に。豪ドル円は朝の68円60銭台から69円台を回復し、69円10銭前後での推移に。NZドル円も63円50銭割れから63円80銭台まで上値を伸ばしている。NY原油先物が先週末に続いて週明けの時間外取引でも大きく買われており、3月17日以来の30ドル台を回復していることが、資源国通貨高につながっている。対ドルでもオセアニア通貨はしっかり買われており、豪ドルは対ドルで0.6400台から0.6450超え。NZドルも0.5910台から0.5960前後まで上昇。午後の外為市場は、ドル円は107円10銭台の狭いレンジでもみ合った。週明けのオセアニア市場でややドル安円高の動きが強まり、107円00銭台へ値を落としたドル円は、その後の買い戻しで107円20銭台まで値を戻すも、107円30銭を付けきれず、午後に入ると107円10銭台を中心とした狭いレンジでのもみ合いに終始した。今日は目立った材料がなく、上下ともに積極的な取引を手控える動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比96円高の20133.73円。前場の日経平均株価は前営業日比140円32銭高の2万177円79銭と続伸。東証1部の売買高概算は6億1612万株、売買代金概算は9723億7000万円。値上がり銘柄数は1027、対して値下がり銘柄数は1039、変わらずは101銘柄だった。足もとは経済活動再開に向けた動きをポジティブ視して買いが優勢となっている。前週末の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数など主要株指数が上昇しており、きょうは中国や香港など堅調なアジア株市場も横目にリスクを取る動きが強まった。朝方は米中対立が先鋭化していることへの警戒感から2万円大台を割り込む瞬間もあったが、その後は再び広範囲に買い戻された。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数はいずれも1000を超え拮抗している。なお、売買代金は1兆円に届かなかった。午後は一時2万円の節目を割り込んだものの、すぐに回復するなど底堅い動きを見せた。5日移動平均線は下向きながら、10日移動平均線は上向きで推移している。そうした中、雲の上限手前でのもみ合いとなっており、25日移動平均線がサポートとなって、もみ合い後は一段と上値を追う展開となりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6084円(前日比+102円)銀先限帳入値59.9円(前日比+3.6円)白金先限帳入値2771円(前日比+129円)パラジウム先限帳入値6618円(前日比+493円)東京金、銀は、続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。金のドル建て現物相場は、堅調。前週末の海外市場では、米経済指標の悪化などを受けて堅調となった。アジア市場では、朝方の1752.64ドルから堅調となり、2012年10月以来の高値1759.36ドルを付けた。午後の金、銀は総じて続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けて上値を伸ばし、先限が上場来高値を更新した。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。米経済指標や米中関係の悪化が支援要因となった。米小売売上高や米鉱工業生産が大幅に悪化した。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米経済は回復するが、その過程は2021年末まで長引く可能性があると述べた。また必要ならさらなる行動が可能だと述べた。一方、米商務省が中国の華為技術(ファーウェイ)に対する規制を強化しており、米中関係の悪化に対する懸念も金の支援要因である。金ETF(上場投信)への逃避買いが続くと、1800ドルの節目を目指すことになりそうだ。

石油

原油先限帳入値24240円(前日比+810円)ガソリン先限帳入値33470円(前日比+680円)灯油先限帳入値33640円(前日比+870円)東京石油市場は大幅高。15日の海外原油市場でニューヨーク原油、ブレント原油とも期近が直近の高値を更新。週明けのニューヨーク原油時間外取引の続伸を背景に原油から買い優勢。ガソリンは原油に歩調を合わせ先限から買い先行。灯油も原油、ガソリンの大幅高に支援され、地合いを引き締めた。日中取引開始後、東京原油先限は2万4000円台に乗せた。2万4180円まで上げ幅を拡大後、上げ幅を縮小したが、2万4010円で買い支えられた。午前10時過ぎから一段高となり、2万4300円まで上げ幅を拡大した。短期筋の利食い売りなどで上げ幅を縮小も2万4100円台で堅調。午後の石油市場は総じて続伸。為替が1ドル=107円台前半でのもみ合いとなるなか、15日の海外原油先物がさらに上伸して戻り高値を更新したことに支援された。また、週明けのアジアの時間帯の夜間取引も一段高となり、この日のドバイ原油の現物も続伸している。主要3油種では、原油とガソリンは先限が一代高値を更新した。また、原油は期先2本に相変わらずETF絡みのロールオーバーの商いが入っている模様で、出来高が膨らんだ。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値151.4円(前日比-1.6円)TSR20先限帳入値 出来ず。午前中のゴムRSS3号は、総じて小安い。寄り付きでは、15日の原油高などを好感し、買いが優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムが序盤に上昇したものの、中盤に入ると、上げ幅を縮小したことから、東京ゴムも地合いを緩め、マイナスサイドに転じる限月が目立っている。TSR20は、出来ず。後場のゴムRSS3号は反落。寄り付きでは、15日の原油高などを好感し、買いが優勢。その後、日中取引の上海ゴムが序盤に上昇したが、中盤に入ると、上げ幅を削る展開から、東京ゴムは地合いを緩め、マイナスサイドに転じた。午後は薄商いのなか、安もちあい商状。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22430円(前日比+140円)とうもろこしは、まちまち。先限は2万2400円台で堅調に推移。17日のシカゴ期近高や原油高が支援材料。ただし商いは出来高が50枚に届かず、閑散商い。先限は閑散商いのなか、寄り付き直後に2万2450円まで上昇。上げ幅縮小もシカゴ夜間取引が小幅続伸や原油高から売りは手控えられ、堅調。午後はまちまち。期先は15日のシカゴ期近高、週明けのシカゴ夜間続伸や、原油高に支援され、買い優勢。期近2本はそれぞれ出来高1枚の商いで売り優勢。


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