夕刊:2020/05/19

ゴールドは利食い売りもでて大幅反落。日経平均株価は大幅上昇。オイルもほぼ全限月4桁高。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は107.46円付近まで小幅高。世界的に新型コロナウイルスの流行が一巡し、各国が経済活動を再開していることでややリスク選好的な雰囲気となっているが、東京時間帯の動意は限定的。ドル円の値幅は20銭程度で、ニューヨーク時間帯のレンジを維持している。ユーロ円は117円前半で推移。ドイツとフランスが5000億ユーロ規模の復興基金創設で合意したことで戻りを試す展開となっている。ただ、前日高値圏で目立った値動きはみられない。豪ドル円は70.37円付近まで強含み、3月以来の高値を更新した後、失速気味。NZドル円は64円後半でしっかり。ホークスビーNZ中銀総裁補佐は量的緩和の拡大はおそらく必要ないとの認識を示している。午後の外為市場は、ドル円は107円40銭前後の推移。午後も含め、朝から何度か上値を試すものの107円45銭近辺までとなっている。昨日海外市場で107円台半ばからの買いには慎重な動きが見られたことから、積極的なドル買いを手控える動きも。もっとも下値もしっかり。株高の動きなどがドル円、クロス円の支えとなっている。朝方NY原油先物が33ドルを超え、NY市場の高値を更新する動きを見せたこともあり、上昇を見せた豪ドル。4月末、5月7日と上値を抑えた70円17銭前後を超えて70円30銭台まで上値を伸ばしたものの、その後はNY原油に利益確定売りが出たこともあり、69円80銭台まで値を落とした。午後に入って再びNY原油に買いが入ると、豪ドル円も70円台をしっかり回復して70円20銭前後での推移となっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日299円高の20433.45円。前場の日経平均株価は前営業日比383円69銭高の2万517円42銭と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は8億3046万株、売買代金概算は1兆2304億8000万円。値上がり銘柄数は1510、対して値下がり銘柄数は583、変わらずは77銘柄だった。前日の米国株市場でNYダウが一時1000ドル超の上昇をみせるなど大きく買われたことを受け、東京市場でも主力株を中心にリスクを取る動きが強まった。米国ではワクチンの早期開発期待が経済正常化に向けた思惑につながり、景気敏感株中心に全面高に買われたが、東京市場でも前日に売り込まれた半導体や電子部品株に買い戻す動きが目立った。ただ、日経平均は一時500円を超える上昇をみせたものの、その後は利益確定売りに伸び悩んだ。米中摩擦の激化に対する警戒感は根強い。値上がり銘柄数も全体の約7割にとどまっている。午後は20,500円の節目を一時回復した。5日移動平均線は上向きに転換している。10日移動平均線や25日移動平均線は上向きを維持している。10日移動平均線や一目均衡表の転換線をサポートに上値を追う展開が見込まれる。

貴金属

金先限帳入値6003円(前日比-81円)銀先限帳入値59.4円(前日比-0.5円)白金先限帳入値2798円(前日比+27円)パラジウム先限帳入値6994円(前日比+376円)午前中の金、銀は、総じて反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、円安一服を受けて軟調となったが、ドル建て現物相場の堅調が下支えになった。銀はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢となった。金は米中関係の悪化に対する懸念や新型コロナウイルス感染に対する警戒感を受けて週明けに一段高となったが、ニューヨーク市場で株高を背景に利食い売りが出て上げ一服となった。中国北東部では、新型コロナウイルスの感染者増加で1憶0800万人の住民が再び移動制限を課された。またインドでは全国的なロックダウン(都市封鎖)を31日まで延長した。金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、株高などを背景に利食い売りが出て反落した。アジア市場では、朝方の1733.70ドルから、押し目を買われて堅調となった。午後は、総じて反落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、円安一服を受けて軟調となったが、ドル建て現物相場の堅調が下支えとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服を受け、もみ合いとなった。銀はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢となった。

石油

原油先限帳入値25320円(前日比+1080円)ガソリン先限帳入値34520円(前日比+1050円)灯油先限帳入値34820円(前日比+1180円)前場の東京石油市場は大幅高。世界的に新型コロナウイルスの流行が一巡し、石油需要が回復に向かっていることが戻りを支援している。石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が減産合意を遵守し、輸出量が急減していると伝わっていることも手がかり。時間外取引でニューヨーク原油は堅調に推移。円相場は1ドル=107円前半で取引されており、前日水準とほぼ変わらず。時間外取引でニューヨーク原油は堅調だが、前日高値水準では上値が抑えられている。6月限は前日比0.55ドル高の32.20ドルで推移。本日これまでのレンジは32.05~32.91ドル。午後は総じて続伸。為替が1ドル=107円台前半でやや円安に振れるなか、前日の海外原油先物が急伸してさらに戻り高値を更新したことに支援された。また、この日のアジアの時間帯の夜間取引も一段高となり、この日のドバイ原油の現物も続伸している。主要3油種は、一部限月を除き軒並み4ケタ高となり、原油、ガソリン、灯油すべて先限が一代高値を更新した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値153.7円(前日比+2.3円)TSR20先限帳入値 出来ず。ゴムRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、上海夜間高に加え、米株高やNY原油高を受けて、買いが先行した。その後も、日中取引の上海ゴムが一段高となったことから買いが先行している。東京RSS3号先限は、4月9日以降、おおむね150-155円前後でのレンジ相場が続いている。ただ、ここにきて、新型コロナウイルスに対するワクチン開発に明るい兆しがみられ、アフターコロナの動きが出ている。株式市場は、やや過剰に反応している感はあるが、ゴム市場に株高を好感した買いが入れば、レンジから上放れる可能性がある。155円をしっかりと上抜くと、次の目標は、4月20日の高値156.9円になる。同水準も突破すれば、160円の節目を目指した展開となる。午後の相場は反発。序盤から上海ゴム夜間取引が堅調に推移、株高、円小幅安から買い先行。強材料が揃ったが、閑散商いの中の上昇にとどまった。TSR20は出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22310円(前日比-120円)コーンは、総じて下落。序盤、売り優勢後、期先3本が小高くなる場面があった。円相場が1ドル=107.40円台まで弱含み、米国産コーンの生育が順調なことと強弱材料が交錯しているが、午前10時過ぎから地合いを緩めた。先限は閑散商いのなか、軟化。特に決定的な売り材料はないが、米国産コーンの生育が順調なことを背景にした小口の売りが優勢もよう。5月先限の発会値2万2360円を再度、割り込み売り方に有利な値位置。午後は、期先3本が下落。日中取引の最初の1時間ほどは方向感なく推移。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。