夕刊:2020/05/20

日経平均株価はしっかりで終値20500円をキープ。ゴールドも反発。オイルはまちまち。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は107.98円付近まで強含んだ後、伸び悩んでいる。22日に日銀の臨時会合が行われることになったが、追加緩和の手段が限られるなかで円売りは限定的。日銀は中小企業に対する資金支援策を導入する見通し。世界保健機関(WHO)の年次総会を経て、米中の対立が一段と激しくなっていることもドル円の上値を抑えている。戻りを試す流れとなっているユーロ円は117円後半で推移。ただ、本日の高値は118.09円までとなっており、前日と同様に118円の節目水準が重い。昨日、71円の節目を試した豪ドル円は上げが一服気味。70.78円付近まで強含んだ後は70円半ばで取引されている。NZドル円は65.99円付近まで水準を切り上げたが、66円ちょうど付近が先月から抵抗となっており、本日も頭が抑えられている。午後の外為市場は、ドル円は107円70銭台を中心としたもみ合いに終始した。午前中は前日の海外市場で108円台を付けた流れに加え、ゴトウビがらみのドル買い円売りもあり、108円手前まで上昇する場面が見られたが、昨日の上値トライで108円台での買いに慎重姿勢が見られたこともあり、この時間帯は大台を付けきれずに失速。もっとも下がったところでは買いが出る流れとなっており、ドル円はもみ合いに。NY原油の堅調な動きもあり、午前中は堅調な動きを見せていた豪ドルやカナダドルなどの資源国通貨も、午後には動きが落ち着き、狭いレンジでのもみ合いに終始するなど様子見ムードとなっている。本日中銀総裁や幹部らの議会証言が予定されている英ポンドは1.2260前後での推移。ここにきてホールデン英中銀チーフエコノミストらからマイナス金利導入の可能性についての発言が見られるが、ベイリー英中銀総裁は慎重姿勢を崩さないとみられており、ポンドは比較的しっかりとした動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比161円高の20595.15円。前場の日経平均株価は前営業日比151円19銭高の2万584円64銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億2040万株、売買代金概算は9499億6000万円。値上がり銘柄数は1120、対して値下がり銘柄数は926、変わらずは115銘柄だった。前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が下げたにもかかわらず、相場全般は強さを発揮し、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。米中貿易交渉第1段階の合意が破棄されるのではないかという懸念があったが、これについてはクドロー米国家経済会議委員長がその可能性について明確に否定したことが伝わり、警戒感が後退し買い戻しの動きを助長する形となった。日経平均は一時2万600円台まで上値を伸ばす場面があった。ただ、値下がり銘柄数も900を超えるなど多く、全体売買代金は1兆円に届かなかった。米株安には反応薄で、高寄り後も堅調な推移を見せた。5日移動平均線、10日移動平均線や25日移動平均線は上向きを維持している。一目均衡表の雲の上で上値を追う動きとなり、もみ合いながら上昇基調で推移している。

貴金属

金先限帳入値6062円(前日比+59円)銀先限帳入値2881円(前日比+83円)白金先限帳入値2881円(前日比+83円)パラジウム先限帳入値7126円(前日比+132円)金はニューヨー高を受けて買い優勢で始まった。その後も、円安傾向や現物の底堅い足取りが下支えになった。銀は金の堅調とドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢となった。金はトランプ大統領が世界保険機構(WHO)のテドロス事務局長に書簡を送り、資金を恒久的に引き上げると通告したことを受けて、米国のWHO脱退や米中対立の激化懸念が強まったことに加え、パウエルFRB議長が議会証言で「米経済は誰も記憶にないほど大規模な打撃に直面」と発言したことを受けた米経済不安から逃避買い需要が膨らんだ。金のドル建て現物相場は、堅調。午前6時頃、1742ドルの安値をつけたが、早々に1745ドル水準に戻した。その後、1743ドルが支持線となり、10時頃から一段高となり、1750.68ドルまで上昇。米中間の緊張からこの水準でも買い意欲が強い。午後は、総じて反発。金はニューヨーク高を引き継ぎ、現物価格が1740ドル台半ばで推移、1ドル=107円台後半に下落から前半の取引で60円超の上昇で推移。ドル建て現物相場が一段高となると、上げ幅を拡大し、80円高前後まで上昇が続出した。午後に入ると、ドル建て現物相場の上げ一服を受け、期中から期先が60円高程度の上昇で引けた。銀はニューヨーク大幅高、ドル建て現物相場が1750セント台で推移、円安に支援され、期近8月限が売り優勢を除き、堅調。

石油

原油先限帳入値25140円(前日比-180円)ガソリン先限帳入値34120円(前日比-310円)灯油先限帳入値34510円(前日比-310円)午前中の東京石油市場は軟調。新型コロナウイルスの流行が抑制されつつあるなかで、石油需要の回復見通しを織り込み戻りが続いてきたが、買い戻しが一巡しつつある。今晩の米エネルギー情報局(EIA)の週報を控えた模様眺めムードも値動きを停滞させている。円相場が1ドル=107円後半で円安推移していることは支援要因。日中取引開始後、東京原油先限は2万5130円まで下げ幅を縮小する場面があった。ただ、2万5000円の節目を超える水準は重い。午後の石油市場は総じて続伸。為替が1ドル=107円台後半まで円安に振れるなか、前日の海外原油先物は小幅にニューヨーク原油高のブレント原油安となったが、この日のドバイ原油の現物が下落していることに圧迫された。主要3油種は、総じて軟調だったが、ガソリン、灯油の当限は4ケタの急反発となった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値154.9円(前日比+1.2円)TSR20先限帳入値 出来ず前場の東京ゴムRSS3号は、軒並み高。序盤は、強弱材料が交錯する中、方向性に欠ける展開となった。だがその後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことを受けて、買い優勢となっている。RSS3号は続伸。序盤は、強弱材料が交錯する中、小動きとなった。その後、株高や日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、東京ゴムも上昇し、先限は155.0円まで水準を引き上げた。ただ、同水準では、伸び悩んだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22430円(前日比+120円)東京コーンは、期先3本が上昇。19日のシカゴ期近が小幅高で引けたこと、円相場が1ドル=107円台後半に下落から買い優勢。先限は前半の取引で上げ幅を縮小したがら再度、上げ幅を拡大し、3ケタ高。シカゴ夜間取引は小反落。午前11時現在、期近7月限は前日比1.75セント安の319.50セント。午後は前日のシカゴが小幅高となったことに支援された。約定した期先3本が堅調に引けた。ただ、この日のアジアの時間帯のシカゴの夜間取引が弱含みとなっていることで、上げ幅は抑えられた。


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