夕刊:2020/05/22

石油三品はほぼ全限月4桁安。東商金も安い。日経平均株価は前日比安も2万円台はキープ。

為替

午前中の外為市場のは、リスク回避の円買いやドル買いが優勢。ドル円は107.55円付近まで円買いに押された。中国の全国人民代表大会(全人代)が開幕しており、中国政府は米国との第1弾の通商合意を履行すると表明した一方で、人民元を秩序ある水準で基本的に安定させる方針を示すなど、これまでの経済の舵取りを維持することも表明した。本日の全人代では国家安全法が審議され、香港市民の自由がさらに失われる見通しであることも警戒感を煽っている。トランプ米大統領は国家安全法に対して強く対処すると明言している。日銀の臨時会合を受けてドル円やクロス円はやや変動したものの、コロナ禍を背景とした中小企業支援が決定されただけであり、円相場を強く刺激する内容ではなかった。ユーロ円は117.66円付近、豪ドル円は70.39円付近、NZドル円は65.70円付近まで下落。ユーロ/ドルは1.0936ドル付近、ポンド/ドルは1.2207ドル付近、豪ドル/ドルは0.6542ドル付近まで弱含み。午後の外為市場は、ドル円は107円40銭台での推移となった。午前中に107円76銭まで上昇する場面が見られたが、2012年以来の臨時会合となった日銀会合で、事前見通し通り中小企業に対する新たな資金繰り支援制度が発表されると円買いの動きが広がった。現行政策についての現状維持も含め基本的に見通し通りとなったが、イベントクリアでドル売り円買いが出た形。また、中国全人代もドル売り円買いに寄与した。こうした状況受けてドル円は107円40銭台までドル安円高が進む展開に。ユーロ円や豪ドル円などのクロス円も、軒並み円高が進んでおり、警戒感が広がる展開となっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比164円安の20388.16円。前場の日経平均株価は前日比90円20銭安の2万462円11銭。前場の東証1部の売買高概算は5億6742万株、売買代金は約8965億円。値上がり銘柄数は672、値下がり銘柄数は1403、変わらずは88銘柄だった。日経平均株価は軟調。21日の米株式市場でNYダウが前日比101ドル安と反落した。これを受け、寄り付きの日経平均株価は小幅に上昇してスタートしたが、米中対立への警戒感が強まるなか上値は重く、買い一巡後はマイナス圏に下落した。日銀は臨時の金融政策決定会合を開催し、中小企業などの資金繰り支援のための「新たな資金供給手段」の導入を決定したが、市場の反応は限定的だった。午後も前日比マイナス圏で推移。東証1部の売買高概算は12億2919万株。売買代金概算は1兆9334億3000万円と薄商いだった。値上がり銘柄数は631と全体の29%、値下がり銘柄数は1463、変わらずは77銘柄だった。

貴金属

金先限帳入値5992円(前日比-27円)銀先限帳入値58.3円(前日比-1.4円)白金先限帳入値2825円(前日比-45円)パラジウム先限帳入値6952円(前日比-208円)午前中の金、銀は、続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後はドル建て現物相場の堅調が下支えになったが、円高を受けて戻りを売られた。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場では、ドル高や経済指標の改善を受けて売り優勢となった。アジア市場では、朝方の1725.70ドルから、押し目を買われて堅調となった。午後は、総じて続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目が買われたことが下支えになったが、円高に上値を抑えられた。午後に入ると、リスク回避の円高を受けて軟調となったが、ドル建て現物相場が地合いを引き締めると、下げ一服となった。銀もニューヨーク安と円高を受けて売り優勢となった。

石油

原油先限帳入値24950円(前日比-1730円)ガソリン先限帳入値34310円(前日比-1290円)灯油先限帳入値33820円(前日比-2070円)午前中の東京石油市場は下落からスタート。本日から始まっている全国人民代表大会(全人代)で国家安全法が審議され、香港市民の自由がさらに失われる見通しであることから警戒感が高まっている。新型コロナウイルスの流行を経て、主要国は経済的に中国と距離を取り始めており、香港の自由を巡って確執がさらに広がるリスクが意識されている。ニューヨーク市場がメモリアルデーを含めた3連休となることも調整売りを誘っている。円相場は1ドル=107円半ばで小動き。臨時で行われた日銀金融政策決定会合の結果は特に材料視されていない。石油市場は急反落。為替が1ドル=107円台前半までやや円高に振れるなか、前日の海外原油先物は小幅続伸したものの、この日のアジアの時間帯の夜間取引が急落したことに圧迫された。この日のドバイ原油の現物も下落している。主要3油種は、このところ高値更新が続いていたため、買い方の利食い売りが出やすい環境もあり、この日はおおむね4ケタの大幅安に沈んだ。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値151.5円(前日比-4.0円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み安。序盤は、上海夜間安や株安を背景に売りが優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一段安となったことを嫌気して、下げ幅を拡大している。原油が4ケタ安まで下げ足を速めていることも売り材料になっているもよう。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22210円(前日比-260円)コーンは、期先3本が3ケタ安で軟調。新規材料不足で閑散商いで玉の出方次第だが、先限が3ケタ安。期先1、3月限も追随した。21日のシカゴ安から先限は小口の手じまい売り優勢ムード。シカゴ夜間取引は小動き、円相場は1ドル=107.60円台で推移で新規材料不足。期近7月限は150円高。先限は日中取引で2万2320円までジリ安。支持線の22300円は維持しているが、戻り鈍く、一段安が警戒される。流動性が低下しており、小口の売りで支持線割れとなる潜在的なリスクはある。午後は前日のシカゴ安を背景に序盤、先限から売り優勢。期先、期中の他限月も追随した。午後はシカゴ夜間取引小幅続落や他商品の下落で下げ幅を拡大。先限は2万2200円まで下落。期近7月限は150円高。


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