夕刊:2020/05/26

緊急事態宣言解除や黒田日銀総裁のコメントを好感し日経は21000円台へ突入。東証金も終値で6000円台をキープ。石油三品もしっかり。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107.92円付近まで上昇した。米バイオ医薬品会社のノババックスが新型コロナウイルスのワクチン開発で、臨床試験を開始したと発表したこともあって、リスク選好的な雰囲気となっている。日経平均株価は3月以来の高値を更新。楽観的なムードのなかで円売り・ドル売りとなっているが、ドル円では円売りのほうが優勢。ユーロ円は117.75円付近、ポンド円は131.83円付近、豪ドル円は70,95円付近まで上げた。ユーロ/ドルは1.0914ドル付近、ポンド/ドルは1.2223ドル付近、豪ドル/ドルは0.6575ドル付近まで強含み。午後の外為市場は、ドル円は107円80銭台での推移。朝方黒田日銀総裁の必要とあれば躊躇なく追加緩和発言などで107円90銭台まで上昇した後、少し調整が入って107円80銭台での推移が続いている。ユーロは対ドル、対円で朝からの買い基調が継続。ユーロ円は午前中の高値117円75銭近辺を超えて117円80銭を付ける動きに。ユーロドルも1.0915を超えて上昇に弾みがついた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比529円高の21271.17円。前場から日経平均株価は前営業日比455円39銭高の2万1197円04銭と大幅続伸でスタート。前場の東証1部の売買高概算は6億6933万株、売買代金概算は1兆1102億3000万円。値上がり銘柄数は1562、対して値下がり銘柄数は522、変わらずは84銘柄だった。前日の米国株市場は休場だったものの、欧州株市場でドイツやフランスなどが大きく買われ、この流れが東京市場にも波及した。緊急事態宣言の全面的解除を拠りどころに経済活動の再開期待からリスクを取る動きが優勢。特に空運株などをはじめ空売り筋の買い戻しが加速し、踏み上げ相場の様相を呈すなか日経平均は上げ幅を拡大した。前場は450円あまりの上昇で高値引けとなり、節目の2万1000円台を回復した。午後も一段と上値を追う展開。ただ、解離も厳しきくなってきており、一端の調整があっても不思議ではない。基本は押し目を買われる状況に現状変化なし。

貴金属

金先限帳入値6007円(前日比+21円)銀先限帳入値60.4円(前日比+1.4円)白金先限帳入値2914円(前日比+65円)パラジウム先限帳入値7058円(前日比+316円)金は反発、銀は続伸。金は経済活動再開に対する期待感などを受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けてプラスサイドに転じると、円安も支援要因となって上値を伸ばした。銀はドル建て現物相場の上昇や円安を受けて買い優勢となった。東京金先限は日中取引で序盤の安値5981円から地合いを引き締め、6015円まで上昇した。ドル建て現物相場の押し目が買われた。円相場は1ドル=107円台後半で円安に振れた。銀先限は60.5円まで上昇した。午後も金は上昇、銀は期先2本が続伸で堅調。金は寄り付き後は小幅安で推移したが、前半の取引からドル建て現物相場の上昇を背景に地合いを引き締めた。20円超の上昇が目立った。期近8月限を除き、6000円を維持して引けた。

石油

原油先限帳入値26300円(前日比+500円)ガソリン先限帳入値36500円(前日比-0円)灯油先限帳入値36450円(前日比-0円)石油市場は堅調。石油需要の回復見通しを背景に、時間外取引でニューヨーク原油が堅調に推移しているほか、円相場が1ドル=107円後半で円安に振れていることが国内市場を押し上げている。昨日のニューヨーク市場やロンドン市場は休場だったが、株価も堅調で、金融市場は全般的にリスク選好的な動きとなっている。新型コロナウイルスのワクチン開発に期待が高まっている。時間外取引でニューヨーク原油は上昇。7月限は前日比0.80ドル高の34.05ドルで推移。本日これまでのレンジは32.48~34.18ドル。午後も続伸。為替が1ドル=107円台後半でやや円安に振れるなか、前日の米国の祝日のニューヨーク原油の短縮取引が上伸して、この日のアジアの時間帯も一段高となっていることに支援された。この日のドバイ原油の現物も上昇している。主要3油種では、ガソリン、灯油の新甫が発会するなか、原油に比べて相対的に上げ幅が大きくなり、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)が拡大した。前営業日比は、ガソリンが690~1110円高、灯油が変わらず~990円高、軽油が出来ずだが、名目値で300円高。原油が80~530円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値154.6円(前日比+0円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて堅調。寄り付きでは、手掛り材料難の中、売り物がちの展開となった。だが、その後は、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めてことや経済再開期待からの株高を好感し、総じて買いが先行する展開となっている。RSS3号新甫2020年11月限は、153.5円で発会した。午後も総じて上昇。序盤は、手掛り材料難の中、売りがやや優勢となる場面があった。ただ、その後は、非常事態宣言が解除されたことを好感した株高などを背景に、買いが優勢となった。新甫11月限は、153.5円で発会し、154.6円で引けた。大引けのRSS3は、前営業日比0.6円安~1.5円高、TSR20は出来ず。RSS3号10月限は同0.6円安の152.3円、TSR20は11月限は同変わらずの124.0円。総出来高はRSS3号が3388枚、TSR20は0枚。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22320円(前日比-50円)コーンは、まちまち。当先が売り優勢で推移後、先限はプラスサイドに浮上。3連休明けシカゴコーン夜間取引が弱含みから変わらずで推移もインパクト不足で出来高が40枚に満たない閑散商いで玉の出方次第の展開。先限は2万2290円まで軟化したが、2万2400円まで反転。原油、金など他商品の上昇が支援材料。午後は総じて下落。期先3月限は小幅高を維持したが、先限はマイナスサイドに再軟化。前半に付けた安値2万2290円が支持線となった。


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