夕刊:2020/05/29

貴金属は金、白金ともに軟調。日経平均株価は22000円を目前にブレーキ。オイルは小幅高。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は下落。107.38円付近まで円買いが優勢となっている。昨日、中国の全国人民代表大会は香港の国家安全法を制定することを決定し、香港を巡る緊迫感が高まっている。本日、トランプ米大統領は会見を行う予定となっており、米国を中心とした西側諸国と中国の緊迫感が一段と高まる見通し。ただ、今週のドル円は107円台でこう着感が強く、本日も足元のレンジ内を維持している。ユーロ円は118.98円付近、ポンド円は132.30円付近、豪ドル円は71.14円付近まで水準を切り下げた。午後の外為市場は、ドル円は107.09円付近まで下落。欧州勢の本格参加を控え、ユーロドルが前日高値を上回り一段高となったことがドル円を圧迫した。ユーロドルは1.1111ドル付近まで上昇し、3月以来のユーロ高・ドル安水準を更新。香港情勢が緊迫化するなかで、円相場が香港から流出した資金の受け皿となる可能性があることは円買いを後押し。ユーロ円は118.87円付近、ポンド円は132.21円付近、豪ドル円は71.14円付近まで軟化。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は、前日比38円安の21877.89円。午前中は日経平均株価は前日比62円31銭安の2万1854円00銭で終える。東証1部の売買高概算は7億25万株、売買代金は約1兆2084億円。値上がり銘柄数は937、値下がり銘柄数は1152、変わらずは78銘柄だった。日経平均株価は軟調。28日の米株式市場は、米国による中国に対する経済制裁が警戒されNYダウは下落した。これを受け、日経平均株価も寄り付きから売り先行でスタートし、一時200円を超す下げ幅となった。ただ、売り一巡後は下げ渋る展開となっている。後場は小さなレンジで行ったり来たり。多少売られる場面もみられるも下げ渋った形。ボリンジャーバンドのバンド幅も拡大傾向にあることから、過熱感から調整する場面を交えながら、上昇基調が継続するとみられる。

貴金属

金先限帳入値5933円(前日比-46円)銀先限帳入値60.0円(前日比-0.3円)白金先限帳入値2831円(前日比-36円)パラジウム先限帳入値6699円(前日比-178円)金、銀は総じて反落。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服と円高進行を受けて軟調となったが、ドル建て現物相場の押し目が買われると、下げ一服となった。銀も円高を受けて売り優勢となった。金のドル建て現物相場は、下げ一服。きのうの海外市場では、米中の対立に対する懸念を受けて堅調となったが、ニューヨーク市場での序盤の株高を受けて上げ一服となった。アジア市場では、朝方の1720.10ドルから、1712ドル台に下落する場面も見られたが、株安を受けて押し目を買われた。午後も総じて反落。金は円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服や円高進行を受けて軟調となった。ただドル建て現物相場の押し目が買われると、下げ一服となった。午後に入ると、円高とドル建て現物相場の堅調を受け、もみ合いとなった。銀も円高を受けて売り優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが46~22円安、ゴールドスポットが21円安、銀が0.3円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値25230円(前日比+450円)ガソリン先限帳入値35120円(前日比+220円)灯油先限帳入値35030円(前日比-70円)前場の東京石油市場は堅調。一時4ケタ超上昇する限月もあった。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫は増加したものの、製油所稼働率が回復し、在庫の取り崩し圧力が一段と強まる兆候があることが相場を押し上げている。ただ、中国政府は香港の国家安全法を制定することを決定し、香港を巡る緊迫感が高まっていることは圧迫要因。時間外取引でニューヨーク原油7月限は軟調。円相場は1ドル=107.40円付近まで円高推移。午後は総じて反発。為替は1ドル=107円台前半まで円高に振れているものの、前日の海外原油先物が上伸したことに支援されたが、この日のアジアの時間帯の夜間取引で軟化していることで、国内夜間取引の高値からは上げ幅を縮小した。主要3油種では、原油の上げ幅が相対的に大きくなり、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)が縮小する限月が多くなった。前営業日比は、ガソリンが変わらず~450円高、灯油が200円安~500円高、軽油が出来ずだが、名目値で500円高。原油が200円安~590円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値153.5円(前日比-0.1円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて小安い。序盤は、手掛り材料難の中、玉次第の展開となった。その後も、特に目立った材料が見当たらない中、ドル円がやや円高方向に振れたことから、総じて弱含んでいる。本日トランプ大統領の対中問題に対する演説が予定されている。一段と米中関係が悪化する可能性がある。その場合だが、天然ゴムの最大の需要先が中国、二番目が米国であり、その両国が経済的なダメージを受けるようなら、ゴム相場にとっても売り材料となる。午後のゴムRSS3号は軒並み安。序盤は、手掛り材料難の中、玉次第の展開となった。中盤以降は、上海ゴムが売り物がちの展開となったことや、シンガポール安などを背景に売りが優勢となった、TSR20は、出来ず

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22740円(前日比+440円)コーンは軒並み上昇。前日のシカゴ上伸を背景に期先3本と期近7月限が3ケタ高。先限は2万2500円を試す上昇後、さらに上げ幅を拡大し、2万2560円の高値をつけた。今月21日の高値2万2570円に接近。最近のレンジ相場の上限、抵抗線を意識する展開。幾分、上げ幅を縮小しているが、おおむね高もちあい。 シカゴ夜間取引が小幅続伸で推移も買い方に有利に働いている。午後は大幅続伸。序盤からシカゴコーンの上伸を背景に3ケタ高が続出した。中盤以降も期先2本は上げ幅を拡大の動きが続いた。先限は終盤に2万2770円の高値をつけた。


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