夕刊:2020/06/01

日経平均株価は22000円台へ突入。東商金も大陽線。オイルも概ね全限月高い。

為替

午前中の外為市場は、円相場の動意は限定的だが、リスク選好的な雰囲気のなかで欧州通貨や資源国通貨の上げが目につく。香港の国家安全法を巡り、米国が中国が保有する米国債の一部償還を拒否するとの警戒感があったものの、杞憂に終わったことが背景。ドル円は107.64~86円付近で小動き。先週までの流れを引き継ぎ、ユーロ/ドルは1.11ドル前半で底堅いほか、ポンド/ドルは1.2412ドル付近まで上昇。英FTによると、英政府は夏前に大規模な景気刺激策を打ち出す方針。豪ドル/ドルは0.6738ドル付近まで上昇し、2月以来の高値を更新。抵抗だった200日移動平均線を鮮明に上抜いた。NZドル/ドルは0.6245ドル付近まで上げ、3月以来の高値をやや塗り替えている。ユーロ円は119.98円付近、ポンド円は133.67円付近、豪ドル円は72.56円付近、NZドル円は67.25円付近まで堅調に推移。午後の外為市場は、ドル円は107.50銭台まで値を落とすなど、ドル安がやや優勢な展開となっている。ユーロドルが1.1140台まで一時上昇するなど、ドルは全面安基調に。ミネアポリスで始まった暴動が週末全米規模で過激化しており、30以上の都市で夜間外出禁止令が出る事態となり、市場のリスク警戒感を誘っている。週明けは前週末NY午後のドル買い基調を受けてしっかりの展開で、ドル円も107円86銭を付けるなどの動きが見られたが、先週末の高値を超えきれなかったことで、調整の動きが広がった。株高の動き、とくに中国の国家安全法がらみで先週末に売りが出た香港株の堅調地合いなどを受けて上昇を見せた豪ドルは対ドルで午後に高値を更新するなど、堅調地合いを維持した。リスク選好の動きがオセアニア通貨買いにつながっている。

株式(日経平均)

前場の日経平均株価は前営業日比257円86銭高の2万2135円75銭と反発でスタート。東証1部の売買高概算は5億9089万株、売買代金概算は1兆1329億6000万円。値上がり銘柄数は959、対して値下がり銘柄数は1129、変わらずは80銘柄だった。週明け1日の東京株式市場は日経平均が反発し2万2000円台に乗せてきた。前週末の米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が大きく上昇したことなどを受け、半導体関連などを中心に広範囲に買いが入った。東京都が休業要請の解除をしたことなどを背景に経済活動の再開に対する期待が株高を助長した。ただ、日経平均偏重型の上昇でTOPIXの上げ幅は7ポイント台にとどまり、値下がり銘柄数が値上がりを上回っている。売買代金は1兆1000億円を上回った。午後は反発するも少し押された形で終了。円安などを受けて高寄りすると、その後は堅調な推移を見せた。終値は前営業日比184.50円高の22,062.39円。

貴金属

金先限帳入値6020円(前日比+87円)銀先限帳入値63.2円(前日比+3.2円)白金先限帳入値2889円(前日比+58円)パラジウム先限帳入値6853円(前日比+154円)金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。白人警官による黒人暴行死を受けて全米で抗議デモが起こった。主要都市で夜間外出禁止令が出されたが、デモ隊は暴徒化し、警察と衝突した。5月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.6と、前月の50.8から低下した。事前予想は51。需要の落ち込みによって製造業の回復が遅れている。今週は5月の米雇用統計の発表があり、労働市場の悪化で実体経済の回復の遅れに対する懸念が出ると、金の支援要因になりそうだ。一方、5月の中国の財新製造業PMIは50.7と前月の49.4や事前予想の49.6を上回った。午後も総じて高い。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられたが、押し目は買われた。午後に入ると、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高と円安を受けて堅調となった。前営業日比は、金標準、金ミニが78~92円高、ゴールドスポットが90円高、銀が変わらず~3.4円高。

石油

原油先限帳入値26600円(前日比-0円)ガソリン先限帳入値35950円(前日比+830円)灯油先限帳入値36500円(前日比+1470円)東京石油市場は大幅高。一部の限月の上げ幅は4ケタとなった。先週末の海外原油が3月以来の高値を更新し、国内市場も一段と戻す方向にある。香港の国家安全法を巡り、米中対立の激化が警戒されているが、先週末のトランプ米大統領の会見内容は想定内の内容で、第1弾の米中通商合意は維持される見通し。来週の産油国会合を今週へ前倒しする案があることも支援要因。サウジアラビアとロシアの意見の隔たりが解消された可能性が意識されている。円相場は1ドル=107円後半と、先週末より円安水準にある。東京原油2020年11月限は2万6900円で発会した後、2万6450円まで押し戻された。4月以来となる2万7000円の節目を試したが、この付近からは押し戻されている。午後の石油市場は総じて続伸。5月29日の海外原油高、1ドル=107円台後半の円安から買いが先行し、原油、石油製品とも大幅高。ただし今日、新甫発会となった原油20年11月限は発会値2万6900円から値下がりして引けた。前営業日比は、ガソリンが520~1010円高、灯油が580~1990円高、軽油が出来ずだが、名目値で900円高。原油が新甫を除き1030~1280円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値154.3円(前日比+0.8円)TSR20先限帳入値127.5円 前日比±0東京ゴムRSS3号は、総じて小安い。序盤は、29日の上海夜間安などを背景に、売りが先行する展開となった、だが、日中取引の上海ゴムが買い先行となると、下げ幅を縮小し、一部限月はプラスサイドに振れている。TSR20は、新甫12月限が132.3円で発会し、その後、127.5円まで軟化している。ゴム相場にとっては、天然ゴムの最大の需要先が中国、第2位が米国であり、両国対立からの経済の回復が遅れれば、売り材料となる。午後のRSS3号は概ね上昇。序盤は、上海ゴム夜間取引が小幅安から弱含みで推移する限月が目立った。その後、上海ゴム小幅安から売り優勢となる限月が優勢。午後の取引は上海ゴムが持ち直して堅調に推移を映し、2番限以降が買い先行で堅調。TSR20は、新甫20年12月限が発会値132.3円から127.5円まで下落。その他は出来ず。                       

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22720円(前日比-20円)コーンは総じて反落。シカゴ上げ一服感から修正安。円相場が1ドル=107円台後半に下落が支援材料だが、概ね売り優勢。先限は夜間取引の安値2万2600円が支持線となり、2万2600円台半ばで推移。先限は2万2640円までジリ安。夜間取引の安値2万2600円が支持線だが、2万2600円割れなら2万2500円台前半まで一段安となる潜在的なリスクはある。午後は上げ一服感が台頭したため、期先2本と期近7月限が売り優勢となり、修正安。期先は売り優勢もシカゴ夜間取引高に支援され、2ケタ安で引けた。


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