夕刊:2020/06/03

日経平均株価は続伸。一時は23000円近くも。貴金属はやや軟調。オイルは概ね限月4桁高。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は108.85円付近まで上昇後、108.42円付近まで下落した。前日から始まった急激な円安に調整が入っている。主要国のコロナショックが一巡し、主要国通貨が円やドルに対して上昇していく過程でドル円の方向感は乏しかったものの、昨日から突如として円相場が動意づいた。ただ、すでに鮮明となっていた原油高や株高がきっかけとなって円が売られたとの指摘は腑に落ちず、東京時間帯のドル円には反動が現れている。ユーロ円は121.80円付近、ポンド円は137.08円付近、豪ドル円は75.76円付近、NZドル円は69.77円付近まで上昇後、高値から押し戻されている。前日にかけて急伸した反動で、クロス円の上値は重くなっている。1-3月期の豪国内総生産(GDP)は特に材料視されていない。GDPの縮小を織り込みつつ豪中銀は前例のない金融緩和を実行しており、金融政策見通しが変わらないことから弱い経済指標は手がかりとならない。午後は、ドル円は108円60銭近辺での推移。前日のNY市場で108円70銭台まで急騰したドル円は、調整を経て、東京朝方にNY市場の高値を超える108円85銭を付けたが、利益確定売りなどに108円42銭まで下落。その後は108円50銭台を中心とした動きになっている。円安の動きが継続も、ユーロドルが1.12台に乗せてくるなど、ドル円以外ではドル安の動きが優勢で、ドル円の重石に。ユーロ高の動きは継続でユーロ円は121円80銭近辺まで一時上昇。ドル安円安の流れが続く中で、主要通貨の中でユーロに資金が集まる状況に。7500億ユーロ規模の復興基金への期待感もユーロ買いに。豪ドルは午前中に0.68台から0.6983まで大きく上値を伸ばしたが、その後少し調整が入り午後は0.6940前後での推移に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は288円高の22613.76円。前場の日経平均株価は前日比256円13銭高の2万2581円74銭だった。東証1部の売買高概算は7億6618万株、売買代金は約1兆3628億円。値上がり銘柄数は887、値下がり銘柄数は1197、変わらずは83銘柄だった。日経平均株価は大幅高。2日の米株式市場では、経済回復への期待からNYダウが上昇した。また、為替も1ドル=108円70銭前後と前日夕方に比べ1円近い円安水準となった。これを受け、日経平均株価も買い先行の展開となり、一時前日比500円近い上昇で2万2800円台に乗せる場面があった。ただ、買い一巡後は上昇幅が縮小した。午後は米株高や円安などを受けて上値を伸ばしたものの、買い一巡後は上げ幅を縮小した。高値からは軟化したものの、過熱感は解消されていない。ボリンジャーバンド+2σに沿って上昇を続けており、引き続き上値を追う展開となりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6009円(前日比-5円)銀先限帳入値62.5円(前日比+2.0円)白金先限帳入値2897円(前日比-12円)パラジウム先限帳入値6899円(前日比+77円)金、銀は総じて上昇。金は円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服を受けて期先3本がマイナスサイドに転じたが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことが下支えになった。銀は円安を受けて上昇した。金のドル建て現物相場は、もみ合い。きのうの海外市場では、ユーロ高を受けて押し目を買われる場面も見られたが、株高を背景に戻りを売られて軟調となった。アジア市場では、朝方の1727.94ドルから、株高を受けて1722ドル台に下落したが、押し目は買われた。午後は総じて小幅続落、銀は総じて上昇。金は1ドル=108円台後半の円安、ニューヨーク金の大幅安と強弱材料が交錯し、気迷いムードで方向性を欠き、午前中は概ね期中が強含み、期先が弱含みで推移した。正午前に期先も小高くなったが、午後に入ると現物相場の弱含みから期先が小安く推移し、期近にも売り優勢が目立つ展開になった。銀はニューヨーク安も円安から2番限以降が買い優勢。先限は上げ幅を縮小も62円台半ばで堅調に引けた。

石油

原油先限帳入値27910円(前日比+1250円)ガソリン先限帳入値37350円(前日比+1190円)灯油先限帳入値37750円(前日比+1190円)東京石油市場は大幅高。コロナショックを経て主要国が経済活動を再開し、石油需要が回復している一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が7月も日量970万バレルの減産を継続する可能性が高まっていることが、需給見通しを改善させている。供給過剰だった需給が今後数カ月間で均衡することが期待されている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計が好感され、時間外取引でニューヨーク原油は一段高。円相場が1ドル=108円後半までさらに円安が進んだことも支援要因だが、足元では108円半ばまで円売りが後退。日中取引開始後、東京原油先限は2万7930円まで上げ幅を拡大。3月以来の高値を更新している。時間外取引でニューヨーク原油は上昇。7月限は前日比0.96ドル高の37.77ドルで推移。本日これまでのレンジは36.80~37.88ドル。午後は急伸。為替が1ドル=108円台後半まで円安に振れたうえ、前日の海外市場の原油先物も上伸して直近の高値を更新し、この日のアジアの時間帯の夜間取引でもさらに一段高となったことに支援された。また、この日のドバイ原油の現物も急伸している。主要3油種は、おおむね4ケタ高の急伸となるなか、原油、ガソリン、灯油すべて期先2本が一代高値を更新した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.0円(前日比+1.7円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、期近2本を除いて上昇。序盤は、2日の上海夜間高や円安などの強材料が重なり、買い優勢となった。その後、一時、上げ幅を縮小したが、日中取引の上海ゴムが一段高となったことから、東京ゴムも再び地合いを引き締めている。シンガポール市場は、RSS3号が出来ず。TSR20は、総じて買いが先行している。上海ゴムは、小幅まちまち。午後は期近2本を除いて堅調。序盤は、2日の上海夜間高や円安などの強材料が重なり、買い優勢となった。その後、一時、上げ幅を縮小したが、中盤以降は、上海ゴムが一段高となったことから、再び地合いを引き締め、高値圏で取引を終えた。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22640円(前日比+60円)とうもろこしは、期先2本と期近9月限が反発。2日のシカゴ小幅高、円相場が1ドル=108円台後半に下落から小口の買いが優勢。先限は序盤に2万2730円まで上昇。しかし上げ幅を縮小し、2万2600円台半ばで推移。先限は小じっかり。シカゴ高、円安に加え、原油高、株高と強材料が揃っているが、東京コーンは閑散商い。今後、シカゴ市場は今後2カ月が天候相場の最盛期を迎えるが、東京市場は買い人気は離散したまま。投資家は買い越し状態にあるが、買い増してくるような強い動きは見られず。午後は為替が1ドル=108円台後半まで円安に振れ、前日のシカゴが反発したことな支援されたものの、この日のアジアの時間帯のシカゴの夜間取引が弱含みで推移していることもあり、上げ幅は抑制された。


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