夕刊:2020/06/05

日経平均株価はほぼ高値引けで終了。再び23000円は射程圏内。東商金は軟調。オイルは4桁高。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は109円前半でもみ合い。今週の高値圏を維持しつつ、109.05~109.24円付近の狭いレンジ内で上下。コロナショック後の景気回復を織り込みつつ、米雇用統計の発表を控えて模様眺めとなっている。ただ、米国を含めて各国の雇用が崩壊しているのは周知の事実で、米国の金融政策にほぼ織り込まれていることから、注目度は高くない。欧州中央銀行(ECB)理事会の積極的な金融緩和が好感されており、ユーロ円は前日高値付近で高止まり。足元では123.54円付近までやや弱含んでいるが、コロナショックによる円高・ユーロ安をすでに帳消しにしており、2019年5月以来の高値圏に位置している。豪ドル円は75円後半で上昇基調を維持。東京時間帯の動意は限定的だが、今年1月以来の高値圏にある。今週に入って円売りと豪ドル買いが勢いづき、豪ドル円の上げは加速している。午後はドル円は朝の高値を更新し109円30銭台を付ける動きとなった。朝からマイナス圏で推移していた日経平均が後場に入ってプラスに転じ、さらに引けにかけて上げ幅を広げて5日続伸となる167円高で引ける展開となったことが円安の動きを誘った。ユーロ円の頭を抑えていた124円ちょうど手前の売りをこなし、ストップロス注文を巻き込んで124円30銭台まで一気に上昇したことも、円安の勢いにつながり、ドル円の上昇に寄与。ユーロは対ドルでも上昇しており、昨日NY市場での高値を超えて、3月10日以来となる1.1370台を付ける動きとなっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は167円高の22863.73円。取引間際に円安も手伝ってほぼ高値引けで取引を終える。前場の日経平均株価は前日比78円97銭安の2万2616円77銭。東証1部の売買高概算は6億2547万株、売買代金は約1兆862億円。値上がり銘柄数は755、値下がり銘柄数は1326、変わらずは84銘柄だった。4日の米株式市場ではNYダウは小幅高だったが、主力IT関連株が軟調でナスダック指数は下落した。この流れを受けたこの日の日経平均株価は反落。前日まで4日続伸していたこともあり、高値警戒感から売りが優勢となっている。週末で積極的にポジションを取ることは控えられているほか、今晩は米5月雇用統計が発表されることもあり、方向感に欠け様子見姿勢となっている。午後はマイナス圏からの下げ渋りからプラス圏に転じた。上向きで推移する5日移動平均線にサポートされて、底堅い動きを見せた。25日移動平均線からのかい離率は9.44%前後と引き続き高水準となっている。

貴金属

金先限帳入値5993円(前日比+28円)銀先限帳入値62.9円(前日比+1.1円)白金先限帳入値2924円(前日比+35円)パラジウム先限帳入値6771円(前日比-11円)東京金、銀は反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、押し目を買われて堅調となったが、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利を据え置いたが、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を6000億ユーロ増額して1兆3500億ユーロとし、買い入れ期間を当初計画より6カ月伸ばして2021年6月末までとする追加策を決定した。金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、欧州中央銀行(ECB)の追加策などが支援要因になった。アジア市場では朝方の1715.75ドルから、ドル高などを受けて上げ一服となった。午後は総じて反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、押し目を買われて堅調となったが、円安一服やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。午後に入ると、ドル建て現物相場の軟調を受けて上げ幅を縮小したが、円安が下支えになった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが16~40円高、ゴールドスポットが12円高、銀が変わらず~1.1円高。先限は夜間取引で6020円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相場は1ドル=109円台前半で円安が一服した。銀先限は63.2円まで上昇した。

石油

原油先限帳入値28350円(前日比+1010円)ガソリン先限帳入値37430円(前日比+1160円)灯油先限帳入値37930円(前日比+1170円)前場は石油市場は上昇。コロナショック後の需要回復期待が相場を引き続き押し上げている。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が日量970万バレルの過去最大規模の減産目標を7月も継続すると想定されていることも支援要因。円相場は1ドル=109円前半で推移し、円安の流れを維持。日中取引開始後、東京原油先限は2万8100円まで上昇し、夜間取引までの高値を上回った。ただ、前日高値である2万8110円付近では上値が抑えられている。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値159.5円(前日比+5.1円)TSR20先限帳入値 出来ず東京ゴムRSS3号は、大幅高。序盤は、上海夜間高や円安を背景に、買い優勢となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが、一段高となったことを受けて、買い先行し、先限は3月18日以来の160円台回復となった。海高や円安を背景に、東京先限は、3月18日以来の160円台回復となった。次の上値目標は、3月16日の高値165.7円となる。ただ、当先の順ザヤが27円まで拡大しており、このまま上昇を続けるには、期近の上昇が必要だろう。午後のゴムRSS3号は軒並み高。序盤は、前日の上海夜間高を受けて、買いが先行する展開となった。その後も、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたうえ、ドル円が円安に振れたことを好感し、先限は一時3月18日以来の160円台に乗せた。ただ、引けにかけては、やや伸び悩んだ。TSR20は、出来ず

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22960円(前日比+350円)東京コーンは大幅高。期先含む3本が300円超の上げ幅を維持して推移。先限は2万2950円まで上昇。小幅に上げ幅を縮小も2万2900円台で推移。前日のシカゴ高が支援材料だが、ローカル色の濃い動き。シカゴ夜間取引は小反落。午後は総じて大幅高。午前中から期先含む3本が300円超の上げ幅を維持して推移。シカゴ夜間取引が昼前から強含みとなったこと、他商品の上伸、強気のテクニカル要因に支援され、終盤に先限は2万3020円の高値をつけた。


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