夕刊:2020/06/11

日経平均株価は大幅安。明日のメジャーSQで流れが変わるか。金は小幅高。オイルは軟調。

為替

午前中の東京外為市場は、ドル円は107円ちょうど付近で引き続き軟調。一時106.90円付近まで水準を切り下げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文やパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見のハト派色が強かったことからドル売りが引き続き優勢。ユーロ円は121.57円付近まで弱含む場面はあったが、方向感は限定的。ユーロ高・ドル安の流れが続いていることがユーロ円の下値を支えている。ポンド円は135.95円付近まで軟化。英国と欧州連合(EU)の通商協議の停滞が警戒されている。ただ、序盤でポンド売りは一巡気味。豪ドル円は74.49円付近、NZドル円は69.62円付近まで軟化した後、下げは落ち着いている。午後はのドル円は107円20銭前後まで一時値を戻した。前日のNY市場午後に結果が発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)における参加メンバーによる政策金利見通し(ドットプロット)で、2022年末時点でのゼロ金利政策維持見通しが強まったことを受けてドル売りの動きが広がり、ドル円は朝から売りが優勢に。前日NY市場の安値を割り込んで朝方106円90銭近辺を付けると、その後の戻りが鈍くなり、昼過ぎまでドル売り円買いの流れに。午後に入っても106円90銭近辺の安値圏を付ける動きとなった。その後一転してドル高の動きに。日経平均が後場に入って売りを強めるなど、リスク警戒の動きが広がる中でも106円90銭からの下げには慎重。朝の安値と同水準で下値を支えられたことで、一転して短期筋が買いに回った。朝のドル売りの材料の一つとされた米債利回りの低下は午後も続き、10年債利回りが0.705%を付けるなどの動きとなったが、ドルの買い戻しの流れに影響せず。ドル安の流れに1.1395近辺を付けていたユーロドルは、昨日のFOMC後には一度付けた1.14台が重く、こちらも調整が入る形で1.1320台まで。ドルは全面高の格好となった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比652円安の22472.91円。前引けは日経平均株価は前営業日比242円67銭安の2万2882円28銭と反落で決まる。東証1部の売買高概算は7億1331万株、売買代金概算は1兆1721億6000万円。値上がり銘柄数は426、対して値下がり銘柄数は1674、変わらずは64銘柄だった。前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウが続落したことや為替の円高が嫌気され、利益確定売り優勢の地合いだった。日経平均はフシ目の2万3000円台を下回った。FOMCではゼロ金利政策を2022年末まで継続する方針をFRBが示したことを受け、金融株などに売りがかさんだ。海運、鉄鋼など世界景気敏感セクターも軟調。ただ、日銀のETF買いへの期待などもあり、日経平均は売り一巡後に下げ渋った。後場の株式市場は売り優勢で、後場に入り波乱展開となった。日経平均株価は先物主導で650円を超える急落となりほぼ安値引けとなった。大引けの日経平均株価は前営業日比652円04銭安の2万2472円91銭と急反落。東証1部の売買高概算は16億7956万株、売買代金概算は2兆8403億円。値上がり銘柄数は203、対して値下がり銘柄数は1939、変わらずは27銘柄だった。

貴金属

金先限帳入値5948円(前日比+5円)銀先限帳入値62.9円(前日比-0円)白金先限帳入値2851円(前日比-62円)パラジウム先限帳入値6600円(前日比-120円)金、銀は続伸。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀もドル建て現物相場の上昇を受けて小幅高となった。金のドル建て現物相場は、上げ一服。きのうの海外市場では、利食い売りが圧迫要因になったが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安をきっかけに急伸した。アジア市場では、朝方の1735.78ドルから、高値での買いが見送られ、上げ一服となった。午後はまちまち、銀は期先2月限が上昇。金はニューヨーク金は小幅安も米連邦公開市場委員会(FOMC)で2022年まで金融緩和政策を継続との見方が示され、ドル安から現物相場が1730ドル台に上伸したことから午前中、20円前後の上げ幅で推移。午後に入ると、上げ幅を縮小し、終盤は売り圧力が強まり、10、2月限が小幅安となり、方向性を欠いた。銀は先限が上げ幅を削り変わらずも2月限が1円高。

石油

原油先限帳入値2751円(前日比-630円)ガソリン先限帳入値38550円(前日比-810円)灯油先限帳入値39100円(前日比-700円)東京石油市場は高安まちまち。米エネルギー情報局(EIA)の週報を手がかりに海外原油は続伸したものの、時間外取引のニューヨーク原油の下げや円高に圧迫され、国内市場は売り買いが交錯している。円相場は1ドル=107円ちょうど付近で推移。日中取引開始、東京原油先限は2万8030円まで弱含み。ただ、下値は広がっておらず、プラス圏とマイナス圏を行き来している。時間外取引でニューヨーク原油は下落。7月限は前日比0.97ドル安の38.63ドルで推移。本日これまでのレンジは38.42~39.09ドル。午後の石油市場は下落。為替が一時1ドル=107円台を割り込み円高となるなか、前日の海外市場の原油先物は続伸したものの、高値からは軟化して、この日のアジアの時間帯の夜間取引で一段安となっていることに圧迫された。主要3油種は全限月がマイナス引けしたが、4ケタ安に沈む限月はなかった。原油は相変わらず期先2本がETF絡みのロールオーバーとみられる商いで出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが960~390円安、灯油が700~180円安、軽油が出来ずだが、名目値で300円安。原油が630~320円安。中京ガソリンは400円安~変わらず、灯油は1190円安~2500円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値160.0円(前日比-3.0円)TSR20先限帳入値 出来ず東京ゴムRSS3号は、当限を除いて小安い。円高や株安を嫌気して、売り物がちの展開となっている。ただ、期近6月限は、このところの上昇に対する出遅れ感などから、買い優勢となっている。シンガポール市場は、RSS3号は出来ず。TSR20はは、総じて小幅高となっている。上海ゴムは、小幅まちまち。午後は軒並み安。序盤は、円高や株安を嫌気して、売り物がちの展開となった。その後も、場中の円高や直近の上昇に対する調整の動きなどから、地合いを緩めた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比3.0~0.1円安、TSR20は同変わらず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22440円(前日比-280円)東京コーンは期先2本が続落。前日のシカゴ安、円相場が1ドル=106円台後半でまで続伸していることから売り優勢。先限は180円安の2万2540円まで下落。今夜、米農務省(USDA)から発表される需給報告の待ちで閑散商いで小口の手じまい売り先行ムード。午後はシカゴ小幅続落と、一時1ドル=106円台後半まで円高が進行したことを受け、軟調な展開。先限は2万2440円まで下落し、今日の安値引け。期中11月限は唯一、買い優勢となり、130円高。


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