夕刊:2020/06/12

日経平均株価は安値から大きく値を戻す。金はまちまち。白金、オイルは軟調。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は106円後半で推移。昨日の安値106.58円の一歩手前まで一時下落したあと、下げ渋っている。新型コロナウイルスの再流行が警戒されているものの、リスク回避の円買いはやや落ち着いた。ユーロ円は120.26円付近、ポンド円は133.80円付近、豪ドル円は72.53円付近まで下落後、下げ幅を削っている。大幅続落していた日経平均株価も安値から切り返した。午後はドル円は一時107円30銭台まで大きく値を戻す展開となった。前日のNY市場でダウ平均株価が一時1900ドルを超える下落。終値ベースでも1861ドル安と3月以来の大幅安となり、リスク警戒の動きが広がった。東京午前中はその流れもあって、円高の動きが優勢に。ドル円はNY午後の安値に迫る106円59銭まで値を落とし、ユーロ円に至ってはNY市場での安値を大きく下回る120円26銭を付ける動きが見られた。しかしドル円の安値圏、106円台半ばからの売りにが慎重姿勢が見られたことや、昨日大きく下げた米株式市場に対して、時間外市場で買い戻しの動きが広がったことなどから、その後は一転してドル円、クロス円の買い戻しが優勢に。ドル円は107円の大台をあっさり回復すると、短期筋のストップ注文を巻き込んで107円30銭台まで。昨日のロンドン朝の121円80銭台から東京午前の120円20銭台までの大幅な下げとなったユーロ円が121円40銭台までと、軒並みの大きな円安進行が見られた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比167円安の22305.48円。前場は前日比341円77銭安の2万2131円14銭で終える。東証1部の売買高概算は11億2804万株、売買代金は約1兆9572億円。値上がり銘柄数は160、値下がり銘柄数は1985、変わらずは22銘柄だった。日経平均株価は大幅安。11日の米株式市場で、NYダウは前日比1861ドル安と下げ幅は過去4番目の大きさとなった。新型コロナウイルス感染「第2波」への警戒感が膨らんだ。これを受け、日経平均株価も売りが膨らみ、一時下げ幅は600円を超し2万1700円台まで下落する場面があった。日経平均株価の2万2000円割れはザラ場では6月1日以来のこと。ただ、下値には買いが入り売り一巡後は下げ幅を縮小し、前場は340円超安で取引を終えた。午後はNYダウの大幅安を受け、朝方に一時600円を超す急落となったが、後場に入り下げ幅は縮小した。大引けの日経平均株価は前日比167円43銭安の2万2305円48銭。東証1部の売買高概算は19億416万株。売買代金概算は3兆3246億8000万円となった。先物のSQで商いは膨らんだ。値上がり銘柄数は241と全体の約11%、値下がり銘柄数は1899、変わらずは29銘柄だった。11日の米株式市場では、NYダウが前日比1861ドル安と過去4番目の下げ幅となった。米国景気に対する慎重な見方が強まったほか、新型コロナウイルス感染「第2波」への警戒感が膨らんだ。これを受け、日経平均は前場に急落し一時2万2000円台を割り込んだ。香港やシンガポール、上海などアジアの株式市場が下落したことも警戒された。ただ、日銀ETF買いへの期待が膨らんだほか、NYダウ先物が堅調な動きとなっていることから、後場に入り下げ渋った。

貴金属

金先限帳入値5963円(前日比+15円)銀先限帳入値62.7円(前日比-0.2円)白金先限帳入値2803円(前日比-48円)パラジウム先限帳入値6669円(前日比+69円)金、銀は総じて下落。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことや円高一服を受けて下げ一服となった。銀も円高などを受けて売り優勢となった。金のドル建て現物相場は、もみ合い。きのうの海外市場では、株安を受けて押し目を買われたが、ドル高を背景に利食い売りなどが出て上げ一服となった。アジア市場では、朝方の1729.13ドルから、1722ドル台に下落する場面も見られたが、押し目を買われた。午後は金は上昇、銀は総じて下落。金は円高を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の押し目が買われたことや円高一服を受けて下げ一服となった。午後に入ると、円安を受けてプラスサイドに転じた。銀はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが7~28円高、ゴールドスポットが5円高、銀が1.2円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値25790円(前日比-1720円)ガソリン先限帳入値37270円(前日比-1280円)灯油先限帳入値37930円(前日比-1170円)東京石油市場は大幅安。世界的に新型コロナウイルスの流行が再び強まる兆候があることから、回復している需要の伸び悩みや過剰在庫の解消に遅れが生じる可能性があることが警戒されている。ニューヨーク時間外取引でも海外原油は下落。今晩は6月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が発表される。4月に急低下したものの、5月に続き回復することが期待されている。米国内で新型コロナウイルスの流行は続いているが、経済の再開に伴って雇用環境が回復していることが本指数を押し上げると想定されている。ただ、新型肺炎の再流行が警戒されているなかで、先行性のある経済指標に対する注目度は限定的か。午後は大幅続落。為替が一時1ドル=106円台後半まで円高に振れたあと、107円台前半まで戻すなか、リスクオフの動きで株価が大幅安となったことで、前日の海外市場の原油先物が急落して、この日のアジアの時間帯の夜間取引でさらに一段安となっていることに圧迫された。ドバイ原油の現物も急落している。主要3油種は、午前にこの日の安値を付けたあと下げ幅を縮小したものの、約定した限月はおおむね4ケタ安に沈んだ。原油は引き続き期先2本がETF絡みのロールオーバーとみられる商いで出来高が膨らんだ。前営業日比は、ガソリンが1470~1070円安、灯油が1680円安~変わらず、軽油が出来ずだが、名目値で1300~1600円安。原油が1730~950円安。中京ガソリンは2000円安~800円高、灯油は2500円安~900円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値159.0円(前日比+0.8円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み安。序盤は、米株暴落を背景に売りが先行した。先限は、一時155.3円まで軟化した。だが、中盤に入ると、米株価指数先物が夜間取引で地合いを引き締めていることなどから、買い優勢となり、下げ幅を縮小させている。RSS3号先限は、寄り付き直後に155.3円まで下落し、4月から5月にかけて形成した150~155円前後のレンジ相場に接近した。ただ、155円接近では、押し目買いも入り、その後は、158円台まで戻している。現状、当先の順ザヤは20円前後となっており、一時よりは縮小しているが、期近高・期先安の形でサヤ修正するようなら、先限は上記した150~155円のレンジ相場に逆戻りとなる可能性があるので注意したい。午後も当限を除いて続落。序盤は、米株の暴落や円高を嫌気して、売りが先行し、先限は155.3円まで急落した。ただ、その後、安寄りした日本株が下げ幅を縮小したことなどから、総じて買い優勢となり、当限はプラスサイドに振れて、取引を終えた。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22550円(前日比+110円)とうもろこしは、まちまち。シカゴ高、円高と強弱材料が交錯するなか、見送り気分が強気、方向性を欠いている。序盤、期先3月限が140円安の2万2160円まで下落したが、下値を切り上げ、10円安で推移。先限が一時プラスサイドに再浮上したが、2万2500円台を回復する反発力はない。シカゴ夜間取引が小反落、原油の大幅安が戻りを圧迫している。午後は期先が修正高。先限は2万2500円台を回復して引けた。今日の高値引けではあるが、週足は3週間ぶりの陰線引け。出来高は少なく、新規買いはさほど多くなく、自律修正高にとどまった。


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