夕刊:2020/06/16

日経平均株価は大暴騰。オイルも4桁高。金は小じっかり。白金は大幅反発。

為替

外為市場中盤、ドル円は107円前半で小動き。日銀金融政策決定会合の結果待ちのなかで107.23~107.50円付近の水準で上下している。ただ、円相場に強く影響するほどの決定はなさそうで、注目度は限定的。ユーロ円は121.88円付近まで上昇後、やや押し戻されたが下値は堅い。先週末には120円の節目が支持となっている。豪ドル円は74.86円付近まで上げた後、いったん74円半ばまで押し戻されたが、再び高値圏に上昇している。3月以降の上昇基調のなかで21日移動平均線が支持となっている。豪中銀の議事録では、政策金利(OCR)を引き上げる前に3年債の利回り目標を削除することが適切であるとの認識が示されたが、目立った変動はみられない。午後のドル円は107円50銭前後での堅調な動きとなった。日銀が新型コロナウイルス対策での企業の資金繰り支援特別プログラムを従来の75兆円規模から110兆円超規模に拡大。さらに米政府が1兆ドル規模のインフラ整備を計画との報道も加わり、ドル買い円安の動きに。朝方のドル高トライ局面では昨日NY市場で上値を抑えた107.50円近辺が重くなったが、昼前のドル買い円売りでは高値をあっさり超えて107円60銭台まで。ユーロ円が122円10銭台を付けるなど、円安の動きが広がった。米株先物が大きく上昇。日経平均は寄り付きからしっかりも、その後上げ幅を広げ1000円を超える上昇を見せる中での動きとなった。その後は少し調整が入り、ドル円は107円40銭から50銭台かけての推移。ユーロ円は122円台を維持出来ず121円80銭前後での推移に。

株式(日経平均)

本日の日経株価の終値は1051円高の22582.21円。前引け値は前営業日比714円の2万2244円96銭と急反発で終える。東証1部の売買高概算は6億2312万株、売買代金概算は1兆913億6000万円。値上がり銘柄数は2055、対して値下がり銘柄数は90、変わらずは22銘柄だった。今日の東京株式市場では前日の波乱相場から一転、米国株高の流れを引き継ぎ広範囲に買い戻しが入り、日経平均が大きく切り返す展開となった。海外ヘッジファンドの先物への買い戻しで前引けにかけ下値を切り上げる形で上げ幅は700円を超えた。半導体関連に資金が集まったほか、海運、鉄鋼など市況関連株などの上げも目立つ。値上がり銘柄数は2000を超え東証1部全体の95%が上昇する全面高商状となった。後場に入ると上げ足を加速し4日ぶりに急反発となった。前日の米国株市場ではFRBが個別企業の社債購入を開始すると発表したことを受け主要株指数が続伸、これに追随する形で主力株をはじめ広範囲に買いが入り、後場に入るとトランプ米政権が景気対策として1兆ドル近いインフラ支出の計画を検討していると伝わったことで、海外ヘッジファンドなどの先物買いを絡め上昇幅をさらに広げた。日銀の金融政策決定会合は現状維持でサプライズはなかったものの、ネガティブに受け止められることもなかった。業種別には33業種すべて上昇し、そのなか海運、鉄鋼などグローバル景気に敏感なセクターへの買いが目立つ。また、個別でも東証1部全体の97%に当たる2100超の銘柄が上昇する文字通りの全面高様相となった。

貴金属

金先限帳入値5952円(前日比+20円)銀先限帳入値60.2円(前日比+0.4円)白金先限帳入値2796円(前日比+79円)パラジウム先限帳入値6799円(前日比+221円)金、銀は総じて反発。金はドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。銀もドル建て現物相場の上昇と円安を受けて買い優勢となった。国の北京市で新型コロナウイルスの感染拡大を受けて食品市場が閉鎖され、第2波に対する懸念からリスク回避の動きとなった。しかし、米連邦準備理事会(FRB)が新型コロナウイルス感染拡大への対応の一環として、セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティー(SMCCF)を通じた社債の買い入れを開始すると発表すると、リスク回避の動きが一服した。午後は軒並み反発、銀は期先2本が反発。金はニューヨーク安もドル建て現物相場1720ドル台後半で推移、円小幅安を背景を前半の取引から買い優勢となり、期中から期先が40円超の上昇で推移。午後に入ると、現物価格の上値の重さにも全限月が30円超の上げ幅を維持。しかし終盤に上げ幅を縮小し期先は20円高で引けた。

石油

原油先限帳入値27550円(前日比+2050円)ガソリン先限帳入値38620円(前日比+1800円)灯油先限帳入値39280円(前日比+1640円)東京石油市場は大幅高。新型コロナウイルスの再流行が警戒されている一方で、世界的な需給改善が期待されている。石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国は減産目標を遵守しつつ、協調減産を継続する見通し。ただ、時間外取引でニューヨーク原油が軟化しており、国内市場の上値はやや重くなっている。円相場は1ドル=107円前半で小動き。時間外取引でニューヨーク原油は下落。7月限は前日比0.42ドル安の36.70ドルで推移。本日これまでのレンジは36.38~37.44ドル。午後は続落。為替が1ドル=107円台半ばでのもみあいとなるなか、前日の海外市場の原油先物が上昇したことに支援された。前日の国内大引け時点での海外原油は急落しており、安値から急激に戻したことを映して、東京石油の上げ幅も大きくなった。内外とも株高でリスクオンの動きが強まったことも支援材料。主要3油種は、一部限月を除き軒並み4ケタ高となり、2000円を超える上げ幅となった限月もあった。前営業日比は、ガソリンが970~2020円高、灯油が1000~1970円高、軽油は出来ずだが、名目値で1300円高。原油が770~2050円高。中京ガソリンは800円安~500円高、灯油は変わらず~1290円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.6円(前日比+3.3円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、期先主導で軒並み反発。序盤は、前日の米株高やニューヨーク原油高を好感し、買い先行した。その後も、日中取引の上海ゴムが下げ幅を縮小し、プラスサイドに振れたことなどから、期先を中心に一段高となっている。期先主導で軒並み高となっている。ただ、出来高は午前11時30分時点で1500枚にも達せず、商いは盛り上がりを欠いている。今日の上昇、昨日の急落ともに、株式市場の動きに追随しただけであり、ゴム独自の材料で動いてはいない。このため、積極的な売買はみられないのだろう。なお、一部報道機関は、トランプ米政権は景気テコ入れのため、1兆ドル規模のインフラ支出を計画していると報じており、この話の実現性が高まれば、株式市場にとっては買い材料となる。ゴム相場にとっても支援材料となるだろう。午後は当限を除いて反発。前日の米株高やニューヨーク原油高を受けて、買いが先行して寄り付いた。その後も、日中取引の上海ゴムがやや買い優勢となったことや、日本株の急伸を好感し、期先主導で地合いを引き締めた。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22740円(前日比+0円)コーンはまちまち。シカゴ夜間取引の上昇や、他商品の上昇に支援され、期先が堅調。期先3、5月限が200~300円高で推移。新甫21年7月限は2万2500円で発会し、2万2690円まで上昇。米農務省(USDA)の作柄報告で、米国産コーンの作柄は良以上が71%となり、前週の75%から4ポイントの低下。さらに作柄が改善する予想が多かったが、作柄悪化からシカゴ夜間取引で新穀12月限は一時345セント超えまで上昇。午後も軒並み上昇。シカゴ夜間取引高、他商品の上昇を背景に前半から買い先行となり、3ケタ高が続出。21年7月限は2万2500円で発会し、前半から値上がりし、2万2760円まで上昇。高値圏で引けとなった。


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