夕刊:2020/06/17

貴金属はまちまち。日経平均株価は前日比安も引けにかけて値を戻す。オイルは小幅安。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は107円前半で重い。一時107.17円付近まで弱含み。世界的に新型コロナウイルスの流行が収まっていないなかでも、米株式市場が堅調に推移していることが逃避的なムードへの傾斜を妨げている一方、朝鮮半島情勢やインド北部の中印国境付近が緊迫化しており、リスク回避の円買いがやや優勢。ユーロ円は120.65円付近、ポンド円は134.49円付近、豪ドル円は73.48円付近、NZドル円は68.95円付近まで水準を切り下げたが、序盤以降の動意は限定的。午後のドル円は107円20銭台中心のもみ合いとなった。朝方前日からのドル高の流れと、中国とインドの国境付近での衝突、北朝鮮と韓国との緊張などから振幅を見せた後、上下ともに動きにくい展開に。ドル円を除くと午後はややドル安の流れ。ユーロドルは朝方の1.1250台から1.1280台まで上昇する展開。豪ドルも対ドルで0.6850台から0.6890台に。大きな材料は出ておらず、欧州勢の本格参加を前に、東京午前のドル買いに調整が入った格好。フロリダ、テキサス、カリフォルニアなどで新型コロナウイルスの感染社が拡大しており、米国で感染拡大第二波への警戒感が広がっていることなどもドルの重石に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比126円安の22455.76円。前引けの日経平均株価は前営業日比167円安の2万2414.50円と反落で終える。東証1部の売買高概算は5億6824万株、売買代金概算は1兆346億3000万円。値上がり銘柄数は803、対して値下がり銘柄数は1269、変わらずは92銘柄だった。今日の東京株式市場は朝方から利益確定の動きが優勢。前日の米株市場では個人消費の回復期待からNYダウが500ドルを超える上昇となったものの、日経平均はこれに先立って1000円超の大幅高をみせていたこともあって、目先利食い圧力が強まった。朝鮮半島を巡る地政学リスクも買い手控え要因となった。ただ、下げ幅は一時200円を超えたものの、下値では押し目買いが入りその後は下げ渋っている。午後は下げ渋りを見せた。安値からは下げ渋った後は、大きな崩れはなく、22,500円の節目付近でのもみ合いとなった。海外株式などの外部要因次第で上下に振幅を見せる可能性はあるものの、底堅い動きを見せており、目先は上昇基調で推移することとなりそうだ。

貴金属

金先限帳入値5962円(前日比+10円)銀先限帳入値60.4円(前日比+0.2円)白金先限帳入値2800円(前日比+4円)パラジウム先限帳入値6715円(前日比-84円)金は小反落、銀は小幅高。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高やドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられ、小幅安となった。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)の議長は、公聴会で半期に一度の議会証言を行った。米経済について、新型コロナウイルス流行が制御されていると米国民が考えなければ、完全に回復しないだろうという見解を示した。米国の複数州で新型コロナウイルス感染者数や入院者数が2週連続で増加し、第2波に対する懸念が残る。中国北京市が新たな制限措置を導入しており、感染拡大の行方を確認したい。午後の金は期近安・期先高。銀はまちまち。金はニューヨーク高を引き継ぎ、買い優勢で始まった。午前中は円小幅高やドル建て現物相場の上値の重さから小幅安となる限月が目立つ展開。午後に入ると、期先が現物相場の強含みから買い優勢となり、小じっかり。銀は限月間で方向性がなく推移。期先2本が金期先につれ高。

石油

原油先限帳入値27440円(前日比-110円)ガソリン先限帳入値38390円(前日比-230円)灯油先限帳入値39350円(前日比+70円)石油市場は軟調。前日の海外原油は続伸したものの、米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油やガソリンの在庫が増加したことが重しとなっている。時間外取引でニューヨーク原油は下落。円相場が1ドル=107円前半でやや円高に振れていることも圧迫要因。午後は油種間でまちまち。原油は小幅に期近高の期先安、ガソリンはまちまち、灯油は総じて上伸。為替が1ドル=107円台前半で若干円高に振れるなか、前日の海外市場の原油先物が続伸したものの、高値から崩れて、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引で一段安となったこどで上値が重くなった。主要3油種は、プラス引けする限月が多くなったものの、相対的に限月ごとにまちまちで引けた。前営業日比は、ガソリンが230円安~780円高、灯油が120円安~900円高、軽油が出来ずだが、名目値で300円安。原油が150円安~160円高。中京ガソリンは変わらず~800円高、灯油は790円安~500円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.2円(前日比-0.4円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み安。ドル円がやや円高方向に振れていることや、株安を背景に売りが優勢となっている。なお、商いは盛り上がりを欠いている。中国北京市は新型コロナウイルスの新たな集団感染や、隣接省にも感染が波及している状況を受け、緊急対応レベルを上から2番目の「レベル2」に引き上げた。また、全ての学校の休校を指示した。新型コロナウイルスの災禍から、いち早く立ち直りをみせた中国で再び感染拡大となったことで、同国経済の回復が遅れる可能性があり、ゴム相場にとっても弱材料視される。午後も当限を除いて小安い。ドル円がやや円高方向に振れたことや株安を映して、売りが先行した。ただ、引けにかけては、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、下げ幅を縮小させる限月が目立った。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22660円(前日比-80円)とうもろこしは、総じて下落。新規材料不足で見送りムードが強く、閑散商い。期先5月限が2万2500円割れ後、2万2380円まで下げ幅を拡大しているが、先限は反応薄で前日の終値を挟んでもみあい。シカゴ夜間取引が小幅安で推移や、円相場が1ドル=107円台前半で強含みが弱材料。午後も総じて反落。シカゴ夜間取引が小幅安、円相場が1ドル=107円台前半で強含みから売り優勢となる限月が目立った。期先5月限が一時220円安の2万2380円まで下落。先限は90円安の2万2650円までつれ安。期近1月限は470円安で引けた。


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