夕刊:2020/06/18

貴金属は軟調。日経平均株価も小幅安。石油三品もまちまち。

為替

午前中の外為市場は、ドル円は106.70円付近まで下落。世界的に新型コロナウイルスの流行が収まらないことがリスク回避の円買いを誘っている。米国で日々の新規感染者数は2万人前後と高水準を維持し、改善する兆候が見られないほか、中南米の各国で感染拡大が著しく、世界的な景気見通しを不透明にしている。中国では再流行の兆しがある。トランプ米大統領がウイグル人権法案に署名し、成立に至ったことに対して、中国が強く反発していることもドル円の重し。ユーロ円は119.83円付近、ポンド円は133.67円付近、NZドル円は68.55円付近まで下落。豪雇用統計が嫌気されたこともあり、豪ドル円は72.99円付近まで下げ幅を拡大。午後のドル円は106円80銭台を中心とした推移。午前中にリスク警戒の動きからドル売り円買いが優勢となり、106円70銭近辺まで下落。その後少し戻すも107円ちょうど前後が重くなった。新型コロナウイルスの第2波を警戒した円高の動きに加え、ドル売りの動きも。ユーロドルは1.1220台から1.1260台を付ける動きが見られた。ユーロ円は対ドルでのユーロ高と円高の動きに挟まれる格好に。前日の海外市場で121円20銭台から120円10銭台まで落とした後、東京市場での円高進行に119円80銭台まで下落する場面が見られたが、その後120円台前半を回復。午後の市場で120円30銭台を付ける場面も。雇用統計の弱さもあって午前中に73円割れを付けた豪ドル円はその後の買い戻し基調が継続し73円台半ばを超える場面が見られた。 

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比100円安の22355.46円。前引けは日経平均株価は前日比226円74銭安の2万2229円02銭。東証1部の売買高概算は5億4041万株、売買代金は約9788億円。値上がり銘柄数は481、値下がり銘柄数は1605、変わらずは68銘柄だった。日経平均株価は下落。新型コロナウイルス感染「第2波」への警戒感から前日のNYダウは下落したほか、北朝鮮を巡る緊張による地政学リスクの高まりが嫌気され、利益確定売りが優勢の展開。日経平均の下げ幅は一時300円を超した。NYダウ先物も下落しており、為替相場は1ドル=106円80銭台へ円高が進行していることも株式市場にとっての売り要因となっている。売り午後は売り一巡後は下げ渋るなど、底堅い動きを見せた。上値は抑えられているものの、突っ込んだ場面では買いに支えられやすくなっている。25日移動平均線は上向きで推移している。

貴金属

金先限帳入値5942円(前日比-20円)銀先限帳入値60.5円(前日比+0.1円)白金先限帳入値2765円(前日比-35円)パラジウム先限帳入値6714円(前日比-1円)金は反落、銀は変わらず。金は円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場は底堅く推移したが、円高を受けて軟調となった。銀はニューヨーク高が支援要因となったが、円高を受けて上げ一服となった。新型コロナウイルス感染の第2波に対する懸念を受けてリスク回避の動きとなり、ドル高・株安となった。中国の北京市は16日、警戒レベルを3級から2級に引き上げた。6日連続で新規の感染者が報告された。一方、米国の新型コロナ感染者は210万人超、死者は11万6000人を超えた。フロリダ、アリゾナ、ネバダ、オクラホマ、オレゴン、テキサス州で新規感染者の増加が過去最高を記録した。フロリダ、テキサス州では、営業を再開したバーが感染急増の一因だとされた。午後は金は下落。銀は先限が小幅続伸。金はニューヨーク小幅安、ドル建て現物相場の上値が重いなか、円相場が1ドル=106円台後半でジリ高で推移を背景に前半から下げ幅を拡大し、昼前は期先が30円近い下落で推移。午後に入ると、現物価格の下値の堅さから下げ幅を縮小し、期先2本は22~20円安で引けた。銀は先限が円高から前日の上げ幅を削る下げとなったが、午後は買い優勢となり、小幅高。前営業日比は、金標準、金ミニが22~14円安、ゴールドスポットが20円安、銀が変わらず~0.1円高。

石油

原油先限帳入値26900円(前日比-540円)ガソリン先限帳入値38180円(前日比-210円)灯油先限帳入値38980円(前日比-370円)東京石油市場は軟調。世界的に新型コロナウイルスの流行拡大が止まっていないことで、需要回復見通しが曇っている。世界最大の石油消費国である米国で日々の新規感染者数は2万人前後と高水準を維持しているほか、米国に次ぐ需要を有する中国では感染の第2波が警戒されている。日中取引開始、東京原油先限は2万6760円まで軟化。夜間取引の安値を下回り、下げ幅を広げている。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は総じて下落、ガソリンは期近・期中高の期先安、灯油はまちまち。為替が再び1ドル=106円台後半まで円高に振れるなか、前日の海外市場の原油先物が反落したが、すでに軟調だった前日の国内大引け時点からやや戻して引けたが、この日のアジアの時間帯の夜間取引で下落したことで、値動きの強弱感は交錯した。主要3油種では、ガソリンは期近が騰勢を強めたことで、期中までプラス引けする展開となったが、それを除くとおおむね上値の重い展開となった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値156.8円(前日比-0.4円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて軟調。ドル円が円高方向に振れていることや、上海ゴムが地合いを緩めていることを受けて、当限を除いて、売り物がちの展開となっている。産地では、新型コロナウイルスの影響から、ゴム生産が減少しているとの話も聞かれるが、需要自体も減少しており、生産の減少はほとんど材料視されない。季節的にも、ゴム生産が安定する時期であり、しばらくは供給サイドの要因から、価格が上昇することはなさそうだ。いまは、新規材料待ちといったところだろう。午後は総じて期近高・期先安。序盤から中盤にかけては、ドル円が円高方向に振れていることや、上海ゴムが地合いを緩めていることを受けて、当限を除いて、売り物がちの展開となった。その後は、ドル円がやや円安方向に振れたことなどから、買いがやや優勢となり、一部限月はプラスサイドで取引を終えた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.4円安~0.4円高、TSR20は同変わらず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22740円(前日比+80円)コーンは、総じて上昇。引き続き、新規材料不足で見送りムードが強く、閑散商い。最も取組高の多い期先5月限が小安いが、先限を含む4本が買い優勢。17日のシカゴ期近高が支援材料。先限は小高い状態を維持。今後の1カ月間が天候相場の最盛期となるが、新規買い人気は離散し、閑散商い。午後は総じて反発。前日のシカゴ期近高から買い先行となる限月が目立った。中盤の取引で期先5月限が下げ幅を拡大したが、先限は一段高。サヤは一時340円まで大。後半から終盤にサヤは縮小し、170円の順ザヤで引けた。


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