夕刊:2020/06/19

為替はさほど動かずも日経平均株価は午後の引けにかけて値を戻す。貴金属はまちまち。オイルはほぼ4桁高。

為替

東京外為市場のドル円は106円後半で小動き。世界全体で新型コロナウイルスの流行が拡大しているが、リスク回避の円買いは限定的。ただ、今月の安値圏でドル円の上値は重い。月初にかけての上昇が反転し、ユーロ円は119円後半で推移。21日移動平均線を下回っている。本日は欧州連合(EU)首脳会議における復興基金の協議が警戒されている。倹約4カ国が復興支援の規模のほか、大部分が融資ではなく資金供与で行われることに反対している。ポンド円も21日移動平均線を下回っており、132円後半で推移。前日の英金融政策委員会(MPC)後も追加緩和観測が根強い。豪ドル円は73円前半で取引されている。5月の豪小売売上高・速報値は前月比16.3%増となり、前月に急激に落ち込んだ反動が現れたが、特に材料視されていない。ただ、対NZドルでは豪ドル買いが優勢。午後のドル円は106円台後半での推移が続いた。前日のNY市場で106円60銭台まで値を落とした後、107円台を回復する場面が見られたが上値は重い。東京朝も107円台を付ける場面が見られたがそこまで。米国で新型コロナウイルス感染拡大第二波への警戒感が広がっており、頭の重い展開に。もっとも安値は106円80銭前後までと、NY市場の安値に届かずにもみ合っており、値幅は限定的。ユーロドルは1.1210前後での推移。NY市場で1.1180台まで下落も、1.12台を回復。その後は1.12ちょうど前後がしっかり。もっとも上値は重く、主要通貨は動きにくい展開。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比123.33円高の22478.79円。前引けは日経平均株価は前営業日比30円95銭高の2万2386円41銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は4億6457万株、売買代金概算は8648億7000万円。値上がり銘柄数は702、対して値下がり銘柄数は1338、変わらずは122銘柄だった。きょう前場の東京市場では、朝方はリスクを取る動きが優勢で日経平均は160円程度高く始まったが、その後は上値が重く上げ幅を縮小、一時マイナス圏に沈む場面もあった。前日の米国株市場ではNYダウやナスダック総合指数などの主要株指数がちぐはぐな動きとなり、取引時間中のアジア株の動きも高安まちまちで方向感がつかみにくい地合いだった。TOPIXはマイナス圏で着地した。手掛かり材料難で全般売買代金も9000億円を下回るなど低調。午後は切り返し始める。一時マイナス圏に転じたものの、下げたところでは底堅い動きを見せた。日足チャートでは、ここ3日間はほぼ横ばいでの推移となっている。次の方向性を探る動きとなっているものの、大きな崩れはなく、堅調な動きを見せている。

貴金属

金先限帳入値5950円(前日比+8円)銀先限帳入値60.3円(前日比-0.2円)白金先限帳入値2772円(前日比+7円)パラジウム先限帳入値6584円(前日比-130円)金、銀は総じて小幅安。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の小幅高を受けて下げ一服となった。銀もニューヨーク安を受けて軟調となった。新型コロナウイルス感染の第2波に対する懸念や、英中銀の追緩和期待が支援要因になった。英中銀は、債券買い取り枠を1000億ポンド拡大し、7450億ポンドとすることを決定した。ただポンドが急落すると、ドル高に振れ、金の戻りが売られた。新型コロナウイルスの感染増加でリスク回避のドル高となったことも金の上値を抑える要因である。午後は金は小反発、銀は先限が幅安。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の小幅高を受けて下げ一服となった。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けてプラスサイドに転じた。銀はニューヨーク安を受けて期先2本が軟調となった。金先限は夜間取引で5918円まで下落したのち、日中取引で5947円まで戻した。ニューヨーク安が圧迫要因になったが、ドル建て現物相場の下げ一服を受けて値を戻した。円相場は1ドル=106円台後半で推移した。銀先限は59.8円まで下落したのち、下げ一服となった。前営業日比は、金標準、金ミニが2円安~9円高、ゴールドスポットが2円高、銀が0.2円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値27980円(前日比+1080円)ガソリン先限帳入値39030円(前日比+850円)灯油先限帳入値40600円(前日比+1620円)東京石油市場は上昇。海外原油が続伸したことや、ニューヨーク時間外取引の上げが背景。石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が供給過剰の解消に向けて取り組んでいるほか、コロナショック後の需要が回復していることが相場を押し上げている。ただ、世界全体で新型コロナウイルスの流行が拡大していることは懸念要因。新規感染者数の伸びが加速している。日中取引開始、東京原油先限は2万7920円まで上昇し、上げ幅は一時4ケタを越えた。ただ、高値からはやや失速している。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。8月限は前日比0.29ドル高の39.34ドルで推移。本日これまでのレンジは38.93~39.67ドル。午後は引き続き上伸。原油、灯油は総じて4ケタ高。為替は1ドル=106円台後半のもみあいとなっているが、前日の海外市場の原油先物が上伸して、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引で一段高となっていることに支援された。日中取引で一段高となり、午後にかけて上げ幅を拡大した。主要3油種では、原油と灯油の上げ幅が相対的に大きくなり、総じて4ケタ高で引けた。ガソリンはやや上げ幅が抑えられた。灯油は2本が一代高値を更新した。前営業日比は、ガソリンが変わらず~900円高、灯油が990~1620円高、軽油が出来ずだが、名目値で800円高。原油が480~1330円高。中京ガソリンは変わらず~1100円高、灯油は変わらず~1660円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値158.2円(前日比+1.4円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて期近安・期先高。上海夜間がしっかりとなったうえ、株高、原油高など強材料が重なり、買い優勢で推移する限月が目立っている。ゴム先限は、小幅高となっている。このところ、157円前後を中心に狭いレンジ内での取引となっており、模様眺め気分が強いようだ。いち早く経済が回復した中国も、ここにきて北京で新型コロナウイルス感染拡大の第2波とみられる動きがあり、先行きの不透明感が増している。午後のRSS3号は軒並み高。序盤から中盤にかけては、上海夜間がしっかりとなったうえ、株高、原油高など強材料が重なり、買い優勢で推移する限月が目立った。終盤になると、上海ゴムが地合いを引き締めたことから、上げ幅をやや拡大して引けた。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22770円(前日比+30円)コーンは、小幅まちまち。期中高・期先安。閑散商いで玉の出方次第の展開だが、シカゴ夜間取引の小幅安や、円高警戒から期先が売り優勢。下げ幅は限定的。先限は夜間取引では小高い状態だったが、日中取引は小幅安で弱含み。2万2690円で下げ渋り、2万2700円台に戻している。前日の安値2万2670円が支持線となり、下値を切り上げた格好。反面、期先5月限は2万2460円までジリ安。先限とのサヤは260円に拡大。午後のコーンは方向性を欠いた。18日のシカゴ高も19日のシカゴ夜間取引の反落で買い材料としてインパクトが弱く、引き続き、閑散商い。先限が小幅高も相場全体が引き締まる感じはなかった。期先5月限が2万2500円割れ状態から切り返したが終盤に小安くなり、手じまい売り圧力が感じられた。


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