夕刊:2020/06/22

金は6000円を超える急騰。日経平均株価は一時プラス圏に転じるも前日比安で終了。オイルはまちまち。

為替

外為市場は、ドル円は106円後半で推移。106.94円付近まで水準を切り上げたが、先週の安値圏を引き継いでおり方向感は乏しい。日銀の追加緩和余地がほとんどない一方で、米連邦準備制度理事会(FRB)にはイールドカーブコントロールの思惑などが根強く、ドル円の戻りを抑制している。米国ではカリフォルニア州やテキサス州、フロリダ州で新型コロナウイルスの感染者数の伸びが加速しており、景気回復見通しが曇っている。ユーロ円は119.70円付近、ポンド円は132.29円付近、豪ドル円は73.25円付近まで水準を切り上げた。ドル円がしっかりと推移しているほか、対ドルで欧州通貨や資源国通貨が上げていることが背景。午後のドル円は106円90銭を中心とした狭いレンジでのもみ合いとなった。新型コロナウイルスの感染第二波の警戒感が米国を中心に広がっており、リスク警戒の動きにつながっている。もっとも日経平均が一時プラスに転じるなど、勢いのある動きにはならず、週明けは様子見ムードが強い展開に。ユーロドルは一時1.12台を回復した。リスク回避でのドル買いの動きに対する調整が入る展開に。ポンドドルも同様に一時ドル売りが入り、朝の1.2330台から1.24台を付けたが、そこからポンド売りが入り1.2360台まで。対ドルだけでなく対ユーロでもポンド売り。財政赤字への警戒感、感染拡大が継続し、第二波への警戒感が広がる中で、明日にも制限を緩和すると決めた英政府の対応への警戒感などがポンド売りに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比41.52円安の22437.27円。前引けの日経平均株価は前週末比20円53銭高の2万2499円32銭と小幅続伸で終える。東証1部の売買高概算は4億5422万株、売買代金概算は7983億2000万円。値上がり銘柄数は940、対して値下がり銘柄数は1112、変わらずは105銘柄だった。きょう前場の東京市場は強弱感が対立するなか方向性が定まらず、日経平均は朝方安かったもののその後切り返し、前引けにかけ前週末終値近辺で売り買いを交錯させる展開となった。結局小幅プラス圏で着地している。米国で新型コロナウイルス感染者数が再び増勢にあることなどを警戒した売りが出ているものの、アジア株が高安まちまちで外国為替市場でも円高がそれほど進行しなかったことで市場心理の悪化に歯止めがかかった。ただ、値上がり銘柄数より値下がり銘柄数の方が多く、TOPIXはわずかにマイナス圏で引けた。全体売買代金も8000億円弱と低水準だった。午後は下げ渋りを見せて一時プラス圏に転じたものの、買い一巡後は再び下げに転じた。25日移動平均線は依然として上向きで推移している。ただ、日足チャートは横ばい圏での推移となっている。

貴金属

金先限帳入値6018円(前日比+68円)銀先限帳入値61.6円(前日比+1.3円)白金先限帳入値2803円(前日比+31円)パラジウム先限帳入値6609円(前日比+25円)金、銀は総じて上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調となった。銀もニューヨーク高や円安を受けて堅調となった。米南部での新型コロナウイルス感染の第2波に対する懸念が強い。感染増加を受けてアップルが20日から11店舗を閉鎖した。またカリフォルニア州では21日、新型コロナウイルスの新規感染者が4515人と1日としての過去最多を更新した。一方、中国税関当局は21日、タイソン・フーズが米国で運営する鶏肉処理施設で感染のクラスター(集団)が発生したことを受け、同施設からの輸入停止を発表した。北朝鮮は、韓国や脱北者を非難するビラ散布の準備を進めていると伝えられた。韓国の脱北者団体による金正恩体制を批判するビラ散布に対し、南北共同連絡事務所を爆破するなど、報復措置を採っている。北朝鮮の行方を確認したい。午後も総じて高い。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調となった。午後に入ると、利食い売りなどが出て上げ一服となった。銀もニューヨーク高や円安を受けて堅調となった。前日、金標準、金ミニが68~85円高、ゴールドスポットが81円高、銀が1.0円安~1.3円高。

石油

原油先限帳入値27730円(前日比-250円)ガソリン先限帳入値38920円(前日比-110円)灯油先限帳入値40630円(前日比+30円)東京石油市場は売り買いが交錯しているが、お昼にかけては買いがやや優勢。先週末の海外原油が堅調だったほか、週明けのニューヨーク時間外取引が堅調に推移していることが相場を支えている。コロナショック後の石油需要がさらに回復し、世界的な需給が均衡に向かうと期待されている。円相場は1ドル=106円後半で推移しており、先週末とほぼ変わらず。イランの船舶がベネズエラの領海に接近している。石油製品に不足に喘いでいるベネズエラに対してイランはガソリンなどを供給したほか、今回の船舶には食料品が積載されているという。両国ともに米国の制裁下にあり、原油市場の混乱もあって一段と困窮しているが、イランには物資を提供できるほどまだ余裕があるようだ。午後の石油市場は油種間でまちまち、原油、灯油は総じて小反落、ガソリンはまちまち。為替が1ドル=106円台後半のもみあいとなるなか、19日の海外市場の原油先物が続伸してさらに高値を更新したものの、高値からは反落し、週明けのアジアの時間帯の夜間取引では下落後に反発したものの、再び高値から反落していることで、上値の重い展開となった。前週末の国内夜間取引の乱高下で、この日の高値と安値を付けたあと、週明けの日中取引ではその中でのもみあいとなった。主要3油種では、原油、灯油は総じて軟調に引けたが、ガソリンは期近2本と期先の11月限がプラス引けするなど、限月ごとに異なった値動きとなった。前営業日比は、ガソリンが1120円安~780円高、灯油が140円安~30円高、軽油が出来ずだが、名目値で200円安。原油が250円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.7円(前日比-0.5円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、小幅まちまち。相場を大きく動かすような材料が見当たらない中、狭いレンジ内での取引となっている。商いは盛り上がりを欠いている。株式市場が上値重く推移していることから、東京ゴムRSS3号も、軟調を強いられることが多い。また、米国では、カリフォルニア、フロリダ、テキサスなどで新型コロナウイルスの感染第2波とみられる動きがあり、経済再開に暗雲が立ち込めている。中国では、経済再開後、自動車販売が比較的好調だが、米国がこれと違った動きとなれば、天然ゴム価格の上値は重くなりそうだ。午後は総じて小幅安。見送りムードが強く方向性を欠く展開。上海ゴム期近9月限は夜間取引では小幅高も日中取引で小安くなった。上海株も売り優勢で小幅安だが、さほど弱気材料視されず。期近2本と期先2本が売り優勢だが、下値堅く引けた。先限は157.2円で買い拾われ、小安く推移。出来高が2000枚に届かない閑散商い。TSR20は、出来ず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22050円(前日比+80円)東京とうもろこしは、期中先が上昇。閑散商いで玉の出方次第の展開だが、19日のシカゴ高から買い先行。週明けのシカゴ夜間取引が小反落、円相場が1ドル=106円台後半で強含みだが、反応薄。午後の東京とうもろこし先限は2万2900円まで上昇し、夜間取引の高値2万2880円をわずかに上回った。しかし2万2900円台から一段高になる前に上げ幅を縮小。22日のシカゴ市場の引け後に発表される21日現在の作柄報告待ちムード。午後は期中先が上昇。閑散に売りなしのなか、期先2本を含む3本が一時3ケタ高。上値重く、上げ幅を縮小し、期先3本は2ケタ高。午後は動意を欠いたが、堅調に引けた。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。