夕刊:2020/06/23

ナバロ米大統領補佐官発言で日経急落もトランプ大統領の打ち消しツィートで急回復。

為替

朝方のドル円は106円90銭を挟んでの動きだったが、ナバロ米大統領補佐官は、FOXニュースのインタビューで、中国との通商合意について質問されると、「それは終わった」と述べ、中国の代表団が1月15日に第1段階の通商合意に調印し、ワシントンを離れた後に初めて米国として新型コロナウイルスの感染拡大について知ったことが「転換点」になったと指摘。その発言を受けドル円は106円72銭まで円が買われた。その後クドロー委員長 「中国との通商交渉は終わっていない」 と、ナバロ発言を否定したことや、トランプ大統領もツィッターで、中国との通商合意は完全に継続とするなどの発言を受けお昼にはドルが107円21銭と急反発、発言で上下に振らされる東京時間となった。ユーロ円も同様に120円50銭近辺から朝方はスタートし、ナバロ米大統領補佐官の発言で、円が119円89銭まで買われ、クドロー委員長やトランプ大統領のツィートで120円88銭までユーロが買われる展開となった。

株式(日経平均)

前場の東京株式市場は、米国のナスダック高値更新を受け、寄付きは前日より198円79銭高い2万2636円06銭でスタート。しかし午前10時過ぎにナバロ米大統領補佐官による、FOXニュースのインタビューで、中国との通商合意について質問されると「それは終わった」と述べ、中国の代表団が1月15日に第1段階の通商合意に調印し、ワシントンを離れた後に初めて米国として新型コロナウイルスの感染拡大について知ったことが「転換点」になったと指摘。この発言を受けてからはNYダウ先物や日経平均が急落、日経平均は10時半には、前日より180円13銭安い2万2257円14銭まで売られた。その後クドロー委員長が 「中国との通商交渉は終わっていない」 と、ナバロ発言を否定したことや、トランプ大統領もツィッターで、中国との通商合意は完全に継続とするなどの発言を受け急速に切り返し、後場寄り後すぐに前日より256円62銭高い2万2693円89銭まで買われた。結局、終値は若干緩んで111円78銭高い2万2549円05銭、値上がり銘柄数は1358、値下がりは706変わらずは103、東証1部の売買高は11億9280万株、売買代金は2兆2716億円だった。

貴金属

金先限帳入値6038円(前日比+20円)銀先限帳入値61.2円(前日比-0.4円)白金先限帳入値2810円(前日比+7円)パラジウム先限帳入値6630円(前日比+20円)金、銀は総じて上昇金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高となったが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調に推移。米南部で新型コロナウイルスの感染者が増加し、第2波に対する懸念が強いことや金ETF(上場投信)への投資資金の流入が続いていることも、支援材料、またプライベートバンク(PB)は、世界の富裕層に金保有を増やすように助言しているという報道もある。また米中問題の不安定化なども金にとっては追い風になりそう。前日比、金が11~26円高、白金が3円安~13円高で取引を終えた。

石油

原油先限帳入値28600円(前日比+870円)ガソリン先限帳入値39610円(前日比+690円)灯油先限帳入値41720円(前日比+1090円)原油の先限は米国高を受けて、前日より1020円高い28750円で寄り付いた朝10時ごろナバロ米大統領補佐官は、FOXニュースのインタビューで中国との通商合意について質問されると、「それは終わった」と述べ、中国の代表団が1月15日に第1段階の通商合意に調印し、ワシントンを離れた後に初めて米国として新型コロナウイルスの感染拡大について知ったことが「転換点」になったと指摘。それを受け株から為替が売られ、原油も寄付きから790円下げて一時27960円まで売られる場面があった。その後、クドロー委員長の「中国との通商交渉は終わっていない」発言やトランプ大統領もツィッターで、中国との通商合意は完全に継続とするなどの発言を受け急速に切り返し午後には28650円まで戻す場面もあった。結局原油は150~870円高、ガソリンは180円安~1710円高、灯油は390~1220円高で引けた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.8円(前日比+0.1円)TSR20先限帳入値 出来ず本日の東京ゴムは方向性に欠ける展開。寄り付きでは、株高や原油高を好感し、買いがやや優勢となるも買いが続かず、ナバロ米大統領補佐官の発言を受けて売られるも先限で1円20銭安い156円50銭までだった。その後はトランプ大統領のナバロ発言打ち消しツイートで値を戻し、前日比を挟んでの動きとなった。出来高が2000枚に届かない閑散商いが続いている。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は25160円(前日比+20円)とうもろこしは、期先3本が3ケタ安。22日のシカゴ安から売り先行。3月限が一時310円安の2万2270円まで下落。先限は日中取引では序盤、50円安の2万2800円に戻したが、200円安の2万2650円まで軟化。東京大豆は全限月が商い成立せず。米国産コーンの作柄改善からシカゴ夜間取引が下げ幅を拡大から小口の売りが先行。また、コーンの産地の気象環境は安定する一方、クロップ・プログレスの数値には大きな問題がなく、豊作期待が維持されると上値を圧迫される。大引けは安く引ける。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。