夕刊:2020/06/24

金、白金は続伸で昨日と同様、しっかりとした地合い。日経平均株価は横ばい。石油三品もまちまち。

為替

東京外為市場はドル円は106円半ばで推移。106.39~106.64円付近のレンジにとどまっている。前日のドル売りが一巡した後の戻りは限定的。昨日のムニューシン米財務長官やブラード米セントルイス連銀総裁がやや楽観的な景気認識を示したように、リスク選好的な局面では円売りよりもドル売りが目立つようになっている。リスクと円相場の関係性はコロナショック前後で変わりつつあるようだ。ユーロ円は120.68円付近まで上昇した後に押し戻されているが、120円半ばで小高く推移。先週までの反落を経て、今週は押し目買いが優勢。NZドル円は68.67円付近まで下落。NZ中銀は政策金利を据え置き、量的緩和(QE)の規模を維持したが、声明文は追加緩和含みの内容だったほか、NZドル高がけん制されたことがNZドルの重しとなった。ただ、NZドル安が一巡すると、NZドル円は69円前半まで下げ幅を縮小している。午後のドル円は午前中からの106円50銭台を中心とした推移が続いた。また、ユーロドルが1.1320前後での推移を続けるなど、主要通貨はもみ合いに。昨日の海外市場でドル全面安の流れが強まったが、ドルの安値からの調整が少し入って東京朝を迎えると、その後は様子見ムードに。米国の新型コロナ第2波警戒などが継続も、突っ込んで売りに回るほどの勢いが見られず、海外勢の出方待ちに。日経平均が小幅安で引けるなど、為替以外の市場でもやや様子見ムードとなっており、方向性を探る展開に。11時のNZ金融政策理事会結果発表後に売りが出たNZドルは、頭の重い展開。対ドルで0.6500前後から0.6450近辺まで値を落とした後、昼前に0.6480前後まで回復も、その後は売りがやや優勢で、0.6460前後まで。年内にもマイナス金利の導入を検討するというNZ中銀の慎重姿勢が継続して見られたことで、NZドル売りの動きが広がった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比14.73円安の22534.32円。前引けは前営業日比27円58銭高の2万2576円63銭と小幅続伸でスタート。東証1部の売買高概算は5億6608万株、売買代金概算は9649億9000万円。値上がり銘柄数は704、対して値下がり銘柄数は1351、変わらずは100銘柄だった。前日の欧米株市場が総じて堅調で、米国株市場ではナスダック総合指数が連日最高値を更新しており引き続きリスク選好ムードにある。ただ、外国為替市場では1ドル=106円台半ばと円高方向に傾いており、これが上値を重くしている。新型コロナウイルス感染症の拡大が世界的に続いていることも買い手控え要因となっており、日経平均は強含みながら前日終値に近い水準で売り買いを交錯させている。値上がり銘柄数を値下がりが上回り、TOPIXはマイナス圏で着地している。午後は前日終値を挟んでのもみ合いとなり、高値も安値も前日の高安のレンジ内での推移にとどまった。25日移動平均線は上向きながらも、日足チャートは横ばい圏で推移している。22,500円近辺を中心に方向感の定まらない状況が継続しており、目先は22,000~23,000円台のレンジ内で一進一退の動きが継続するとみられる。

貴金属

金先限帳入値6065円(前日比+27円)銀先限帳入値61.4円(前日比+0.2円)白金先限帳入値2836円(前日比+26円)パラジウム先限帳入値6621円(前日比-9円)金は続伸、銀は期先が変わらず。金はナバロ米大統領補佐官が「中国との通商合意は終わった」と発言したと報道されたことを受けて米中関係悪化が懸念されるなかニューヨークが続伸したことを受けて買い優勢で開始。その後は、円高傾向にもかかわず、ドル建て現物相場の堅調な足取りを受けて上げ幅を拡大し、5月21日の高値、6077円を上抜き6079円まで上昇。銀はドル建て現物相場の反発を受け期先が0.1円高。閑散商いのなか模様眺めムードが強い。ナバロ米大統領補佐官が「中国との通商合意は終わった」と発言したと報道されたが、その後、トランプ大統領がツイッターで「米中第一段階合意は完全に継続しており、中国の協定順守を望む」と述べて同補佐官の発言を打ち消したほか、ナバロ補佐官自身も「この発言は文脈を無視して報じられたものであり、米中通商合意は続いている。」と説明して先の発言を否定するなど、米中通商協議を巡る発言が混乱している。午後も金は続伸、銀は先限が小反発。金はニューヨーク続伸を背景に序盤、20円超の上昇で推移。1ドル=106円台半ばの円高が圧迫要因ながら、その後、ドル建て現物相場が一時1770ドル台の乗せる上昇となると、上げ幅を拡大し、30円超の上昇となる限月が続出した。午後に入ると、現物価格が堅調に推移からジリ高となり、30円近い上昇で推移が目立った。銀は4月先限が買い優勢。前営業日比は、金標準、金ミニが23~30円高、ゴールドスポットが28円高、銀が変わらず~0.2円高。

石油

原油先限帳入値28220円(前日比-380円)ガソリン先限帳入値39330円(前日比-280円)灯油先限帳入値42000円(前日比+280円)東京石油市場で、原油は軟調。ガソリン先限は買い優勢だが、全般的には下げている。海外原油の反落や円高が重し。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が増加したことも圧迫要因。コロナショック後、米国の原油在庫は増加を続けている。ムニューシン米財務長官は米経済の後退が年内で終了する可能性があると述べた。ブラード米セントルイス連銀総裁は「経済の大部分は以前のレベルに戻る」と見通しており、当局者の認識はやや楽観的。ただ、カリフォルニア州やテキサス州など一部の州では新型コロナウイルスの流行が悪化しており、油断を許さない。午後の値動きは油種間でまちまち。原油、ガソリンが反落、灯油は期中期先が小幅高。為替が前日の海外市場で1ドル=106円台前半まで円高に振れたあと、106円台半ばまで戻しているものの、それでも前日の国内大引け時点と比較すると、かなり円高に振れる一方、前日の海外市場の原油先物がさらに高値を更新したことで、それに追随する場面もあったが、その後の海外原油の下落で、東京石油も国内夜間取引の前半に付けた高値から崩れる展開となった。主要3油種では、ガソリン、灯油の期先3本を一代高値を更新した後に反落した。前営業日比は、ガソリンが380~200円安、灯油が550円安~360円高、軽油が出来ずだが、名目値で400円安。原油が460~90円安。中京ガソリンは1010円安~変わらず、灯油は200円安~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.5円(前日比-0.3円)TSR20先限帳入値 出来ず東京ゴムRSS3号は、総じて小安い。寄り付きでは、円高や原油安を嫌気して、売りがやや優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムが売り物がちで推移していることから、軟調な展開となっている。東京ゴムRSS3は、総じて小安く推移している。ただ、産地価格をみると、タイ現物価格は、44バーツ台で推移しており、積極的に売られるような地合いではななさそうだ。ただ、その一方で、米国で新型コロナウイルスの感染第2波の動きが強まっており、買いも入りにくい。目先は、米国の経済回復の具合をみながら、展開となりそうだ。午後のゴムRSS3号は総じて小幅安。手掛り材料難の中、日中取引の上海ゴムが売り物がち推移したことなどから、 小緩む限月が目立った。なお、今日の納会を迎えたRSS3号6月限は、前日比4.0円安の135.1円で安納会となった。大引けのRSS3は、前営業日比4.0円安~変わらず、TSR20は同変わらず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22700円(前日比+40円)東京とうもろこしは、まちまち。前日のシカゴ安、1ドル=106円台半ばの円高、さらにシカゴ夜間取引が小幅続落と、弱材料が揃うも反応薄。先限は夜間取引で2万2780円まで上昇。日中取引も小高い状態を維持。期先3月限がつれ安となったが、先限は動意薄。この後も薄商いで玉の出方次第だが、先限がマイナスサイドに軟化する潜在的な可能性はある。午後は総じて下落。期先5月限が売り優勢で推移後、期先3月限がつれ安。しかし先限は小高い状態を維持し、ジリ高。前日のシカゴ安、1ドル=106円台半ばの円高、さらにシカゴ夜間取引が小幅続落。


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