夕刊:2020/06/25

石油三品は大幅安でほぼ全限月4桁安。日経平均株価も軟調。金はまちまちで白金は大幅安。

為替

東京外為市場のドル円は107円前半で推移。値幅は106.99~107.15円付近とかなり狭いが、前日から引き続きリスク回避のドル買いが優勢。日経平均株価は前引けにかけて下げ幅を広げたが、リスク回避的な円買いはみられない。コロナショック後、リスクと紐付けられて主に動意づいているのはドル相場で、円相場から従来の役回りは失われている。ユーロ円は120円半ばで上下。ドル円が堅調である一方、ユーロドルが軟化しており、ユーロ円はNY終値である120.44円前後であまり変動がない。豪ドル円は73円半ばで推移。73.32~73.63円付近で上下した後は小動きとなっている。午後のドル円は107円10銭台を中心としたもみ合いに。前日の海外市場で米株安からリスク警戒の動きが広がり、米株式市場やNY原油先物市場が大幅安となる中で、為替市場では円高よりもドル全面高の流れが優勢に。東京朝も流れが継続しており、ドル円はNY市場の高値を超えて、一時107円26銭まで上値を伸ばした。海外市場で1.13台から1.12台半ばまで値を落としていたユーロドルが1.1240を付けるなど、ドルは全面高の流れに。昨日の米国での新型コロナウイルスの一日当たり新規感染者数が過去最多を記録するなど、感染第二波警戒の動きが広がっており、ロックダウン再開への懸念が見られる中、リスク警戒の動きが継続しており、ドル全面高につながった。もっとも、値幅的には落ち着いた物に。株安の動きが見られる中、ドル円での高値買いにやや慎重姿勢も。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比274.53円安の22259.79円。前引けは前営業日比299円52銭安の2万2234円80銭と続落。東証1部の売買高概算は6億6369万株、売買代金概算は1兆1467億円。値上がり銘柄数は430、対して値下がり銘柄数は1670、変わらずは67銘柄だった。前日の米国株市場で新型コロナウイルス感染拡大を嫌気してNYダウやナスダック総合指数など主要株価指数が大幅反落したことで、東京市場でもリスクオフの展開を強いられている。外国為替市場で1ドル=107円台で推移するなど円安に振れていることもあって、朝方は下げ渋る動きもみせていたが、前場後半に売り直された。日経平均の下げ幅は一時360円を上回る場面もあった。午後は下げ渋ったものの、その後は上値の重い展開となった。5日移動平均線や10日移動平均線を下に抜けた。一時25日移動平均線を割り込むなど、同線付近での推移となった。

貴金属

金先限帳入値6071円(前日比+6円)銀先限帳入値60.7円(前日比-0.7円)白金先限帳入値2766円(前日比-70円)パラジウム先限帳入値6501円(前日比-120円)金は小幅続伸、銀は反落。金はニューヨーク安と円安を受け、まちまちで始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けてプラスサイドを回復した。銀はニューヨーク安を受けて反落した。国際通貨基金(IMF)は、2020年の世界経済成長率見通しをマイナス4.9%とし、4月時点のマイナス3%から下方修正した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が経済活動にもたらした打撃が当初の予想以上に幅広く深刻との認識を示した。プライベートバンクが富裕層に金投資を助言したことなどを受けて金ETF(上場投信)への投資資金流入が続き、金価格を押し上げる要因になっている。24日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比7.601トン増の1176.852トンとなった。午後も金は小幅続伸、銀は反落。金はニューヨーク安と円安を受け、まちまちで始まったのち、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けてプラスサイドを回復した。午後に入ると、押し目を買われたが、リスク回避の動きに上値を抑えられた。銀はニューヨーク安を受けて反落した。前営業日比は、金標準、金ミニが変わらず~9円高、ゴールドスポットが5円高、銀が1.0円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値26810円(前日比-1410円)ガソリン先限帳入値38200円(前日比-1080円)灯油先限帳入値40580円(前日比-1420円)東京石油市場は大幅安。原油は当限を除いて4ケタ超の下落となっている。世界最大の石油消費国である米国で新型コロナウイルスの流行が拡大しており、カリフォルニア州やテキサス州など一部の州で経済に大打撃を与えた都市封鎖などに対する警戒感が高まっている。米エネルギー情報局(EIA)の週報で原油在庫が一段と増加し、3週連続で過去最高水準を更新したことも重し。ただ、円相場は1ドル=107円前半で推移していることは国内市場を下支え。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で、米原油生産量は日量1100万バレルまで増加した。今月、熱帯性暴風雨「クリストバル」が米メキシコ湾岸に上陸し、一部の海上油田の生産が減少した反動もあるが、コロナショック後の減産の流れが途絶えている。一部の米シェールオイル企業は相場の回復を背景に生産量を引き上げようとしており、米国の減産が一巡した可能性が高まっている。午後は総じて急落。為替は再び1ドル=107円台前半まで円安に振れているものの、新型コロナウィルスの感染第2波懸念で、前日リスクオフの動きから米株が急落して海外原油先物も崩れたことに圧迫された。また、この日のアジアの時間帯の海外原油は午前に戻したあと再び崩れており、東京石油も、主要3油種は、4ケタ安に沈む限月が多くなった。前営業日比は、ガソリンが1470~780円安、灯油が1420円安~変わらず、軽油が出来ずだが、名目値で1200円安。原油が1550~320円安。中京ガソリンは1000円安~変わらず、灯油は2000円安~1800円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.4円(前日比+0円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、株安や原油安を嫌気して、売りが先行する展開となった。その後は、手掛り材料難の中、マイナスサイドでの取引が続いている。米株市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が再び加速していることを受けて、大幅安となった。また、原油相場も同様の理由に加え、在庫の増加を嫌気して売りが先行した。米国で再び新型コロナウイルスの感染が拡大しているが、これにより、再度ロックダウンなど、米国経済が止まるようなことがあれば、ゴム相場にとっても圧迫材料となるので注意したい。午後も軒並み安。序盤は、前日の米株の大幅安やニューヨーク原油が大幅続落となったことを嫌気して、売りが先行した。その後も、特に目立った材料が見当たらない中、売り物がちの展開となった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比2.6~0.8円安、TSR20は同変わらず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22600円(前日比-100円)コーンは期先3本が軟調。期先7月限の売りが先行した後、期中1月限、期先5、3月限がつれ安。前日のシカゴが続落、1ドル=107円台前半の円安ばの円安もシカゴ夜間取の頭重い足取りに相殺されて頭重い足取りを展開。シカゴ夜間が次第に下げ幅を拡大しつつあるなか、地合いの軟化を余儀なくされている。期先5月限は先限は発会値の2万2360円を割り込み、2万2320~2万2340円の狭いレンジ内での低迷場面を演じている。午後は期中の下げ幅が相対的に大きくなるなか、先限は100円安にとどまった。


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