夕刊:2020/06/29

オイルは大幅安で軒並み4桁安。日経平均株価は22000円割れて終了。金は高く、白金もしっかり。

為替

午前中の東京外為市場は円売りやドル売りが優勢。ドル円は107.37円付近まで水準を切り上げた後、やや押し戻されているが、どちらかといえば円売りがやや優勢。先週末にかけて米国やインドにおける新型コロナウイルスの一日あたりの新規感染者数が過去最多を更新したほか、日本や中国、豪州などで再流行が警戒される事態となっているが、あまり悲観的な動きはみられない。円やドル相場の推移はむしろ楽観的。明日午前に中国全人代の常務委員会が香港国家安全維持法の草案採決を行う予定だが、警戒感の高まりはみられない。ユーロ円は120.63円付近、ポンド円は132.69円付近、豪ドル円は73.83円付近まで水準を切り上げた。欧州通貨や資源国通貨が対ドルで堅調に推移していることが背景。午後のドル円は107円10銭を割り込む場面が見られるなど、ややドル売りの動きとなっている。ユーロドルも前週末海外市場の高値を超えて1.1260近辺までユーロ高ドル安が進んでおり、ドルはほぼ全面安に。日経平均が大幅安、昨日開幕した中国全人代常務会の最終日となる明日、香港国家安全維持法の採決が見込まれており、香港株の売りにつながっている。この動きもあって、アジア株全般に売りが目立ち、株安の動きが東京株式市場以外でも優勢となる中、ドル円の上値が重くなっている。ユーロドルは前週末のドル全面高局面で1.11台がしっかりとなっており、ロンドン勢の本格参加を前に、短期筋の調整が入った面も。ユーロドルの上昇が目立ったことで、ユーロ円はドル円の重さにもかかわらず高値トライの動き。120円50銭台での推移に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比517.04円安の21995.04円。前引けの日経平均株価は前週末比297円39銭安の2万2214円69銭と反落。東証1部の売買高概算は5億7481万株、売買代金概算は9660億6000万円。値上がり銘柄数は560、対して値下がり銘柄数は1536、変わらずは68銘柄だった。きょう前場の東京市場は主力株をはじめ利益確定売り圧力が強まり日経平均は反落した。前週末の米国株市場では新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念からNYダウが再び700ドルを超える下げをみせ、リスクオフの流れが東京市場にも波及した。鉄鋼や海運など景気敏感セクターが売り込まれ、日経平均は一時400円を超える下げとなる場面もあったが、米株価指数先物が比較的しっかりした動きをみせていることもあってその後は押し目買いが入り下げ渋った。午後に入って日経平均は500円を超える下げでフシ目の2万2000円台を割った。大引けの日経平均株価は前週末比517円04銭安の2万1995円04銭と大幅反落。東証1部の売買高概算は12億4962万株、売買代金概算は2兆1407億1000万円。値上がり銘柄数は506、対して値下がり銘柄数は1618、変わらずは40銘柄だった。きょうの東京市場は米国での新型コロナ感染拡大を警戒した。前週末の米国株市場では、新規感染者数の増勢が止まらない新型コロナによる影響で経済回復が遅れることへの警戒からNYダウが700ドルを超える急落をみせ、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も大幅反落となった。これを受けて東京市場でも主力株をはじめ広範囲に売りが広がった。取引時間中はアジア株が総じて安かったことなども投資家心理を冷やした。ただ、米株価指数先物は底堅くプラス圏で推移する場面もあり、日経平均は前場下げ渋る動きもみせたが、後場に入ると再び売り直された。

貴金属

金先限帳入値6112円(前日比+58円)銀先限帳入値61.6円(前日比+0.3円)白金先限帳入値2780円(前日比+26円)パラジウム先限帳入値6520円(前日比+156円)金は反発、銀は続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上昇や円安を受けて堅調となったが、買い一巡後は上げ一服となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。新型コロナウイルスの感染再拡大に対する懸念を受けてリスク回避の動きとなっが、ドル高が一服し、金の押し目が買われた。テキサス州やフロリダ州が新型コロナウイルスの感染急増を受けてバーの営業停止やレストランの入店制限強化などを命じ、ロックダウン(都市封鎖)の再導入に対する懸念が出た。米ジョンズ・ホプキンス大学によると、世界中の新型コロナウイルス感染者は28日、累計1000万人を突破し、死者も50万人を超えた。金ETF(上場投信)に投資資金が流入しており、逃避買いが続くと、1800ドルの節目を試すことになりそうだ。26日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比3.508トン増の1178.898トンとなった。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが50~59円高、ゴールドスポットが47円高、銀が変わらず~0.6円高。金のドル建て現物相場は、押し目を買われる。前週末の海外市場では、リスク回避のドル高が圧迫要因になったが、株安からドル高が一服すると、押し目を買われて急伸した。アジア市場では、朝方の1773.09ドルから、1774ドル台に上昇する場面も見られたが、買い一巡後は上げ一服となった。

石油

原油先限帳入値26480円(前日比-1290円)ガソリン先限帳入値37000円(前日比-2450円)灯油先限帳入値39740円(前日比-2030円)午前中の東京石油市場は大幅安。大半の限月の下げ幅が4ケタを超えた。先週末の海外原油が下げたほか、週明けのニューヨーク時間外取引が軟調に推移していることが重し。米国の一部の州で新型コロナウイルスの新規感染者数が爆発的に拡大していることが石油需要の回復見通しを妨げている。ただ、円相場が1ドル=107円前半でやや円安推移していることは国内市場の支援要因。新型コロナウイルスの新規感染者数は米国だけなくインドでも拡大している。米ジョンズ・ホプキンス大学の調査によると、先週27日時点でインドの一日あたりの新規感染者数は2000人近くに達しており、過去最多を更新した。鈍化する兆候は今のところない。インドは世界第3位の石油消費大国。コロナショック前までは世界全体の石油消費を押し上げた中心的な国だった。午後は総じて急反落。為替が1ドル=107円台前半のもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が反落して、週明けののアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が一段安となったことに支援された。主要3油種は、急反発した26日から一転して、大きく崩れる展開となり、約定した限月は4ケタ安に沈む限月となった。とくにガソリン、灯油の製品は2000円以上の下げ幅となる限月も多くなり、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)か縮小した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値154.0円(前日比-1.2円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きは、26日の米株市場の大幅安や原油安を背景に、売りが優勢となった。その後、日中取引の上海ゴムが下落すると、一段安となっている。端午節の連休明けの上海ゴムが、軟調な展開となっている。中国当局が、28日、新型コロナウイルスの新たな感染拡大を封じ込めるために、首都北京近郊の住民50人近くを対象に厳格なロックダウン(都市封鎖)を課したことなどが嫌気されている。米国でも、感染拡大が続いており、再び経済を停止する可能性もあり、ゴム相場は売り圧力の強い相場が続きそうだ。午後も株安、原油安を背景に序盤から売りが優勢となった。3連休明けの上海ゴムが下落し、弱材料揃いで反発のきっかけを掴めず、小安く推移を強いられた。上海ゴムの取引が再開されたことで、先週後半からの閑散商いから抜け出し、出来高は6000枚を超えた。TSRできず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22310円(前日比-170円)前場のコーンは期中先が下落。26日のシカゴ安から売り優勢。原油安、株安も売り方に有利に働いている。シカゴ夜間取引は朝安後に反発に転じたが、反応薄。シカゴ夜間取引は小反発。午前10時45分現在、期近9月限は前日比0.25セント高の319.50セント。午前9時半頃から強含みとなり、修正高に転じている。先限は午後の取引で2万2310円まで下落し、先限つなぎ足で今月15日の安値と顔合わせした。7月先限として26日に続き、一代安値を更新。期中1、3月限の下げ幅が大きく、580~230円安で引けた。


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