夕刊:2020/06/30

金は5月19日の高値6,133円を突破、前日とは打って変わって株から商品から全面高の展開

為替

東京時間午前9時のドル円は107円57銭でスタート、午前の取引でドルは、株高や米長期金利の持ち直しに支援されて底堅く推移し、一時107円79銭まで上昇。しかし、前日海外市場の高値107円88銭には及ばず、伸び悩み。 「ファンド勢の間では(先物の)ドルショートが相当程度まで積みあがっているので、なにか手掛かりがあれば、ショートが巻き戻されやすい地合いだ」(FX会社)との指摘もある状況。ユーロ円は121円01銭でスタートし午後12時半には121円17銭まで行くも前日海外高値121円35銭には及ばずの展開。午後に入りドル円は方向感に乏しく107円70銭から78銭の値動き、ユーロ円の午後は120円89銭から121円17銭の値動きとなった。

株式(日経平均)

前場の東京株式市場で、寄付きは前日より340円06銭高い2万2335円10銭でスタート。前引けは前営業日比386円18銭高の2万2381円22銭。前日の米国株市場でNYダウやナスダックが大きく切り返したことで、今日の東京市場は前日と動きが一変。ドル円も107円後半まで行き広範囲に買いが入る展開。後場寄りも385円53銭高い22380円57銭スタート。幅広い銘柄に買いが入ったが、ここ最近強かったGMOグループに利食いが入り値下がり率の上位に顔を出した。結局、終値は若干緩んで293円10銭高い2万2280円14銭、値上がり銘柄数は1093、値下がりは991変わらずは85、東証1部の売買高は12億4084万株、売買代金は2兆2425億円だった。

貴金属

金先限帳入値6142円(前日比+30円)銀先限帳入値61.9円(前日比+0.3円)白金先限帳入値2818円(前日比+38円)パラジウム先限帳入値6537円(前日比+17円)金は続伸、銀はまちまち。金は円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調と円安を受け、もみ合いとなった。銀はニューヨーク安と円安を受け、まちまちとなった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が支援要因だが、リスク選好の動きに上値を抑えられた。米株価は景気刺激策に対する期待感や中古住宅販売仮契約指数の急上昇などが支援要因となって上昇し、ドル高に振れた。金先限は夜間取引で上場来高値6145円を付けた。ニューヨーク市場で押し目を買われたことや円安が支援要因。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続伸。プラチナはニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が上げ一服となったが、円安を受けて堅調となった。パラジウムはまちまち。プラチナは金堅調や連休明けの上海プラチナの出来高が急増し、実需筋の安値拾いの買いが入ったことなどが支援要因。ただ景気の先行き懸念が残っており、戻り高値での買いが見送られると、上値を抑える要因になりそう。午後の東京金先限は上昇。引け間際に6144円まで上昇、夜間取引でつけた上場来高値の6145円に迫った。新型コロナウイルスの世界的な流行を背景に安全資産の需要が高まっており、ドル建ての現物相場は節目の1800ドルをにらんだ展開が続いている。

石油

原油先限帳入値27770円(前日比+1290円)ガソリン先限帳入値38750円(前日比+1750円)灯油先限帳入値41120円(前日比+1380円)東京石油市場は大幅高。世界的に新型コロナウイルスの流行が拡大し、石油大国である米国やインドでは一日あたりの新規感染者数の伸びが加速する傾向にあるものの、強く材料視されていない。石油需要の回復期待が根強く、今週の米エネルギー情報局(EIA)の週報も期待されている。日中取引開始後、東京原油先限は2万7800円まで上昇。ただ、夜間取引の高値である2万8020円を試すような勢いはない。5月の日本の鉱工業生産指数・速報値は前月比-8.4%の79.1となった。過去最低水準を更新。4カ月連続で低下しており、コロナショック後の底打ちがみられない。全15業種で生産が前月比低下となった。世界的にコロナショック後の回復力で明暗が分かれつつある。世界的な石油需要の回復見通しに影を落としそうだ。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。8月限は前日比0.26ドル安の39.44ドルで推移している。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値154.5円(前日比+0.5円)TSR20は出来ず。ゴムRSS3号は、小幅高。寄り付きは、29日に上海夜間が小幅高となったことを受けて、買いがやや優勢となった。その後は、手掛り材料難の中、一部の限月がマイナスサイドに振れる場面もあったが、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めると、総じてプラスサイドに戻している。端午節の連休明けの上海ゴムが、軟調な展開となり、中心限月の9月限は一時1万0050元まで下落した。中国当局が、28日、新型コロナウイルスの新たな感染拡大を封じ込めるために、首都北京近郊で厳格なロックダウン(都市封鎖)を課したことなどが嫌気されていた。今日は、米株の上昇もあり、上海ゴムは買いがやや優勢となっているが、力強さは感じられない。米株の上昇の継続性にも疑問があり、上値の重い展開が続きそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22790円(前日比+480円)コーンは期先3本が反発。前日のシカゴの反騰、1ドル=107円台半ばの円安から先限中心に買いが先行。先限は2万2800円まで上昇後、上げ幅を縮小も2万2700円台前半で堅調に推移。シカゴ夜間取引が小反落していることが圧迫要因ながら、先限は2万2700円割れはなく推移。取組高の最も多い期先5月限は発会値の2万2360円まで上昇。堅調に推移している。今夜、日本時間の7月1日の午前1時に米農務省(USDA)から四半期在庫、作付け面積の発表があり、夜間取引の後半から終盤の取引で新たな方向性を示しそうだ。


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