夕刊:2020/07/01

金が続騰、一時6,200円を突破、白金も続騰、原油はマチマチな動き

為替

東京時間午前9時のドル円は108円台に乗せる展開からスタート108円丁度にあった売り差しが取り消されたとのうわさに、9時36分には108円16銭を付けるもその後失速。ユーロ円は朝の121円20銭台でのもみ合いから9時36分に121円47銭まで上昇するもこちらも失速。早朝に発表された日銀短観は大幅に悪化したが、新型コロナウイルスの感染防止による経済自粛の影響で悪化すること自体は織り込み済みで、さほど響かなかった模様。この日話題となったのは、米国の新型コロナウイルス新規感染者数。ロイターの集計によると、30日に4万7000人超と1日当たりの新規感染者数としては、これまでで最多を記録した。カリフォルニアやテキサス、アリゾナ州などが流行の中心地になっているという。午後に入りドル円は107円60銭を挟んでの攻防で昨日の東京時間日中をやや下回る値位置での動き。ユーロ円は120円74銭辺りまで下落し昨日の東京時間日中と同じ値位置での動きとなった。

株式(日経平均)

寄り付きの日経平均は続伸、米株高や為替の円安基調が支援、寄付きは前日より50円16銭高い2万2338円30銭でスタート。前引けは前営業日比41円94銭安の2万2246円20銭と反落。今日、前場の東京市場は、前日の米株高や円安を背景に買い優勢でスタートしたが、戻り売り圧力も強く上値の重い展開で、前場終盤になって急速に値を消した。アジア株市場は総じてしっかりした動きだが、米株価指数先物が軟化したことや取引時間中にドル・円相場が円高方向に振れたことなどが利益確定売りを誘発。 菅義偉官房長官は午前の会見で、東京都を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が見られることについて、最悪の場合は再び緊急事態宣言の可能性もあり得るとの考えを示した。その会見を受け、午後に入ってもじりじり下げる形。200円以上下げる場面もあり、新規の手掛かり材料に乏しく、手控え気分に傾いている。結局、終値は166円41銭安い2万2121円73銭、値上がり銘柄数は274、値下がりは1849変わらずは46、東証1部の売買高は11億8497万株、売買代金は2兆351億円だった。

貴金属

金先限帳入値6182円(前日比+40円)銀先限帳入値63.0円(前日比+1.1円)白金先限帳入値2875円(前日比+57円)パラジウム先限帳入値6598円(前日比+61円)金、銀は続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、上値を伸ばしたが、円安が一服すると、上げ一服となった。銀もニューヨーク高と円安を受けて買い優勢となった。金のドル建て現物相場は新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が残るなか、ドル安を受けて一段高となり、2012年10月以来の高値1785.44ドルを付けた。ウィリアムズ・ニューヨーク連銀総裁は、新型コロナウイルス感染拡大抑制策が緩和されるに伴い、米経済に回復の兆しが出ているとしているが、一部の州で大規模な感染拡大が続いていることで回復の足取りは鈍化し、経済が完全に立ち直るには何年もかかるとの見方を示している。中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会が「香港国家安全維持法」を可決したことで、「一国二制度」の下で自由が保証されていた香港に対する権威主義的な統治につながるとして、米英など西側諸国から批判が広がっている。今後の米中対立も含め注目したいところ。東京金先限はニューヨーク高や円安が支援要因に前日に引き続き上場来高値を更新する6202円を付けた。プラチナ系貴金属(PGM)は、総じて続伸。プラチナはニューヨーク高や円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安やドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて堅調となったが、円安が一服すると、上げ一服となった。パラジウムもニューヨーク高や円安を受けて買い優勢となった。午後の東京金先限は上昇。午前に6202円まで過去最高値を更新した後は6180円まで高値から押し戻されたが、堅調に推移している。米国で新型コロナウイルスの一日あたりの新規感染者数が過去最多を更新したと伝わっており、世界経済の見通しがかなり不透明であることが安全資産の需要を高めている。

石油

原油先限帳入値27980円(新甫)ガソリン先限帳入値38770円(前日比+20円)灯油先限帳入値40990円(前日比-130円)海外原油が反落したことが重しとなっている一方で、米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で、原油在庫が減少したことが支援要因となった。午前中の原油はプラスサイドの値動きも、ドル円が円高に進むと午後にはマイナスサイドでの値動きとなる。しかしどちらかに大きく振れるわけでもなく、前日終値付近を挟んでの攻防となった。ロイターによると複数の石油輸出国機構(OPEC)プラス筋が、8月に減産規模の縮小が行われるとの見通しを示している。日量970万バレルの協調減産は、当初予定の5~6月から7月まで延期されたが、770万バレルまでの縮小については、8月に実施される見通しになる。当然に減産規模の縮小は原油需給に対してネガ ティブ評価が基本になるが、これは出口戦略に着手できるレベルにまで、需給見通しが改善していることも意味することになる。時間外取引でニューヨーク原油は堅調。8月限は前日比0.42ドル高の39.69ドルで推移している。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値154.4円(前日比-0.1円)TSR20は出来ず。ゴムRSS3号は、小幅安。寄り付きは、30日の上海ゴム夜間が小幅高となったものの、これに対する反応は薄く、小幅まちまちとなった。その後、日経平均株価がマイナスサイドに転じたことなどから、売りがやや優勢となっている。今週に入り、東京ゴムRSS3号先限は、152~155円前後の狭いレンジでの取引となっている。新型コロナウイルスの第2波とみられる動きから、積極的な買いは入りずらいが、産地価格は44バーツで安定して推移している。しばらくの間、狭いレンジでの取引が続きそうだ。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23390円(前日比+600円)コーンは大幅高。序盤から前日のシカゴ大幅続伸、1ドル=108円水準の円安水準から400円前後の上昇が目立った。シカゴ夜間取引が小反落後、地合いを引き締め、続伸となったことで先限は610円高の2万3400円まで上げ幅を拡大。出来高は伸び悩んでいるが、高もちあい商状。今週のシカゴ市場は3日から連休となるため、投機家の買い戻しもあり、堅調に推移しそうだ。今年の米国産コーンの作付け面積が3月末に発表された作付け意向面積から下方修正された。現地10日に月例の需給報告があり、20/21年度の生産高は下方修正されるとみられる。需要の下方修正がなければ期末在庫も下方修正となる可能性大だ。


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