夕刊:2020/07/03

金は反発、白金は下落、日経平均は続伸、東京のコロナ感染者124人と増加

為替

東京時間午前9時のドル円は107円50銭からスタート,アジア株も小動きで取引が始まり、ドル円、クロス円ともに早朝の水準からほとんど動きがない。 ドルは米雇用統計発表後に107.72円まで上昇したが、108円を目指す勢いはなく、間もなく107円前半に反落した。市場では「米雇用統計は予想を上回ったが、労働市場へ回帰できていない人もまだ多数いて、不透明さは変わらない。きょうは米国も休場で、動意が出にくいだろう」(外銀)との声が出ていた。また米独立記念日の振替休日で今晩のニューヨーク市場が実質的に休場となることから、東京市場で動意は目立たない。ユーロ円も午前9時は120円80銭辺りから始まって、上下15銭の値動き。ドル円も結局107円50銭を挟んで上下7銭の値動きとなった。

株式(日経平均)

寄り付きの日経平均は120円95銭高い2万2266円91銭の続騰でスタート。前引けは前営業日比74円37銭高の2万2220円33銭となった。朝方は米株高を好感して上値を追って始まったものの、買い一巡後は伸び悩みの動き、2日に米国で発表された6月の雇用統計は非農業部門雇用者数が前月から480万人増と、1939年の統計開始以降で最多。ロイターがまとめた市場予想300万人増を上回った。一時、前日に比べ160円を超える場面もあったが、新型コロナウイルス感染「第2波」への警戒感は強いほか、今晩は米国市場が独立記念日の振替休日で休場とな ることもあり、買い一巡後は手控え模様となった。お昼には本日東京のコロナ感染者数が124人と発表されると、一段と弱含むもプラス圏を死守。 しかし引けにかけては強含んだ。結局、終値は160円52銭高い2万2306円48銭、値上がり銘柄数は1333、値下がりは759変わらずは78、東証1部の売買高は9億8246万株、売買代金は1兆6954億円だった。

貴金属

金先限帳入値6142円(前日比+26円)銀先限帳入値62.1円(前日比+0.3円)白金先限帳入値2793円(前日比-23円)パラジウム先限帳入値6577円(前日比+0)金、銀は総じて反発。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、上げ一服となったが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことが下支えになった。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。6月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月から480万人増となり、1939年の統計開始以降で最多となった。失業率は11.1%と、5月の13.3%から改善している。また5月の米製造業新規受注は前月比8.0%増と、前月の13.5%減から持ち直した。景気回復期待からドル高・株高となり、金の圧迫要因になっている。ただペンス米副大統領は、新型コロナウイルス感染の再拡大で、経済活動再開に向けた動きを一時停止した各州知事の決定を支持すると述べた。米経済再開見通しに楽観的な見方を示しているが、感染拡大が続いており、今後の状況を注視したいところ。プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが続落。プラチナはニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落が圧迫要因になったが、金の押し目が買われると、下げ一服となった。午後の東京金先限は堅調。米国で新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数が過去最多を更新し続けており、景気見通しが依然として不透明であることから金には逃避的な買いが続いているもよう。

石油

原油先限帳入値28490円(+240円)ガソリン先限帳入値38900円(前日比-110円)灯油先限帳入値41830円(前日比+350円)午前の東京石油市場は売り買いが交錯しつつも、買いがやや優勢。午前の東京石油市場は高安まちまち。ガソリンが軟調な一方で、原油は堅調に推移。回復する米雇用統計を手がかりに海外原油が上げたことから、国内市場も買いが優勢。5月と6月の合計で米国非農業部門雇用者数は730万人程度増えたが、4月には2000万人規模の減少となっており、穴埋めには程遠い。低下していた米失業保険の継続受給者数が1929万人となり、前回の1923万1000人から増加に転じたことは懸念要因。 午後に入ると、東京のコロナ感染者数が124人と発表されてから、徐々に弱含むも引けにかけて原油は戻した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値155.6円(前日比+0.2円)TSR20は出来ず。ゴムRSS3号は、総じて小高い。序盤は、2日の上海夜間が小幅高となるなど、強材料が重なったが、これらに対する反応は薄く、方向性に欠ける展開となった。その後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、買いがやや優勢となっている。中国汽車工業協会によると、6月の新車販売台数は前年同月比11%増の228万台となっている。3カ月連続で前年比プラス、2カ月連続で二桁の伸び率になるが、上海ゴムの反応は鈍い。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23220円(前日比-130円)コーンはまちまち。期先3本がシカゴ安を背景に序盤から3ケタ安。先限は2万3130円まで下げ幅を拡大。期先5月限は2万2600円まで軟化後、下値を切り上げたが、戻り売り圧力が強く、2万2640円で推移。東京コーン先限はジリ安で推移。今夜からシカゴが3連休となるため、利食い売りを含めた手じまい売り先行ムード。


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