夕刊:2020/07/06

日経平均株価は力強く続伸。金はまちまち。白金は小幅高。オイルも小高い。

為替

午前中はドル円は107.77円付近まで上げた。米長期債利回りが上昇するなど、週明けの動きはやや楽観的。世界的に新型コロナウイルスの流行は深刻であるが、第1波の当時ほど神経質な雰囲気はない。ユーロ円は121.47円付近、豪ドル円は75.01円付近、NZドル円は70.61円付近まで上げた。円売りだけでなくドル売りも入っており、ユーロ/ドルは1.1273ドル、豪ドル/ドルは0.6963ドルまで強含み。午後のドル円は107円60銭台での推移。中国株高の動きが強まる中で、午前中に107円77銭を付けたドル円は、高値からは少し調整も107円70銭前後での推移が続くなど、堅調地合いを維持している。上海総合が5%を超える上昇。香港ハンセン指数が3.3%高などアジア株が総じて堅調でリスク警戒感の後退につながった。108円手前の売りに対する警戒感も、下がると買いが出る流れに。豪州ではビクトリア州での新型コロナの感染拡大の動きが広がり、隣接するNSW州との州境を閉鎖すると発表された。アジア株全般が買われる中で豪州株の売りが優勢となるなど、警戒感が広がっているが、豪ドル相場への影響は限定的で、対ドルで0.6970台、対円で75円10銭台を付けるなど、しっかりとした動きになっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は先週末比407.96円高の22714.44円。前引けの日経平均株価は前週末比306円24銭高の2万2612円72銭と続伸。東証1部の売買高概算は4億7473万株、売買代金概算は8425億2000万円。値上がり銘柄数は1798、対して値下がり銘柄数は303、変わらずは65銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、朝方は売り買い交錯のなか若干買い優勢で始まったが、その後は徐々に買いが厚みを増し、日経平均は上げ幅を次第に広げる展開となった。先物主導のインデックス買いに加え、主力の半導体関連株に買いが入り、全体相場を押し上げる形となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は強いものの、アジア株市場が総じて強い動きでこれを横目に投資マネーが流入した。東証1部全体の8割強の銘柄が上昇した。ただ、全体売買代金は低調で前引け時点で8000億円台にとどまっている。午後は更に大きく上値を伸ばして陽線引けとなった。25日移動平均線や22,500円の節目を回復している。最近はもみ合いが続いてきた。ただ、このところ上値を抑えられていた25日移動平均線を回復しており、さらに直近の高値である6月23日の高値22,693.89円を上抜いてきたことで、上昇基調が継続することとなりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6141円(前日比-1円)銀先限帳入値62.3円(前日比+0.2円)白金先限帳入値2815円(前日比+22円)パラジウム先限帳入値6523円(前日比-54円)金はまちまち、銀は続伸。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安が支援要因になったが、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられ、まちまちとなった。銀は金堅調につれ高となった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が支援要因である。米南部での感染拡大が続くなか、フロリダ州のマイアミデイド郡は、夜間外出禁止令を発表し、カジノや劇場などの営業再開を延期した。また中南米での感染拡大が続いており、収束の兆しは見られない。連休明けのニューヨーク市場で金ETF(上場投信)に逃避買いが入るかどうかを確認したい。午後に入ると、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受け、もみ合いとなった。銀は序盤の金堅調につれ高となった。前営業日比は、金標準、金ミニが2円安~11円高、ゴールドスポットが17円高、銀が変わらず~0.2円高。推定出来高は、金が8599枚、金ミニが1242枚。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が残っているが、景気回復期待などを背景に株高に振れ、金の上値を抑える要因になった。ゴールドマンサックスは第3四半期の米国内総生産(GDP)予想を25%増とこれまでの33%増から引き下げた。

石油

原油先限帳入値28900円(前日比+410円)ガソリン先限帳入値40090円(前日比+1190円)灯油先限帳入値42240円(前日比+410円)東京石油市場は堅調。先週末のブレント原油は反落したものの、下値が限られたことから国内市場は買いが優勢。世界的に新型コロナウイルスは流行しているものの、供給過剰が解消に向かっていると期待されている。先週末のニューヨーク市場は米独立記念日の振替休日で休場だった。週明けの円相場が1ドル=107円後半でやや円安推移していることも支援要因。日中取引開始後、東京原油先限は2万8870円まで上昇。ただ、夜間取引の高値である2万9100円を試すような勢いはない。先週末、イランのナタンツにある地下核開発施設で火災が発生した。ウラン濃縮に用いる先進的な遠心分離装置の開発に遅れが生じるとみられている。ナタンツはイランの核開発プログラムの要。火災の原因は判明していないが、イラン当局者はサイバー攻撃の可能性を指摘しており、反撃も辞さないようだ。午後は前倒し休日で、ニューヨーク原油は短縮取引のなか軟調、ブレント原油も小幅安で引けたが、週明けのアジアの時間帯の夜間取引では上伸していることで、東京石油は堅調に引けた。なお、この日のドバイ原油の現物は小安く推移している。主要3油種では、相対的に製品の上げ幅が大きくなり、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)が拡大した。とくにガソリンの先限は4ケタの大幅高で引けた。原油は先限、ガソリンは2本、灯油は期中以降の4本が一代高値を更新した。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値156.8円(前日比+1.2円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、小幅まちまち。上海ゴムは、小高く推移しているが、これに対する反応は薄く、玉次第の展開となるなか、方向性に欠ける展開となっている。天然ゴム生産国連合(ANRPC)が公表した7-9月期の天然ゴム需要見通は、前年同期比で1.4%増となった。中国が同0.8%増となるうえ、多くの国で天然ゴム需要が回復しているとした。ただ、生産国のタイでは、新型コロナウイルスが比較的コントロールされており、ゴム生産も大きな落ち込みもないようだ。このため、需要が本当に回復しても、価格の上昇は限定的となる可能性ありそうだ。大引けのRSS3は、前営業日比変わらず~1.2円高、TSR20は同変わらず。出来ず。RSS3号12月限は同1.2円高の156.8円、TSR20の12月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22590円(前日比+370円)とうもろこしは、総じて上昇。東京夜間取引で買い優勢となった流れを引き継ぎ、寄り付きから先限がジリ高。その後、3連休明けのシカゴ夜間取引の大幅高に支援され一段高となった。2万3590円まで上昇し、3日に続き、先限つなぎ足として3月26日以来の高値を更新。21年7月限として一代高値をつけた。出来高はさほど多くないが、先限はわずかであるが直近の高値を更新。原油高、円相場は1ドル=107.60円台で弱含んでいることも買い方に有利に左右。午後の取引は2万3500円台前半から上げ幅を拡大し、引け前に2万3590円をつけ、今日の高値引けとなった。取組の最も多い期先5月限は2万3020円まで上昇し、3日の高値をわずかに上抜き、6月9日以来の高値をつけた。


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