夕刊:2020/07/07

日経平均株価は前場は高値を付けるも反落。金はしわり続伸。石油三品は小幅安。ドル/円はややドル高気味。

為替

外為市場中盤、ドル円は107円前半で小動き。値幅は107.25~107.42円付近とかなり狭い。世界的にコロナショック後の景気回復見通しが広がりつつある反面、新型コロナウイルスの流行が未だに抑制されておらず、ドル円の動意は限定的。前日に先月16日以来の高値をつけたユーロ円は121円半ばで上げ一服。本日の高値は121.59円付近までとなっている。欧州各国による復興基金に関する協議が前進することが期待されているものの、東京時間帯の動意は乏しい。豪ドル円は74円後半で推移。一時75.07円付近まで強含んだ。6月前半からの調整安を経て再び上向きつつあるが、75円の節目水準が抵抗となっている。午後のドル円は107円50銭台を付けるなど、しっかりの展開となった。豪州で人口が二番目に多いビクトリア州で新型コロナの感染拡大がここにきて急速に広がる中で、同州が、同州の中心地で豪州第2位の都市メルボルンでの6週間のロックダウン再開を決めたことなどが、豪ドル売りドル買いを誘い、ドル全般の買いに。午前中のドル安進行が限定的なものにとどまり、すぐに値を戻したことなどもロンドンの本格参加と共にドル買いが入る材料となった。13時半に豪中銀政策金利が発表された。事前見通し通り現行の0.25%での金利据え置き。声明も目立った変更点が見られず、発表後の市場の反応は限定的なものにとどまった。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比99.75円安の22614.69円。前引けの日経平均株価は前営業日比126円71銭安の2万2587円73銭と反落でスタート。東証1部の売買高概算は5億7123万株、売買代金概算は1兆1006億7000万円。値上がり銘柄数は596、対して値下がり銘柄数は1509、変わらずは61銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は利益確定売りに押される展開。前日の欧米株高も、これに先立って注目を浴びた中国・上海株市場の急上昇を前日時点で織り込んでいたこともあって、きょうは上値の重い展開を強いられた。新型コロナウイルスの世界的な感染に対する警戒感も根強い。一方、上海株は今日も堅調に推移しているほか、ここ好調な経済指標が相次ぐ米国の景気回復に対する思惑などが下値を支える形となり、下げ幅は限られている。午後は大幅高の反動から利益確定の売りなどに押されて軟調な推移となった。25日移動平均線は割り込まずに維持している。一本調子での上昇という流れにはなりにくいとみられるが、大きな崩れは見せておらず、上下に振幅しながらも上値を追う展開となりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6169円(前日比+28円)銀先限帳入値62.8円(前日比+0.5円)白金先限帳入値2842円(前日比+27円)パラジウム先限帳入値6550円(前日比+27円)金、銀は上昇。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、円高に上値を抑えられたが、押し目は買われた。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。景気回復期待を受けて株高に振れ、リスク選好のドル安となったことが金の支援要因になった。中国の経済指標の改善を受けて中国経済のV字回復に対する期待感が出ている。また6月の米ISM非製造業総合指数(NMI)は57.1となり、4カ月ぶりの高水準を付けた。事前予想の48.9を上回った。経済活動再開で回復傾向にある。ただ米国の新型コロナウイルス感染症による死者は13万人を超えた。感染者は急増し、300万人に迫っており、感染拡大と制限措置の行方を確認したい。午後も金は上昇。銀は期先2本を含む3本が上昇。金はニューヨーク高、ドル建て現物相場が1780ドル台で堅調に推移から買い優勢。前営業日比は、金標準、金ミニが24~30円高、ゴールドスポットが22円高、銀が0.1円安~0.7円高。

石油

原油先限帳入値28530円(前日比-370円)ガソリン先限帳入値39800円(前日比-290円)灯油先限帳入値42010円(前日比-230円)東京石油市場は軟調だが、値動きは限定的。週明けの海外原油の動意が鈍かったことから、国内市場でも模様眺めムードが強い。来週に予定されている主要産油国の会合で、減産規模の縮小を予定通り行うことが確認される見通しであるが、新型コロナウイルスの流行が拡大していることもあって注目度が増している。本日は米エネルギー情報局(EIA)が月報を公表する。米国の原油生産量や需要の見通しが注目されそうだ。コロナショックが一巡し、米原油生産量の減少は一服している。なお、今週末には国際エネルギー機関(IEA)が月報を発表する。午後は総じて反落。為替が1ドル=107円台前半まで円高に振れたあと、半ばまで戻すなか、前日の海外原油先物は、ニューヨーク原油が小幅安、ブレント原油が小幅高となり、この日のアジアの時間帯の夜間取引が軟化していることで、上値重い展開。この日のドバイ原油の現物も軟調に推移している。主要3油種では、原油は全限月がマイナス引けしたが、ガソリン、灯油は一部限月がプラス引けした。国内夜間取引の序盤に、原油、ガソリンの先限、灯油は期先2本が一代高値をさらに更新したが、その後は日中取引の午後にかけて軟化した。また、恒例のETF絡みの商いのロールオーバーが期先2本に入った模様で、大商いとなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.4円(前日比+0.6円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて上昇。序盤は、前日の上海夜間の上昇や米株高を背景に買いが先行し、先限は一時159.7円まで上昇した。ただ、日中取引の上海ゴムが高寄り後、上げ幅を縮小すると、東京ゴムも地合いを緩め、一部限月はマイナスサイドに沈んでいる。RSS3号は、前日の夜間取引で上海ゴムが地合いを引き締めたことや、金融市場が全体的にリスクオンになっていることを受けて、序盤は買いが先行した。ただ、日中取引の上海ゴムの中心限月9月限が、6月8日の高値1万0740元の手前で戻り売りを浴びると、東京ゴムも地合いを緩めた。RSS3は、前営業日比0.4円安~0.6円高、TSR20は同変わらず。RSS3号12月限は同0.6円高の157.4円、TSR20の12月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は234800円(前日比-110円)とうもろこしは、まちまち。期近高、期先安。前日のシカゴ高は前日の上昇で織り込み済み。米国産コーンの作柄悪化からシカゴ夜間取引が小幅続伸で推移も反応薄。先限は2万3460円まで下落。円相場が1ドル=107円台前半に上昇などから小口の利食い売り先行ムード。期近9月限は一時900円高で他限月にサヤ寄せした後、上げ幅を縮小。先限は6月30日に2万2240円の安値をつけたが、1週間足らずで2万3590円まで、1350円の急騰。短期筋から利食い売りが出ることは何ら不思議ではない。テクニカルからは、この間の上げ幅1350円に対す3分の1押しに当たる2万3140円近くまでの修正安の可能性はある。午後は戻りは鈍く推移し、今日の安値圏で引けた。期近9月限は一時900円高で他限月にサヤ寄せした後、上げ幅を縮小し、610円高で引けた。前営業日比は110円安~610円高。先限は同110円安の2万3480円。


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