夕刊:2020/07/08

終値ベースで金は6200円台に乗せる。日経平均株価は反落。オイルは小幅高。

為替

東京外為市場はドル円は107.71円付近まで水準を切り上げた。実需のドル買いが入ったとの観測がある。ただ、継続的にドル需要を高める背景は見当たらず、ドル円は見慣れた水準を維持。ユーロ円は121円前半で推移し、前日の東京時間帯の水準とほぼ変わらず。ポンド円は135円前半で前日高値圏を維持。一時135.30円付近まで上げた。英景気刺激策や英国と欧州連合(EU)の貿易交渉前進が期待されている。豪ドル円は74円後半で上値が重い。一時74.62円付近まで弱含んだ。75円の節目が引き続き抵抗となっている。ただ、新型コロナウイルスの流行の第2波にさらされている豪州では、本日深夜からメルボルン周辺の住民に外出規制が課されるが、豪ドル円は上向きの5日移動平均線の付近を維持。午後のドル円は107円50銭台での推移。午前中に仲値がらみの実需の買いなどもあり、107円70銭台まで上昇の局面も、その後は調整が入り107円50銭台に。ユーロ円は121円10銭台を付けるなど、午後に入ってやや軟調。NY市場での安値121円18銭を下回る動きを見せた。もっとも安値からはすぐに調整が入る展開。一方向の動きには慎重。株安の動きなどが若干の円高を誘った格好も、レンジを超えて下値を売り込む勢いは見られず。ユーロドルは朝から1.1270台を中心に狭いレンジでのもみ合いが続いていたが、ロンドン勢の本格参加を前に1.1262まで売りが入る場面も。もっともすぐに1.1270台に戻しており、目立った方向性は出ず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比176.04円安の22438.65円。前引けの日経平均株価は前日比43円14銭安の2万2571円55銭。東証1部の売買高概算は5億2036万株、売買代金は約9529億円。値上がり銘柄数は1027、値下がり銘柄数は1043、変わらずは90銘柄だった。日経平均株価は小幅安。新型コロナウイルスの感染再拡大に対する警戒感から前日のNYダウは下落した。これを受け、日経平均も下落してスタート。一時、前日に比べ150円近く値を下げた。ただ、NYダウ先物は小幅安で推移していることもあり下値には買いが流入。日経平均は下げ渋る展開となり、一時プラス圏に浮上する場面もあった。後はいったん上昇に転じたものの、買い一巡後は再び下落した。25日移動平均線付近でのもみ合いとなり、上ヒゲのローソク足で引けた。上昇してもその流れが続かないなど、上値を抑えられやすい動きを見せている。方向感の定まりにくい展開が続いている。

貴金属

金先限帳入値6201円(前日比+32円)銀先限帳入値63.3円(前日比+0.5円)白金先限帳入値2891円(前日比+49円)パラジウム先限帳入値6580円(前日比+30円)金は続伸、銀は概ね続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まり、円安傾向を受け夜間取引の高値6210円をわずかに上回り6212円まで上昇。その後、転売が入り値を落としているが、引き続き大幅高で推移。銀もニューヨーク高を受けて堅調となった。米国では新型コロナウイルスの感染が南部、西部を中心にして拡大している。大手新聞社のワシントンポストが伝えたところによると7月5日までの1週間における1日当たりの感染者数は過去最大の平均4万8600人に達している。これを受けてすでに一部店舗が再閉鎖されている。また、オーストラリアのビクトリア州でも新型コロナウイルスの感染拡大を受け州都のメルボルンでロックダウンが実施されることになったほか、ブラジルではボルソナロ大統領の感染も確認されている。

石油

原油先限帳入値28800円(前日比+270円)ガソリン先限帳入値40020円(前日比+220円)灯油先限帳入値42900円(前日比+890円)東京石油市場は堅調。海外原油が高値圏を維持しつつ、上値を見据えた展開が続いていることから国内市場も買いが優勢。コロナショック後の需要が回復しており、供給過剰の解消が期待されている。1ドル=107.70円付近まで円安に振れたことも支援要因。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が増加し、ニューヨーク原油は一時軟化していたが、足元ではプラス圏に浮上している。時間外取引でニューヨーク原油は下げ渋り。8月限は前日比0.01ドル高の40.63ドルで推移。40.30ドルまで軟化した後、40.73ドルまで強含んだ。午後は総じて反発。為替は前日の海外市場でいったん1ドル=107円台後半まで円安に振れたものの、その後は107円台中盤と、前日の国内大引け時点の水準に戻している。また、前日の海外原油先物は上昇後に上げ幅を縮小して小動きとなり、この日のアジアの時間帯の夜間取引ももみ合いとなっていることで、動意は強くないが、この日のドバイ原油の現物が堅調に推移していることで、プラス引けする限月が多くなった。主要3油種では、原油は全限月が小高く引けたが、ガソリンは期近がマイナス引け、灯油は需要期の期先の上げ幅がやや大きくなった。また、原油は前日に続きETF絡みの商いのロールオーバーが期先2本に入った模様で、大商いとなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値157.2円(前日比-0.2円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて小幅安。序盤は、前日の上海夜間が小幅高となったことから、買いがやや優勢となる場面があった。だが、中盤以降は、手掛り材料難の中、玉次第の展開となっている。ゴムRSS3号は、6月30日以降、株高などを手掛かりに、買いがやや優勢となっていた。だが、ここにきて、新型コロナウイルスの感染第2波の動きなどから、株高の動きが一服となると、手掛り材料難となり、地合いを緩めている。上海ゴムの中心限月9月限も、6月8日の高値1万0740元の目前では、戻り売りを浴びており、再び地合いを引き締めるには、ゴム独自の新規の買い材料が必要のようだ。午後は手掛り材料難の中、玉次第の展開となり、期先12月限を除いてプラスサイドで引けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.2円安~1.0円高、TSR20は同変わらず。RSS3号12月限は同0.2円安の157.2円、TSR20の12月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は234400円(前日比-40円)とうもろこしは、まちまち。期先2本を含む3本が売り優勢。先限は2万3400円割れ後、下値を切り上げ、2万3400円台を回復。先限は序盤に2万3360円まで下落。下値を切り上げてはいるが、プラスサイドに反転させる買い物はなく、売り圧力が根強い展開。シカゴ夜間取引が小幅続落から調整色を濃くしている。期先は修正安を継続。出来高が伸び悩み、押し目買いは低調もよう。この後は玉の出方次第だが、先限は2万3400円を挟んでの推移を継続か。午後は閑散商状で安もちあいで推移。期中1月限が小高くなったが、期先に波及せず。前営業日比は40円安~70円高。先限は同40円安の2万3440円。


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