夕刊:2020/07/13

日経平均株価は大暴騰。再び23000円をチャレンジか。金もしっかり。オイルも続伸。

為替

ドル円は106円後半でやや重い。106.79円付近まで水準を切り下げた。対主要通貨でドル売りが入っていることがドル円の重しだが、リスク回避的な雰囲気はなく、逃避通貨のドルが売られていることが足元の動きの背景。米国を中心に新型コロナウイルスの流行が悪化しているが、治療薬「レムデシビル」が流通していることもあって過剰な警戒感はなく、年内におけるワクチンの開発期待が高まっており、リスク選好的な雰囲気が形成されている。対ドルでの欧州通貨高に連動し、ユーロ円は121.01円付近、ポンド円は135.22円付近まで強含み。対ドルや対NZドルの豪ドル高を背景に、豪ドル円は74.48円まで水準を切り上げた。午後のドル円は106円台後半での推移が続いた。若干ドル高円安傾向も、107円を試すだけの勢いは見られず、値幅は限定的なものに。ユーロドルは1.1320台での推移。午後に入って1.1336近辺まで上昇の場面も続かず。今週末のEU首脳会議を前にやや慎重な動きが続いている。首脳会議ではEU復興基金の合意に向けた議論が深まると期待されているが、今回の会議での合意は難しいとの見方が優勢となっており、ユーロ買いも限定的に。比較的しっかりの展開を見せたのが豪ドルで、一時対ドルで0.6980台まで。前週にメルボルンなどビクトリア州でのロックダウン再開で売りが出た豪ドルは、米中関係の悪化懸念なども重石となったが、朝方0.6940前後まで下げた後は、買い戻しが優勢に。株高などの動きを受けてのリスク選好の流れが豪ドルを押し上げた格好。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は493.93円高の22784.74円。前日比前引けの日経平均株価は前週末比386円44銭高の2万2677円25銭と急反発。東証1部の売買高概算は6億2463万株、売買代金概算は1兆833億7000万円。値上がり銘柄数は1933、対して値下がり銘柄数は206、変わらずは30銘柄だった。前場の東京株式市場は主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となり、日経平均は一時400円を超える上昇をみせる場面があった。前週末の米国株市場では新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発に対する期待感から主要株指数が大きく上昇しており、ナスダック総合指数は史上最高値を更新。前週末にETFの決算に伴う分配金捻出の売りで水準を切り下げた日経平均はその反動もあって大きく切り返す展開となっている。午後も一段と上値を追う展開を見せた。引けにかけて堅調な推移を見せて、22,500円の節目や25日移動平均線を上に抜けた。最近のレンジ上限近辺まで上昇を見せている。

貴金属

金先限帳入値6214円(前日比+29円)銀先限帳入値65.9円(前日比+2.1円)白金先限帳入値2862円(前日比+50円)パラジウム先限帳入値6828円(前日比+148円)東京金、銀は総じて反発。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル安を受けて堅調となった。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。金は新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念などを受けて1800ドル割れの押し目を買われた。ただドル高などを背景に金ETF(上場投信)に利食い売りなどが出て上げ一服となった。10日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比0.361トン減の1200.458トンとなった。感染拡大の行方と投資資金の動向を引き続き確認したい。一方、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬ベンチャーのビオンテックが共同開発する新型コロナウイルスのワクチンは、年末までに承認申請に向けた準備が整う見通しと伝えられた。世界の感染者・死者は引き続き増加しており、治療薬やワクチンが開発されるまで収束は難しそうだ。午後に入ると、上げ一服となる場面も見られたが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが29~37円高、ゴールドスポットが36円高、銀が変わらず~2.1円高。

石油

原油先限帳入値28790円(前日比+890円)ガソリン先限帳入値40320円(前日比+770円)灯油先限帳入値44010円(前日比+1150円)東京石油市場は上昇。国際エネルギー機関(IEA)が需要見通しを上方修正し、先週末の海外原油が反発したことが手がかり。来月から石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国が減産規模縮小する見通しであることはあまり材料視されていない。時間外取引でニューヨーク原油は軟調。円相場は1ドル=106円後半で推移し、先週末からほぼ変わらず。午後は反発。為替が1ドル=106円台後半で小動きとなるなか、10日の海外原油先物が下落後に反発してプラス引けとなったことに支援された。週明けのアジアの時間帯の夜間取引では上値が重くなったものの、週明けのドバイ原油の現物は上昇しており、東京石油に好感された。主要3油種では、原油、灯油の上げ幅が相対的に大きくなり、とくに灯油は4ケタ高となる限月もあった。一方、ガソリンの上げ幅はやや抑えられた。原油は、このところ続いているETF絡みの商いの期先2本のロールオーバーが入り、この日も7万枚を超える大商いとなった。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値156.8円(前日比+1.7円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み高。10日の東京夜間は上昇した。同日の上海夜間や米株も上昇したものの、10日の東京夜間の上げ幅が大きかったことから、これにする反応は鈍く、10日の東京夜間の引けと同値圏で寄り付いた。その後、タイ現物価格がしっかりとなっていることなどから、期近が地合いを引き締めている。この背景には、地方政府が財政政策を打ち出し、消費を後押ししていることがあるようだ。商用車の伸びは尋常じゃない数値であり、財政政策終了後の反動が危惧される。また、乗用車販売が伸び悩みをみせていることは、中国の景気は個人消費レベルでは回復していない可能性がある。この状況下では、上海ゴムの上昇は、あまり期待できそうにない。午後は幾分、上げ幅を縮小したが、155.7円で買い拾われ、終盤にジリ高となり、今日の高値圏で引けた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.4~1.9円高、TSR20は同変わらず。RSS3号12月限は同1.7円高の156.8円、TSR20の12月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22880円(前日比-510円)とうもろこしは、大幅安。10日のシカゴ安に続き、週明けのシカゴ夜間取引が続落から期先から一段安。先限は2万2700円まで下落。下値を切り上げたが、戻り売り圧力は強く、2万2800円台前半で推移。13日のシカゴ市場の引け後に米農務省(USDA)から発表される12日時点での作柄報告で作柄が改善することを先取りするような下落。5日時点の作柄報告は良以上が71%。前週の73%から2ポイント低下とはいえ、昨年同期の57%と比較するとかなり良い。午後は見送りムードが強まり、出来高が少なく、閑散商いの中、下げ幅を縮小し、2万2880円で引けた。前営業日比は590~240円安。先限は同510円安の2万2880円。


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