夕刊:2020/07/14

金は小幅安で引ける。白金も安い。日経平均株価は反落。オイルも引けにかけて下げる。

為替

ドル円は107.37円付近まで水準を切り上げた後、107.15円付近まで弱含み。見慣れた水準で上下を繰り返している。新型コロナウイルスの流行が続いているなかで、景気見通しの不透明感は根強く、景気の一段の下振れに備えるため、各国は超緩和的な金融政策を維持せざるを得ず、外為市場では依然として流れが見えにくい。前日に上昇した反動もあってユーロ円は121.53円付近まで弱含み。ポンド円は前日安値を下回り、134.45円まで下げた。豪ドル円は74.30円付近、NZドル円は69.97円付近まで軟化。午後のドル円は107円20銭台での推移。昨日の海外市場で107円台を回復。朝方はその流れを受けて107円30銭台まで上昇も、株高の動きが収まったこともあり、その後は昼にかけて107円10銭台まで調整が入った。午後は安値からの買い戻しが入り、107円20銭台を回復も、上値を試すだけの勢いはなく、もみ合いとなっている。新型コロナウイルス感染第二波の影響で、米カリフォルニア州が国内活動の禁止措置を再開。フロリダ州やアリゾナ州など、感染拡大が深刻な州も追随するとみられており、市場の警戒感を誘っている。一方でワクチン開発期待などもあって米株が比較的しっかりの展開となる中で、リスク選好の円安の流れも継続。ドル円は上下ともに動きにくい展開。朝方のユーロ円の上昇もあって1.1350前後まで上昇を見せたユーロドルは、その後値を落とし、1.1340前後でのもみ合いに。今週末のEU首脳会議でEU復興基金の合意などが見られるとユーロ買いになるものの、合意は難しいとの思惑もあり、動きにくい展開に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は197.73円安の22587.07円。前引けの日経平均株価は前営業日比191円47銭安の2万2593円27銭と反落で終える。東証1部の売買高概算は5億2419万株、売買代金概算は9551億1000万円。値上がり銘柄数は693、対して値下がり銘柄数は1377、変わらずは100銘柄だった。前日の米株市場でナスダック総合指数が大幅反落したことを受け東京市場でも主力株中心にリスク回避の売り圧力が強まった。日経平均は前日に先物主導で500円近い上昇をみせていたこともあって、その反動から利食い急ぎの動きが出た。アジア株市場も中国・上海株や香港株などをはじめ総じて安く、投資家心理を冷やしている。業種別では不動産株などに買いが入ったものの、世界景気敏感セクターなどを中心に売りに押されるところが多い。日経平均は前場安値引けで、売買代金は1兆円を下回った。午後は下げはしたものの、22,500円の節目は維持した。このところはレンジ内でのもみ合いが継続している。前日のように大きく上げた日の翌日は売りに押されやすくなっており、一本調子での上昇や下落の流れが続きにくくなっている。

貴金属

金先限帳入値6209円(前日比-5円)銀先限帳入値65.6円(前日比-0.3円)白金先限帳入値2823円(前日比-39円)パラジウム先限帳入値6788円(前日比-40円)金、銀は総じて反落。金は円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落を受けてマイナスサイドに転じた。銀はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、金軟調を受けて期先2本がマイナスサイドに転じた。景気回復期待を背景に週明けの株価が上昇し、リスク選好のドル安が金の支援要因になった。ただ新型コロナウイルスの感染拡大が続き、ニューヨーク市場で株高が一服すると、ドル安が一服し、金の上値を抑える要因になった。世界の新型コロナウイルス感染者は、1300万人を突破した。米国の感染拡大が続くなか、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を徹底しなかったことが、国内の感染者急増につながっているとの見方を示した。米カリフォルニア州は、レストランの屋内営業を再び停止するほか、感染拡大が深刻な地域で教会、ジム、美容院などを閉鎖すると発表した。午後に入ると、ジリ安となる限月もあったが、先限は終盤の取引で6200円割れはなく、下値堅く推移し、5円安で引けた。銀はニューヨーク高、円小幅安を受けて買い優勢となった後、期先3本が上げ幅を削り、修正安。前営業日比は、金標準、金ミニが13円安~36円高、ゴールドスポットが15円安、銀が0.5円安~0.6円高。

石油

原油先限帳入値28240円(前日比-550円)ガソリン先限帳入値39500円(前日比-820円)灯油先限帳入値43400円(前日比-610円)東京石油市場は下落。石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が来月から減産目標を縮小する見通しであることが相場の重し。今日明日と共同技術委員会(JTC)や共同閣僚監視委員会(JMMC)がオンラインで行われる。世界的に新型コロナウイルスの流行が収まらないことも圧迫要因。時間外取引でニューヨーク原油は下落している。米エネルギー情報局(EIA)が発表した掘削生産性報告(DPR)では、6月の掘削済みの坑井が326本、仕上げ済みの坑井が291本と、それぞれ統計開始以来の最低水準を更新した。シェールオイル産業は設備投資を一段と抑制しており、生産量は減少を続ける見通し。午後も総じて反落。為替は1ドル=107円台前半まで円安に振れているものの、前日の海外原油先物が下落して、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引で一段安となったことに圧迫された。この日のドバイ原油の現物も軟化している。また、午後前半にこの日の安値を付けたあと、大引けまで下げ幅を縮小した。主要3油種は、灯油の期近8月限がわずか1枚の出来高で唯一プラス引けしたことを除くと、全て軟調に引けた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値156.3円(前日比-0.5円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて軟調。序盤は、上海夜間高などを受けて、小じっかりと推移した。だが、中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが軟化したことを受けて、マイナスサイドに沈む限月が目立っている。RSS3号は、6月12日以降、152~160円前後でのレンジ相場が続いている。タイ現物価格は、しっかりしているものの、上値を追って買うような材料が見当たらない。中国の自動車販売が回復基調にあるが、地方政府の財政支出により商用車の異常が伸びが背景になり、個人商品によるものではない。また、米国内をみても、新型コロナウイルスの感染拡大が依然として続いており、自動車販売に深刻な影響を及ぼしている。仮に、ワクチン完成が近づいたとしても、自動車は耐久財であることから、急回復は難しいだろう。ゴム相場は、まだしばらく安値圏でのもみ合いが続きそうだ。午後は売りが優勢の展開となり、期近2本を除いてマイナスサイドに沈んで取引を終えた。TSR20は出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.8円安~1.0円高、TSR20は同変わらず。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22820円(前日比-60円)コーンは、まちまち。期近9月限が390円安以外は2ケタの高下で小動きで方向性がない。米国産コーンの作柄悪化にもシカゴ夜間取引は小幅続落。一方で円相場が1ドル=107円台前半に下落と、強弱材料が交錯。先限は2万2830円までジリ安。期先2本が小幅安。先限は序盤、2万2890円まで強含んだが、2万2900円超えができず、2万2830円まで下落。米国産コーンの作柄悪化にもシカゴ夜間取引は小幅続落。日中取引で先限は2万2800円台でもみあいに終始。


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