夕刊:2020/07/15

オイルは小幅高。日経平均株価は23000円近くまで大幅反発。金もしっかり。ドル円はほぼ動かず。

為替

午前中のドル円、クロス円ともに小幅なレンジ内でもみ合いとなっている。日経平均株価は急騰しているが、その影響は限定的のもよう。日本時間早朝に、米バイオ製薬企業がコロナワクチン開発で前進とのポジティブなニュースがあった一方で、トランプ米大統領が香港国家安全維持法をめぐる中国制裁法案に署名とのネガティブなニュースもあり、模様眺めの様相となっているようだ。午後はドル円は107円20銭台でのもみ合いが続いた。昨日の海外市場では株高からの円安ドル安が進行。クロス円が軒並み大きな上昇を見せた。東京市場でも朝方はその傾向が続き、ユーロ円が122円台半ばを付けるなどの動きを見せた。豪ドル円が75円28銭を付けるなどの動きに。午前中に高値から調整が入ると午後はその調整ムードが継続。ユーロ円は122円20銭前後まで、豪ドル円は75円割れまで。円安ドル安の中で、ユーロドルなどは対ドルでも上昇し朝方1.1420台を付けていたが、こちらも午後に1.14割れとなるなど、調整ムードに。円安ドル安の動きが相殺し、午前中も目立った方向性を見せなかったドル円は、午後ももみ合いが続き107円20銭台を中心とした小動きが続いた。日銀金融政策決定会合は事前見通し通り現状維持を決定。展望レポートでは今年度の経済成長見通しを引き下げたが、こちらも想定通りということで目立った反応は見られず。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比358.49円高の22945.50円。前引けの日経平均株価は前営業日比325円23銭高の2万2912円24銭と反発で終える。東証1部の売買高概算は6億1598万株、売買代金概算は1兆763億4000万円。値上がり銘柄数は1598、対して値下がり銘柄数は482、変わらずは88銘柄だった。きょう前場の東京市場は前日の米株高を受けリスクを取る動きが優勢となり、主力株中心に買われ日経平均は大きく切り返しに転じた。2万3000円大台まであと50円あまりに迫る場面もあった。新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感は拭えないものの、ワクチン開発の進展に期待する買いが優勢となり、景気敏感セクターなどに投資資金が流入している。前場の売買代金は1兆円を上回ったものの商いは盛り上がりを欠いている。午後は一段と上値を伸ばした。7月に入って22,700円台では上値を抑えられていたものの、この水準を上に抜けてきた。5日移動平均線が上向きに転じており、23,000円の大台乗せが視野に入ってきた。新型コロナウイルスの感染再拡大や米中対立への警戒感はくすぶり続けるものの、堅調な流れを引き継いで上値を追う形か。

貴金属

金先限帳入値6232円(前日比+23円)銀先限帳入値67.0円(前日比+1.4円)白金先限帳入値2821円(前日比-2円)パラジウム先限帳入値6850円(前日比+6円)金、銀は総じて反発。金はドル建て現物相場の上昇を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル安一服に上値を抑えられた。銀もドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。金はリスク回避のドル高が圧迫要因になったが、ニューヨーク市場で景気回復期待から株高に振れ、ドル安に転じると、押し目を買われた。新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が強いが、6月の中国の貿易統計で輸出入が予想外に増加した。またワクチン開発に対する期待感もあり、株価の押し目は買われ、リスク選好の動きとなった。ワクチン開発の米モデルナによると、新型ウイルス向けワクチンの初期段階の臨床試験で治験患者の45人全員に抗体ができたと発表した。トランプ米大統領は、香港への優遇措置を撤廃する大統領令に署名したと発表した。また香港民主派弾圧の責任を負う中国当局者に制裁を科す法案に署名したことも明らかにした。中国政府は、香港を巡って米当局者やエンティティーへの制裁を実施すると発表しており、米中の対立が続くとみられる。午後に入ると上げ幅を縮小も期先は20円超の上げ幅を維持して堅調に引けた。銀はニューヨーク安にも現物高、金の堅調な値動きに支援された。前営業日比は、金標準、金ミニが6円安~35円高、ゴールドスポットが38円高、銀が変わらず~1.4円高。

石油

原油先限帳入値28780円(前日比+540円)ガソリン先限帳入値40230円(前日比+730円)灯油先限帳入値43810円(前日比+410円)東京石油市場は上昇。石油需要が回復しており、石油輸出国機構(OPEC)加盟国を中心とした産油国が来月から減産目標を縮小しても需給の改善は続くと見られている。本日、サウジアラビアやロシアなどOPECプラスの中核国は共同閣僚監視委員会(JMMC)をオンラインで行う。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計も支援要因。原油やガソリンの在庫が減少した。米モデルナの新型コロナウイルスのワクチン開発が前進していると伝わったことも支援要因。本日は7月の米ニューヨーク連銀製造業景気指数が発表される。新型コロナウイルスの流行が悪化しており、米経済の景気見通しは悪いが、製造業の企業景況感は明らかに回復している。4月にかけて急激に悪化した反動はあるとしても、本指数の上昇が続くと驚きにつながるだろう。午後は反発。為替が1ドル=107円台前半でもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が下振れ後に戻して小幅高となり、さらにこの日のアジアの時間帯の夜間取引でも朝方一段高となったことに支援された。この日のドバイ原油の現物も上伸している。主要3油種は、国内夜間取引で上昇後、朝方この日の高値を付けたあと、日中取引で上げ一服となったものの、プラスサイドを維持して推移した。前営業日比は、ガソリンが280~730円高、灯油が410~760円高、軽油が出来ずたが、名目値で600円高。原油が400~690円高。中京ガソリンは変わらず~700円高、灯油は500円安~700円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値156.5円(前日比+0.2円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、小高い。序盤は、上海夜間高、株高、原油高などを好感し、買いが先行した。だが、買い一巡後は、日中取引の上海ゴムが伸び悩んでいることもあり、動意に欠ける展開となっている。ゴムRSS3号先限は、先週から155~160円手前でのレンジ取引が続いている。現物価格は、しっかりしているものの、米中関係が一段と悪化していることから、積極的な買いは入りにくそうだ。また、新型コロナウイルスの感染第2波の動きが強まっていることも、上値を重くしている。午後は買い一巡後は、日中取引の上海ゴムが伸び悩んだことから、上値がやや重くなった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.2~1.4円高、TSR20は同変わらず。RSS3号12月限は同0.2円高の156.5円、TSR20の12月限は変わらずの131.0円、総出来高はRSS3号が2624枚、TSR20は0枚。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22920円(前日比+100円)とうもろこしは、総じて下落。前日のシカゴ安から期先2本を含む3本が売り優勢。シカゴ夜間取引の小反発などから、先限は一時プラスサイドに反転。しかし、戻り売り圧力が強く再軟化。期近9月限は300円安となり、大幅続落。期先2本が小幅安。先限は夜間取引で2万3040円の高値をつけたが、日中取引では2万2860円で頭打ち。その後、2万2770円まで軟化。シカゴ夜間取引が小反発しているが、先限が2万2900円台を回復するにはインパクト不足。この後も戻りは鈍い展開か。2万2700円台前半で下げ渋りか。午後はプラスサイドに浮上し、終盤に上げ幅を拡大となり、2万2900円台で引けた。シカゴ夜間取引の小反発が支援材料だが、閑散商いで限月間で方向性を欠いた。前営業日比は300円安~100円高。先限は同100円高の2万2920円。


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