夕刊:2020/07/17

金は反落。日経平均株価も小幅安で終了。ドル円は107円台前半で推移。オイルはまちまち。

為替

午前中のドル円は107円前半で小動き。今週は106円半ばから107円半ばのレンジで上下を繰り返しており、こう着感がかなり強い。ドルを主体に値動きが発生することはあっても、円が動意づく場面は乏しい。ただ、昨日の6月の米小売売上高は5243億ドルとなり、コロナショック前の水準をほぼ回復したほか、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数の推移が示すように製造業景況感の回復が顕著だが、ドルの動意も限定的。超緩和的な米金融政策見通しに変化はない。ユーロ円は122.30円付近まで強含んだ後、押し戻されている。欧州連合の首脳が新型コロナの復興基金について協議するが、期待感の高まりはあまりみられない。豪ドル円は74.97円まで水準を切り上げたが、75円の節目付近が引き続き抵抗となっている。NZドル円は70.29円付近まで強含み。ただ、今週は週初からほとんど水準の変化はない。午後のドル円は107.17円付近まで弱含み。午後に軟化したが、値動きは小幅にとどまっている。ドル円に連動してユーロ円は121.99円付近まで水準を切り下げた。ポンド円も134円後半でやや重くなったが、目につくほどの値動きではなかった。インドで新型コロナウイルス感染者数が100万人を突破したと伝わっているものの、特に材料視されていない。インドでは一日あたりの新規感染者数の伸びが加速し続けており、感染者数の大台突破に驚きはなかった。 

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比73.94円安の22696.42円。前引けの日経平均株価は前営業日比3円59銭高の2万2773円95銭と小幅反発で終了。東証1部の売買高概算は5億230万株、売買代金概算は9051億1000万円。値上がり銘柄数は896、対して値下がり銘柄数は1180、変わらずは94銘柄だった。前場の東京株式市場は買い手控えムードのなか上値の重い展開となったが、下値を売り込む動きも見られず、狭いレンジでもみ合い方向感の定まりにくい展開となった。朝方は、前日の米株安にもかかわらずやや買い優勢で始まったものの、買いは続かず日経平均はマイナス圏に沈む場面もあった。国内外で新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が買いを手控えさせた。売買代金は1兆円を下回るなど低調で、値下がり銘柄数が値上がりを上回っている。後場は軟調な推移となって、連日の陰線引けとなった。25日移動平均線はかろうじて上向きだが、ほぼ横ばいとなっている。

貴金属

金先限帳入値6209円(前日比-14円)銀先限帳入値66.0円(前日比-0.2円)白金先限帳入値2828円(前日比+25円)パラジウム先限帳入値6801円(前日比+3円)金、銀は総じて続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀は金軟調につれ安となった。米政権が中国共産党員による米国への渡航禁止を検討と伝えられたことや、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念を受けてリスク回避の動きとなった。米新規失業保険申請件数は130万件と前週の131万件から減少した。ただ事前予想の125万件を上回り、労働市場の改善の遅れに対する懸念が残っている。また米南部での感染拡大が続いている。6月の米小売売上高は前月比7.5%増と事前予想の5%増を上回った。経済活動再開で回復したが、新型コロナウイルスの感染拡大で先行き不透明感が残っている。米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は、物価上昇率が米連邦準備理事会(FRB)の目標である2%を超えない限り、利上げを開始する理由は見当たらないとの見方を示した。午後に入ると、ドル高一服を受け、もみ合いとなった。銀は金軟調につれ安となった。前営業日比は、金標準、金ミニが16~13円安、ゴールドスポットが17円安、銀が1.1円安~変わらず。東京金先限は6203円まで下落した。ドル建て現物相場の軟調が圧迫要因になった。円相場は1ドル=107円台前半の円安に振れた。銀先限は夜間取引で2016年7月以来の高値68.3円を付けたのち、上げ一服となった。

石油

原油先限帳入値28770円(前日比-90円)ガソリン先限帳入値40130円(前日比-160円)灯油先限帳入値43750円(前日比-130円)東京石油市場は売りがやや優勢だが、変動は限定的。海外原油の反落が重しとなっているものの、ニューヨーク原油やブレント原油はこのところの高値圏で方向感が乏しく、国内市場の動意も限定的。世界的に石油需要は回復している一方、来月から石油輸出国機構(OPEC)加盟国と非加盟国によるOPECプラスが減産目標を縮小することもあって強弱が対立している。円相場が1ドル=107円前半で円安推移していることは下支え要因。日中取引開始後、東京原油先限は小動き。2万8770~8930円の狭いレンジ内で推移している。午後は総じて小幅安。原油は全限月がマイナス引け、ガソリン、灯油は総じて小幅安。為替が再び1ドル=107円台前半まで円安に振れているものの、前日の海外原油先物が軟調に引けて、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引も弱含みとなっていることに圧迫された。この日のドバイ原油の現物も軟化している。主要3油種は、原油は全限月が小幅安で引け、ガソリン、灯油は約定した限月が軟調に引けた。前営業日比は、ガソリンが240円安~変わらず、灯油が890円安~変わらず、軽油が出来ずだが、名目値で100円安。原油が430~90円安。中京ガソリンは変わらず~500円高、灯油は300円安~700円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値156.3円(前日比+0.7円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、堅調。前日の上海夜間がしっかりとなったことを受けて、買いが優勢で寄り付いた。ただ、買い一巡後は、もみ合いとなっている。TSR20は、出来ず。ゴムRSS3号は、堅調な展開となっているが、活況とは程遠い状況だ。今週、ここまでの高値は14日の157.3円、安値は今日の154.6円であり、い週間の値幅が2.7円しかない。出来高も今週は、2度、2000枚を割り込むなど、閑散とした商いの日があった。産地サイドをみると、タイ現物価格は、45バーツ台半ばまで上昇する場面もあったが、同水準では上値が重くなった。上海ゴムは、先週、1万1000元突破に失敗して以降、もみ合いとなっている。現状、積極的に売り込む材料もみられないが、買い材料にも乏しい。目先は、もみ合いが続きそうだ。大引けのRSS3は、前営業日比0.6~2.1円高、TSR20は同変わらず。RSS3号12月限は同0.7円高の156.3円、TSR20の12月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22930円(前日比+170円)とうもろこしは、まちまち。期先2本がシカゴ高、円小幅安から上昇。夜間取引で買い優勢となった流れを引き継いでいる。商いは低調。先限は2万2900円台で高もちあい。先限は夜間取引で2万3000円を試した。日中取引は2万2920~2万2990円の狭いレンジでもみあい。シカゴ夜間取引が続伸にも2万3000円超えにはならず。来週、東京コーンは23日から4連休となるため、仕掛けにくく、4日連続で出来高が100枚台にとどまる閑散商いに終わった。


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