夕刊:2020/07/27

大阪取引所発会は金は最高値更新。銀も高い。オイルは軟調。ドル円は105円半ば。

為替

午前中のドル円は105.60円付近までドル安円高が進行した。前週末に一時105円70銭前後まで値を落としたドル円。106円台を回復して週末を迎え、週明けも106円00銭台で始まったが、ユーロドルが1.1700に迫るなど、ドルが全面安の展開となる中で、上値が重くなり、前週末の安値を割り込むところまでドル安円高が進んだ。先週行われた米国による在ヒューストン中国総領事館の閉鎖、中国による対抗措置としての在武漢米総領事館の閉鎖などを受けて、米中関係が急速に悪化しているとの懸念がドル売りを誘っているとみられている。ユーロ円はユーロドルでのユーロ買いが先行したこともあり123円30銭台から123円80銭台まで一時上昇も、ユーロドルが1.17手前の売りに上昇を抑えられる中、ドル円が値を落としたこともあり、123円50銭前後まで上値から値を落としている。先週末1.1650超えまで上昇し、2018年9月以来の高値を付けたユーロドルは、今朝もユーロ買いドル売りが優勢に。一時1.1700近くまで上昇し、その後も1.1690前後での推移と高値圏でもみ合い。大台手前の売りに上昇を阻まれるも地合いは依然として上方向。ポンドドルが朝の1.2780台から1.2830台まで、豪ドルドルが0.7080台から0.7120台までと、いずれもドル安の流れとなっており、ドルは全面安に。ドルインデックスは94.00に迫っており、ユーロドル同様に2018年9月以来の水準となっている。午後のドル円は105円60銭台での推移。昼過ぎに105円46銭と、105円台半ばを割り込むところまで売りが出たが、その後少し値を戻してのもみ合いに。先週末の安値105円68銭が上値抵抗水準となり、戻りを抑えており、基調はまだ下方向。ユーロドルも昼過ぎに1.1725近辺を付け、ドル安基調が強まる展開に。その後1.17割れまで調整が入る場面が見られたが、下がったところではすぐに買いが出る流れとなっており、1.1707近辺での推移。米中関係悪化懸念などがドル全面安を誘う展開。先週末大きく下げたアジア株に午前中は買い戻しの動きが広がったが、午後に入って香港ハンセン指数がマイナス圏での推移となるなど、中国関連には警戒感が継続している。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は35.76円安の22715.85円。前引けの日経平均株価は22日終値比で122円31銭安の2万2629円30銭で終了。東証1部の売買高概算は5億7170万株、売買代金は約1兆198億円。値上がり銘柄数は755、値下がり銘柄数は1328、変わらずは89銘柄だった。先週末にNYダウが下落したほか、為替相場は1ドル=105円後半への急激な円高が進行したことを受け、日経平均株価は朝方に一時、22日に比べ300円を超す下落となる場面があった。ただ、下値には買いが入り売り一巡後は下げ渋る展開。日銀のETF買いへの警戒感もあり、下値を売り叩く展開はみられなかった。午後は下げ渋りを見せて陽線引けとなった。25日移動平均線を一時割り込んだものの、同線付近ではサポートされて下げ幅を縮小した。下げたところでは買いに支えられたものの、23,000円近辺では上値を抑えられやすいとみられる。

貴金属

金先限帳入値6580円(前日比+183円)銀先限帳入値82.1円(前日比+4.4円)白金先限帳入値3175円(前日比+169円)パラジウム先限帳入値7555円(前日比+348円)金、銀は総じて続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。序盤の買い一巡後は上げ一服となったが、ドル建て現物相場の上昇が下支えになった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。金はドル安を受けて堅調となり、1900ドルの節目を突破した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米新規失業保険申請件数が約4カ月ぶりに増加に転じたことを受けてドル安が進んだ。同件数は141万6000件と、前週の130万7000件から増加した。経済活動再開を受けて景気回復期待が高まっていたが、感染拡大で労働市場の回復が失速するとの懸念が出ている。ただ7月の欧米の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は上昇し、景気回復を示している。午後に入ると、ドル建て現物相場の急伸を受けて上場来高値を更新した。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが183~205円高、ゴールドスポットが186円高、銀が2.2~5.5円高。

石油

原油先限帳入値28870円(前日比-670円)ガソリン先限帳入値40800円(前日比-0円)灯油先限帳入値44380円(前日比-0円)東京石油市場は軟調。序盤、連休期間中の海外原油の上値の重さや、円相場が1ドル=105円台後半に上昇から売り優勢。序盤から前半で下げ一服ムードとなったが、午前10時半過ぎから105円台半ばに円高が進んだことで原油期先が下げ幅を拡大した。先限は2万8940円まで下落。下値を切り上げているが、戻り売りで2万9000円を挟む攻防からジリ安。石油製品は寄り付きこそ、ガソリンが期先12、1月限が原油安に逆行高となったが、原油安、円高で地合いを緩めている。21年2月限が新甫発会。ガソリンは発会値より下落しているが、灯油は発会値から小高くなっている。午後に入り、原油は2万8870円まで下げ幅を拡大し、今日の安値で引けた。石油製品は寄り付きこそ、ガソリンが期先12、1月限が原油安に逆行高となったが、原油安、円高で地合いを緩めた。21年2月限が新甫発会し、ガソリンは発会値より大幅安、灯油は発会値から小安く引けた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値158.2円(前日比-1.4円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、総じて反落。序盤は、連休中の円高や上海ゴム安に反応が鈍かったが、中盤に入ると、徐々に売りが優勢となっている。なお、今日納会を迎えて、7月限はまだ出来ていない。RSS3号先限は、160円前後では、上値の重い展開となっている。このところ期近主導の上昇場面となっていたが、先限は155~160円前後のレンジ相場が続いている。この背景には、米中関係の悪化や新型コロナウイルスを背景に、需要が伸び悩むとの見方があるようだ。大引けのRSS3は、納会限月を除き前営業日比1.9~0.7円安、TSR20は同変わらず。RSS3号12月限は同1.4円安の158.2円、TSR20の12月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22450円(前日比-160円)コーンは総じて下落。1ドル=105円台後半の円高、連休期間中のシカゴの上値の重さ、シカゴ夜間取引の下落でシカゴの先安感から売り優勢。出来高は少なく、下げ幅は限月により異なる展開だったが、全体的に下げ幅を縮小。先限中心に軟調。先限は2万2270円まで急落後、下値を切り上げたが、2万2500円が抵抗線。今週のシカゴコーンが軟調に推移することを先取りしたような動きだ。


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