夕刊:2020/07/29

日経平均株価は午後から弱含む。貴金属は小幅高。オイルは小幅安。

為替

午前中は対主要通貨でのドル安が続くなかでドル円一時104.96円付近まで下値を試す場面があった。その後、格付け会社フィッチが日本の格付け見通しをネガティブに引き下げたことでドル円は105.24円付近まで水準を切り上げたが、上値は重い。ロシア政府が新型コロナウイルスのワクチンを2週間以内に承認する見通しであると伝わっていることもドル円の下支え要因だが、効果や安全性は不明。ドル円に連動し、ユーロ円は123.32円付近まで水準を切り上げる場面があった。ただ、先週で上げ一服となった後は調整含み。豪ドル円は75.41円付近まで上昇後、高値から失速し、小幅高で推移。4-6月期の豪消費者物価指数(CPI)は新型コロナウイルスの蔓延によって総合・前年比がマイナス圏まで落ち込んでいるものの、豪中銀は物価の低迷を先取りして前例のない金融緩和をすでに実施しており、特に材料視されていない。午後のドル円は105円00銭前後での推移となった。昨日のNY市場午後に続いて、東京朝方も105円割れを付けたものの、104円台での売りには慎重姿勢が見られ、すぐに大台を回復する展開に。もっとも戻りは105円20銭台までと頭の重い展開。午後は105円00銭台を中心とした安値圏もみ合いが続いた。ドル安円高基調が継続しており、下方向の意識が強い展開。もっとも突っ込んだ売りには依然として慎重という流れ。ユーロドルは1.1730台での推移。1.17台前半の狭いレンジでもみ合いった。月曜日に1.1770台まで上昇後、押し目は1.1700前後までとなっており、下値しっかり感が強い。10時半の第2四半期消費者物価指数が少し弱めに出た豪ドルは、0.7160台での推移。指標発表直後は0.7160近辺から0.7150割れを付ける動きもすぐに戻すなど下値はしっかり。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比260.27円安の22397.11円。前引けの日経平均株価は前日比178円33銭安の2万2479円05銭で終了。東証1部の売買高概算は5億6049万株、売買代金は約1兆299億2800万円。値上がり銘柄数は436、値下がり銘柄数は1652、変わらずは75銘柄だった。日経平均株価は下落。下げ幅は一時200円を超えた。前日のNYダウが下落したほか、足もとで円高が進んでいることが警戒されている。個別では、決算発表で業績悪化予想を明らかにした銘柄への売りが先行している。午後は下げ幅を拡大した。安寄り後に下げ幅を拡大して最終的に陰線引けとなった。25日移動平均線や22,500円の節目、さらに一目均衡表の基準線を割り込んだ。4日続落となり、地合いの弱さが継続しているものの、22,000円接近では底堅い動きが見込まれる。

貴金属

金先限帳入値6605円(前日比+15円)銀先限帳入値82.0円(前日比-1.6円)白金先限帳入値3145円(前日比+25円)パラジウム先限帳入値7636円(前日比+136円)金は続伸、銀は反落。金はニューヨークの堅調な足取りを受けて買いが先行。その後は、やや軟化する場面も見られたが、現物相場の上昇を受けて堅調に推移している。銀は前日の上昇の後の修正が入り売り優勢となっている。SPDR金ETF残高は28日時点で1243.12トンに達した。7月1日時点の残高が1182.11トンだったため、当時から61.01トン拡大し、13年3月6日以来の高水準に達したことになる。米国のみならず、日本でも新型コロナウイルスの感染拡大が続いており世界的に景気回復の失速懸念が高まっているうえ、米中間の対立激化に対する警戒感が買いを支援している。午後は上げ幅を縮小したが、期先は15円程度の上昇幅を維持して堅調に引けた。銀は前日の上昇の後の修正が入り売り優勢。戻り鈍く推移。前営業日比は、金標準、金ミニが1円安~16円高、ゴールドスポットが6円高、銀が1.8円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値28910円(前日比-460円)ガソリン先限帳入値41490円(前日比-30円)灯油先限帳入値44380円(前日比-300円)東京石油市場は下落。海外原油が下落したことや、円高・ドル安の流れが続いていることが重し。中国と西側諸国の対立が強まる傾向にあることや、新型コロナウイルスの流行が収まっていないことが海外原油の上値を抑えている。米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫は減少したが、ニューヨーク時間外取引の強気な反応は限定的。日中取引開始後、東京原油先限は軟調。2万8930円まで水準を切り下げた。ただ、夜間取引の安値である2万8880円を下抜けていくような流れにはない。午後は総じて反落。下げ幅はそれほど大きくなかったが、前日の海外原油先物が下落して、さらに為替が1ドル=104円台に突入する円高となっていることに上値を抑えられた。この日のアジア時間帯の海外原油の夜間取引や、ドバイ原油の現物はもみ合いで推移しており、東京石油の下げ幅も限定されている。前営業日比は、ガソリンが400円安~変わらず、灯油が460~210円安、軽油が出来ずだが、名目値で500円安。原油が470円安~変わらず。中京ガソリンは変わらず~200円高、灯油は変わらず~1000円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値161.4円(前日比+0.5円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、小幅まちまち。手掛り材料難の中、狭いレンジ内での取引に終始している。期先1月限は、今日の日中取引では、安値160.4円、高値161.2円と狭いレンジ内での取引となっている。ただ、現状、節目の160円を維持しており、その意味では、強地合いが継続されている。他市場をみると、銅市場は、新型コロナウイルス禍前の水準を上回るなど、投機資金の流入がみられる。ゴム相場も、期近が強いうち、投機資金が入ってくれば、先限は170円超まで水準を引き上げるとみる。大引けのRSS3は、前営業日比変わらず~0.9円高、TSR20は同変わらず。RSS3号1月限は同0.5円高の161.4円、TSR20の1月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22690円(前日比+230円)とうもろこしは、期先3、5月限が上昇。先限は変わらず。28日のシカゴ安、円相場が1ドル=105円台前半に上昇と弱材料が揃ったが、シカゴ夜間取引の小反発から売りは見送られ、閑散に売りなし。午後は先限が230円高の2万2690円まで一段高となり、今日の高値引け。前営業日比は変わらず~230円高。先限は同230円高の2万2690円。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。