夕刊:2020/07/30

大阪金はしっかり。為替は105円台前半を行ったり来たり。日経平均株価は続落。オイルは小幅高。

為替

ドル円は105円前半で推移。一時105.16円付近まで水準を切り上げた。月末の5・10日(ごとおび)とあってドル買いが優勢となったが、単発的な値動きにとどまっており、今週の安値圏を維持。新型コロナウイルスの流行が続いていることを背景に、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加緩和含みの舵取りを続けることはドル円の重し。ただ、主要国の中銀は追加緩和以外に検討するものはなく、各国の金融政策見通しに違いはほぼない。ユーロ円は123円後半で推移。ユーロ高・ドル安と円高・ドル安に挟まれ、ユーロ円は先週に上げ一服となった後の水準を維持している。ポンドや資源国通貨も同様で、足元でクロス円の方向感は抑制されている。NZドル円は69.85円付近までやや弱含み。豪ドル買い・NZドル売りが優勢となっている。午後は105円20銭台までドルの買い戻しが入った。昨日の海外市場、パウエルFRB議長会見後に直近安値を下回る104円77銭まで値を落としたドル円は、その後105円台を回復の場面も戻りが鈍く、104円台で東京朝を迎えた。その後は105円00銭台を中心にしたもみ合いが続いたが、午後に入ってドル買い円売りがやや優勢となり、昨日の戻り高値を超える105円29銭を付ける動きに。ドル円はここまでかなり下げてきたこともあり、ここからの下押しにやや警戒感も。もっとも上値も重く、基調はまだ下方向。ユーロ円の買い戻しも目立ち、ユーロ円は123円80銭前後での推移。先週124円台を付けた後、いったん大きく調整が入り、その後再び力強い上昇を見せた一昨日のユーロ買い円売り局面では、結局124円を付けきれずに値を落としたユーロ円。ただ、今週の高値からの調整で123円台が維持されたことで、ここにきて再びユーロ買い円売りが優勢な展開となっている。朝からしっかりの展開が続き、午後に今日の高値圏に。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比57.88円安の22339.23円。前引けの日経平均株価は前営業日比11円18銭高の2万2408円29銭と小幅反発で終了。東証1部の売買高概算は5億3091万株、売買代金概算は9611億2000万円。値上がり銘柄数は695、対して値下がり銘柄数は1355、変わらずは105銘柄だった。きょう前場の東京株式市場では、買い優勢で始まったもののその後は上値の重さが露呈し戻り売りに押し返される格好となった。前日の米株市場で主要株指数がFOMCの結果を受け軒並み高かったことはポジティブ材料だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念や、決算発表が本格化するなか、冴えない企業業績への警戒感が買いを手控えさせている。前場終盤の午前11時過ぎから売り圧力が強まり日経平均は値を消す形となったが、プラス圏はキープした。ただし、値下がり銘柄数が値上がりを大きく上回っており、TOPIXはマイナス。また、前場の売買代金は1兆円に届かなかった。午後は買いは続かなかった。前日の米国株市場ではFOMCで金融緩和政策の長期化が確認されたことを好感、NYダウなど主要株指数が揃って反発したが、為替がドル安・円高含みで推移していたことや、新型コロナウイルスの感染拡大に対する懸念が高まるなか買いポジションを整理する動きが押し目買いニーズを上回った。きょうの東京都の新規感染者数は367人と過去最多を更新する見通しとなったことも投資家心理を悪化させた。企業の決算発表が徐々に本格化するなか、決算悪に対する不安感も買いを手控えさせている。

貴金属

金先限帳入値6636円(前日比+31円)銀先限帳入値80.3円(前日比-1.7円)白金先限帳入値3116円(前日比-29円)パラジウム先限帳入値72716円(前日比-365円)金は続伸、銀は続落。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の上げ一服に上値を抑えられた。銀はニューヨーク市場での上げ一服を受けて売り優勢となった。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えてドル安となった。米FOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0~0.25%に据え置くことを全会一致で決定した。また新型コロナウイルス感染拡大の影響からの景気回復に向け「あらゆる手段」を尽くすとし、必要な限り政策金利をゼロ%近辺にとどめると改めて表明した。予想の範囲内となったことから、ドルが買い戻されてドル安が一服した。トランプ米大統領は、新型コロナウイルス追加対策の取りまとめ巡る協議で政権と民主党の意見はかけ離れていると述べ、合意は急がない構えを示した。月末で失業給付上乗せが失効すると予想されており、景気の先行き懸念が強まると、金の押し目は買われることになりそうだ。午後に入ると、期先が上げ幅を縮小する場面があったが、終盤に再上昇し、30円超の上げ幅を維持して引けた。銀はニューヨーク小幅安、現物相場の大幅安から修正安を継続。先限は日中取引の序盤に77.7円まで急落し、27日の安値77.5円に接近した。安値を離れ、終盤は80円を挟んでの攻防となった。前営業日比は、金標準、金ミニが31~46円高、ゴールドスポットが33円高、銀が2.6円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値29200円(前日比+290円)ガソリン先限帳入値41620円(前日比+130円)灯油先限帳入値44580円(前日比+200円)東京石油市場は小幅高。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で原油在庫が大幅に減少したことが海外原油を押し上げたが上値は伸びず、国内市場の動意も限られている。夏季休暇シーズンで国内外ともに模様眺めムードが強い。円相場が1ドル=105円ちょうど付近で引き続き円高・ドル安で推移していることは圧迫要因。時間外取引でニューヨーク原油は小動き。日中取引開始後、東京原油先限はしっかり。夜間取引の高値をやや上回る2万9160円まで水準を切り上げた。ただ、上値を伸ばすような流れにはなっていない。EIAが発表した週報で米国の石油製品需要は日量1909万4000バレルまで回復した。コロナショック後の落ち込みの約6割を取り戻したが、回復はまだ道半ば。ガソリン需要の持ち直しは順調な一方で、ディーゼル燃料需要は低迷している。午後は総じて小反発。為替が1ドル=105円台前半までやや円安に振れるなか、前日の海外原油先物が小幅高となったことで、プラス引けする限月が多くなった。この日のアジア時間帯の海外原油の夜間取引は小幅なもみ合いとなり、ドバイ原油の現物は小高く推移している。主要3油種は上げ幅は大きくなかったが、おおむね小じっかりとした展開となり、最終取引日が近づいている原油の期近を除き、約定した限月はプラス引けした。前営業日比は、ガソリンが変わらず~220円高、灯油が変わらず~440円高、軽油が出来ずだが、名目値で300円高。原油が10円安~320円高。中京ガソリンは出来ず、灯油は500円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値164.8円(前日比+3.4円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。前日の上海ゴム夜間が大幅高となったことを受けて、買いが先行して寄り付いた。その後、日中取引の上海ゴムが高値圏で推移していることから、ゴムRSS3号も高値圏でのもみ合いとなっている。産地で豪雨となっていることを受け、供給懸念が広がり、買いが先行している。先限は、一時166.1円まで上昇し、6月8日以来の高値を付けた。買いが継続されれば、6月8日の高値167.6円や節目の170円を試すことになろう。午後は、手掛り材料難となり、小動きとなった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比1.3~3.4円高、TSR20は同変わらず。RSS3号1月限は同3.4円高の164.8円、TSR20の1月限は変わらずの131.0円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22640円(前日比-50円)コーンは期先2本を含む3本が下落。29日のシカゴ続落し、1カ月ぶりの安値に沈んでいるが、反応は鈍く、下げ幅は限定的。先限は2万2510円で下げ渋り、2万2600円台に戻している。東京コーンは期先が小幅安。新規売り仕掛けの動きが感じられず、閑散商い。今日も出来高は100枚前後にとどまるとみられ、流動性の低下が深刻。午後も閑散商いで方向性を示す動きにならず。シカゴが1カ月ぶりの安値をつけたが、まったく反応薄。前営業日比は150円安~100円高。先限は同50円安2万2640円。


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