夕刊:2020/07/31

日経平均株価は大幅安で安値引け。ゴールドはまちまち。オイルは安い。

為替

東京外為市場中盤、ドル円は104.20円付近まで下落し、3月以来の安値を更新した。米新規失業保険申請件数が2週連続で増加し、減少を続けてきた米失業保険継続受給者数も上向いたことから、米経済の長期低迷リスクが強まり、ドルを一段と押し下げている。9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加緩和が意識されている。約3ヶ月後に迫った米大統領選で現職のトランプ氏が敗退し、経済的な舵取りが根本から変わるリスクもドルの重し。新型コロナウイルスの流行が続くなかで、経済政策の劇的な変化は企業にとって負担でしかない。対主要通貨でドル売りが続き、ユーロ/ドルは1.1895ドル付近、ポンド/ドルは1.3141ドル付近、豪ドル/ドルは0.7224ドル付近まで上昇。東京序盤まで上昇していたクロス円は下げに転じた。ユーロ円は123.84円付近、ポンド円は136.84円付近、豪ドル円は75.11円付近、NZドル円は69.73円付近まで軟化。ドル円の下げが重しとなっている。午後のドル円は104円台前半での推移と、ドル安円高基調が継続も、下値での売りには慎重という流れになった。ドル全面安基調の中で、午前中に104円19銭を付けたドル円。ユーロドルが1.19台を付けるなど、ドル全面安の動きが広がった。その後少し調整が入ったものの、調整の動きが限定的で、その後はドル安圏での推移。ドル円は104円40銭台までの戻りにとどまっており、104円20銭から40銭のレンジ取引が中心となった。ユーロドルは1.19台を維持出来ずすぐに1.18台に戻したものの1.1880前後がしっかり。ただ、午後は1.19を付けきれておらず、高値警戒感も見られる。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比629円安の21710.00円。前引けの日経平均株価は前日比418円25銭安の2万1920円98銭で終了。東証1部の売買高概算は7億929万株、売買代金は約1兆2235億円。値上がり銘柄数は201、値下がり銘柄数は1948、変わらずは23銘柄だった。日経平均株価は大幅安。円高が進行したほか、新型コロナウイルス感染拡大による経済への悪影響を懸念する売りが膨らんだ。値がさ株などが売られ、日経平均株価は2万2000円台を割り込んだ。為替は1ドル=104円20銭近辺まで円高が進んでいる。午後には長い陰線を引いて、22,000円の節目を割り込んだ。長期的なサポートラインとみられる200日移動平均線も下に抜けており、一目均衡表の雲に突入している。地合いの弱さが継続して、一段と下値を探る展開となりそうだ。

貴金属

金先限帳入値6632円(前日比-4円)銀先限帳入値81.0円(前日比+0.7円)白金先限帳入値3044円(前日比-72円)パラジウム先限帳入値5978円(前日比-293円)金は反落、銀は続落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の堅調が下支えになった。銀もニューヨーク安と円高を受けて軟調となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)で景気回復に向け「あらゆる手段」を尽くすとの見方が示されたが、サプライズがなく、ドル安一服から金に利食い売りが出たことが圧迫要因になった。ただニューヨーク市場では米経済指標の悪化を受けてドルの戻りが売られており、ドル安が下支えになった。第2四半期の米国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比32.9%減と過去最大の落ち込みとなった。また米新規失業保険申請件数は143万4000件と前週から1万2000件増加した。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、2週連続で増加し、労働市場の回復失速に対する懸念が強い。ドル安が続くと、金の押し目は買われることになりそうだ。トランプ米大統領は、11月に予定されている大統領選を延期する可能性に言及した。投票日を設定する権限は議会にあり、民主党からは反発の声が出た。共和党のクルス上院議員は「選挙での不正行為は深刻な問題で、それを阻止することが必要不可欠だが、選挙は延期すべきではない」と述べた。午後に入ると、ドル建て現物相場の堅調を受けて下げ幅を縮小した。銀はニューヨーク安と円高を受けて軟調となったが、午後に入ると、ドル建て現物相場の急伸を受けて期先3本が小幅高となった。前営業日比は、金標準、金ミニが9円安~5円高、ゴールドスポットが1円安、銀が変わらず~0.7円高。

石油

原油先限帳入値28510円(前日比-690円)ガソリン先限帳入値40680円(前日比-940円)灯油先限帳入値43800円(前日比-780円)東京石油市場は下落。米経済の長期低迷リスクが意識されるなかで海外原油が下落したことや円高が重しとなっている。円相場は1ドル=104円前半まで円売り・ドル買いが継続。米新規失業保険申請件数の2週連続の増加など、米経済の不透明感が強まったことでドル売りが止まらない。約3ヶ月後に迫った米大統領選で、現職の大統領が負けるリスクも織り込まれ始めた。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は反発の動き。日中取引開始後、東京原油先限は2万8570円まで下落。円高・ドル安が継続していることが国内石油市場を圧迫している。午後の石油市場は反落。為替が1ドル=104円台前半まで円高に振れているうえ、前日の海外原油先物がニューヨーク原油中心に崩れたことに圧迫された。ただ、この日のアジア時間帯の海外原油の夜間取引が堅調に推移して、ドバイ原油の現物も小幅安にとどまっていることで、国内夜間取引の安値からは下げ幅を縮小した。主要3油種では、ガソリンの下げ幅が相対的に大きくなった。原油は最終取引日を控えた当限が唯一小幅安となった。前営業日比は、ガソリンが990~710円安、灯油が780~640円安、軽油が出来ずだが、名目値で700円安。原油が690~10円安。中京ガソリンは700円安~変わらず、灯油は1000円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値163.6円(前日比-1.2円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み反落。前日の上海ゴム夜間が大幅安となったことを受けて、売り先行する展開となっている。TSR20は、出来ず。上海ゴムの中心限月9月限は、前日の取引で1万1145元まで上昇した元が、戻りを叩かれ、一時1万0660元まで押し戻され、1万0800元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、下げ幅を縮小している。目先のポイントは、節目の1万1000元を再度回復できるかだろう。これに失敗するようなら、売り圧力が強まり、東京ゴムの直近の上昇も一服となりそうだ。午後は上海ゴムが下げ幅を縮小したことから、買いがやや優勢となり、8月限はプラスサイドに振れて引けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比1.2円安~0.8円高、TSR20は同変わらず。RSS3号1月限は同1.2円安の163.6円、TSR20の1月限は変わらずの131.0円、

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22570円(前日比-70円)東京とうもろこしは下落。出合いがない期近11、1月限を除き、売り優勢となった後、先限はプラスサイドに一時浮上。しかし再度、軟化。期近9月限が730円安の1万7700円まで急落し、一代安値をしたが、影響はほとんどない。先限は2万2500円が支持線。シカゴ夜間取引が小幅続伸とはいえ、新規買いを仕掛けるにはインパクト不足。小高くなったのは、小口の買い戻しによる一時的な反転か。期近は9月限が990円安の1万7440円まで急落し、一代安値を更新。1月限はつれ安となった。前営業日比は730円安~変わらず。先限は同70円安の2万2570円。


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