夕刊:2020/08/11

日経平均は4営業日ぶりの大幅反発。金は14営業日ぶりの陰線で大幅下落。原油は3万円台で堅調に推移。

為替

前場の外為市場は、ドル円は106.18円付近まで水準を切り上げた後、106円ちょうど付近まで押し戻され、方向感は限定的。国家安全法に違反した疑いで香港市民の逮捕が続いているほか、アザー米厚生長官が台湾を訪問し、米国を中心とした西側諸国と中国との対立が緊迫化している。ただ、緊張感の高まりが逃避的なドル買い圧力を高めているものの、東京時間帯のドル円の上値は限定的。欧州通貨や資源国通貨に対してはドル売りが優勢となっている。対ドルでの欧州通貨高や資源国通貨高に連動し、ユーロ円は124.58円付近、ポンド円は138.84円付近、豪ドル円は76.09円付近、NZドル円は70.15円付近まで上げた。午後の為替市場は、お盆休みの企業などが多いため薄商いとなり、前場と変わらず、ドル円は106円台前半で推移している。午後3時現在は106円12銭。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価は前営業日比420円30銭高の2万2750円24銭と急反発で終了。東証1部の銘柄の83%が値上がりし、値下がりは15%。出来高は16億2714万株、売買代金が2兆7430億円。前場の東京株式市場は前日の米国株市場でNYダウが大幅高で7連騰となったことを受け、水準訂正狙いの買いが主力株をはじめ広範囲に流入した。米国での財政出動に対する期待感が東京市場にも波及している。外国為替市場で1ドル=106円台に入るなど円安方向に振れていることも追い風。また、香港株が大きく買われたほかアジア株が総じて強い動きを示したこともプラスに作用している。日経平均は高く始まった後も景気敏感株などを主軸に次第高の様相となり、先物主導で400円を超える上昇となった。後場も、その流れを引き継ぎ、雇用情勢の改善や追加経済対策への期待感を背景にした米株高や円安が好感され、4営業日ぶりに大幅反発した。

貴金属

金先限帳入値6841円(前日比-159円)銀先限帳入値96.0円(前日比-1.4円)白金先限帳入値3284円(前日比-13円)パラジウム先限帳入値7480円(前日比+101円)金は反落、銀はまちまち。金はドル建て現物相場の下落を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル高を受けて軟調となった。午後に入ると下げ幅を拡大、夜間立会の安値を下まわった。その後、一時的に値を戻すも引板合わせで本日安値となる6841円で引けた。銀はドル建て現物相場の上昇や円安を受けて先限が買い優勢で始まったが、ドル高を受けて上げ一服となった。午後に入ると、金下落につられる形でマイナス圏に沈んだ。トランプ米大統領が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の支援策を継続させる大統領令に署名するなか、米議会で追加経済対策の協議がまとまるとの期待感もドルを買い戻しゴールドが売られる要因となった。

石油

原油先限帳入値30300円(前日比+400円)ガソリン先限帳入値41670円(前日比+80円)灯油先限帳入値44620円(前日比+190円)午前中の石油市場はしっかり。東京市場の連休中に海外原油の水準はほとんど変わっていないものの、先週末からやや円安に振れていることやニューヨーク時間外取引が堅調であることから買いが優勢。ただ、世界的にコロナショック後の石油需要は回復する傾向にあるが、世界最大の消費国である米国で過剰在庫の取り崩しはまだ鮮明ではない。円相場は1ドル=106円前半で円安推移した後、値動きが反転している。日中取引開始後、東京原油先限は30230円まで水準を切り上げた。動意は乏しいものの、節目の3万円を超える水準を維持している。午後に入っても堅調に推移、30310円まで値を伸ばし本日の高値圏で引けた。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値174.4円(前日比-3.3円)TSR20は出来ず。RSS3号は、総じて下落。寄り付きでは、米株高や原油高を背景に、7日の夜間取引の下げ幅を縮小させる展開となった。だが、買い一巡後は、最近の急伸に対する調整安場面となっている。午後に入り一時的に値を戻すも引けにかけて売り込まれた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22750円(前日比+100円)トウモロコシは期先3本が3ケタ高。序盤、期先5、7月限が2ケタ高。期先3月限が190円高。期先5、7月限は上げ幅を拡大し、120~130円高で推移。シカゴ夜間取引が作柄低下を背景に小幅続伸していることと、円相場が一時1ドル=106円台前半に下落、106円水準で推移していることが支援材料。期近11月限は安い場面も見られたが変わらずで引けた。


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