夕刊:2020/08/12

金は大暴落。一時SCBも付ける。日経平均株価はこじっかり。オイルはまちまち。

為替

午前中のドル円は106.72円付近まで強含み。主要国と中国の緊迫化を背景に逃避通貨であるドルの買い戻しが続いている。ユーロドルは1.1711ドル付近まで一時軟化した。香港では民主派メディア創業者の黎智英氏のほか、民主活動家の周庭氏が釈放されたが、共産主義的な裁判が行われ、西側諸国と中国の緊迫感は一段と強まる見通し。サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えたところによると、中国人民解放軍は米軍と衝突した際に先んじて攻撃しないように指示されているという。ドル中心の値動きとなっているなかで、ユーロ円は125円台前半、ポンド円は139円ちょうど前後で上下し、方向感は限定的。NZ中銀が大規模資産購入プログラム(LASP)を1000億NZドルまで拡大したことを受けて、NZドル/ドルは0.6525ドル付近、NZドル円は69.60円付近まで軟化したが、売り一巡後は下げ渋っている。午後に入ると、現物相場が1860ドル台に下落から400円超の下落となる場面があった。終盤に下げ幅を縮小し、期先は340円超の下落で引けた。金(標準)の出来高は13万枚を超える大商いとなった。銀はニューヨーク安、現物相場の下落から午前中に複数の限月が2ケタ安まで値を崩した。午後は東京市場もドル高の地合いとなっている。ドル円は昼ごろに7月24日以来の高水準となる106.77円近辺まで上昇し、その後も高値圏を維持している。一方、NZドルは上値が重い。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比93.72円高の22843.96円。前引けの日経平均株価は前営業日比38円91銭高の2万2789円15銭と小幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は7億1777万株、売買代金概算は1兆2100億6000万円。値上がり銘柄数は1285、対して値下がり銘柄数は784、変わらずは102銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は方向感の乏しい展開で、日経平均は前日終値を挟んで強弱感が対立し不安定な値動きとなった。前日の米国株市場では主要株指数が揃って下落したが、外国為替市場では1ドル=106円台後半のドル高・円安方向で推移したこともあって下値抵抗力を発揮した。前日に続き景気敏感株への買い戻しが続き、全体指数を支える格好。東証1部全体の約6割の銘柄が上昇した。午後は前日終値を挟んでの推移が続いた。前日に大きく上昇したこともあり、さらに上値を追う動きは限られた。一方で押しは浅く、底堅い推移を見せなるなど、方向感が出にくい展開となった。

貴金属

金先限帳入値6496円(前日比-345円)銀先限帳入値84.4円(前日比-11.6円)白金先限帳入値3174円(前日比-110円)パラジウム先限帳入値7172円(前日比-308円)金、銀は急落。金はニューヨーク安を受けて急落して始まった。その後は、下げ一服となる場面も見られたが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて急落した。金は2000ドルの節目を割り込み、テクニカル要因の売りが出て急落した。欧州時間にドル安となったが、利食い売り主導で調整局面を迎えた。11日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比4.186トン減の1257.930トンとなった。利食い売りが続くと、1900ドルの節目も試す可能性が出てくる。

石油

原油先限帳入値30370円(前日比+70円)ガソリン先限帳入値41420円(前日比-250円)灯油先限帳入値44680円(前日比+60円)東京石油市場は売りが優勢だったが、下値は限定的。海外原油の反落が重しとなったものの、円相場が1ドル=106円半ばで円安推移したことや、米石油協会(API)が発表した米週間石油在庫統計で原油在庫が減少したことが下値を支えた。時間外取引でニューヨーク原油は強含み。日中取引開始後、東京原油先限は下げ幅を縮小。3万0280円まで戻した。ただ、前日終値付近では上値が抑えられている。サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えたところによると、中国人民解放軍は米軍と衝突した際に先んじて攻撃しないように指示されているという。関係筋の話として報道している。緊張感を激化させたくないもよう。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値171.0円(前日比-3.4円)TSR20先限帳入値 出来ずゴムRSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、米株安や金の暴落などを背景に、売りが先行する展開となった。その後、日中取引の上海ゴムが軟調に推移していることから、一段安となっている。ゴムRSS3号は、前日に続き、調整安場面となっている。今日は、金が暴落したことから、ゴム独自の材料よりも、他商品安に追随した動きとなっている。期先は一時170.2円まで下落しており、節目の170円目前まで水準を引き下げた。170円を割り込んだ場合は、6月以降、抵抗線となっていた166~167円前後が、今度は支持線となりそうだ。午後は先限は、170.0円ちょうどまで水準を引き下げる場面があった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比3.4~0.4円安、TSR20は同変わらず。RSS3号1月限は同3.4円安の171.0円、TSR20の1月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は22610円(前日比-140円)とうもろこしは、期先2本が下落。前日のシカゴコーン期近が小幅高、円相場が1ドル=106円台半ばに下落ながらも夜間取引で売り優勢となった流れを引き継ぎ、軟調に推移。先限は200円安の2万2550円まで下落した後、下げ幅を縮小し、2万2660円まで戻している。他商品の下落が戻り圧迫要因。期先は軟調。前日、先限は2万2800円の高値をつけたが、25日移動平均線超えを果たす前に軟化。先限は200円安の2万2550円まで下落した後、下げ幅を縮小し、2万2660円で戻りを抑えられた。他商品の下落が戻り圧迫要因となり、3ケタ安で安もちあい。出来高は4日連続で2ケタ。前営業日比は140円安~変わらず。先限は同140円安の2万2610円。


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