夕刊:2020/08/17

週明け貴金属は軟調。日経平均株価も反落。オイルはまちまち。ドル円は106円台半ばでもみあい。

為替

午前中のドル円は106.46円付近まで弱含み。先週後半にかけて107円ちょうど前後が抵抗となったことから、週明けは押し戻されている。体調不良が噂されている安倍首相が慶応大学病院に入ったと伝えられたことも圧迫要因。ただ、報道を受けてもドル円の動意はあまり高まっておらず、安値からやや切り返している。ユーロ円は126.42円付近まで強含み。ドルやポンドに対してユーロ買いが入っている。ユーロ/ドルは1.1868ドル付近まで上げた。豪ドル円は76.68円付近まで水準を切り上げた。ただ、6月以降の三角持ち合い上限である76円後半とあって、上値に慎重なムードとなっている。午後のドル円は106円台半ば前後での推移が続いている。前週末に106円43銭まで調整が入った後、106円60銭台に戻して週の取引を終えたドル円は、金曜日に報じられた通り米中閣僚級通商協議が延期されたこともあり、106円50銭台と少し値を落として週の取引をスタート。東京勢の本格参加とともにドル買い円売りが入り106円68銭まで上昇の場面も上値はそこまで。午前中に106円46銭を付けるなど、いったんして106円台半ば割れをトライする動きが見られた。先週末1.1850を付けるところまで上昇を見せたユーロドルは、週明けもしっかりの展開。午前中に1.1867を付け、その後の調整は1.1850台まで。午後も1.1867前後の高値圏を付けるも、そこからの買いにはやや慎重でもみ合い。 

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比192.61円安の23096.75円。前引けの日経平均株価は前週末比144円08銭安の2万3145円28銭と反落。東証1部の売買高概算は4億731万株、売買代金概算は7365億9000万円。値上がり銘柄数は835、対して値下がり銘柄数は1199、変わらずは125銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は前週に日経平均が大きく株価水準を切り上げた反動で、利益確定売りが優勢の地合いとなった。前週末の米国株市場は主要株指数が高安まちまちで様子見ムードとなり、東京市場も買い手掛かり材料に欠ける状況。朝方発表の4~6月GDPの落ち込みが想定されていたとはいえ非常に厳しいものとなったことや、ここ再び米中対立の構図が先鋭化していることへの警戒感も上値を重くしている。また、全体売買代金は7000億円台と低調が際立つ。後場に入ると後半は下げ渋る展開となり、引け際に手仕舞い売りで一段安となったものの下げ幅は200円に届かなかった。全体売買代金は1兆5000億円と約7カ月ぶりの低水準。下げはしたものの、23,000円の節目は維持している。

貴金属

金先限帳入値6676円(前日比-33円)銀先限帳入値92.0円(前日比-0.6円)白金先限帳入値3242円(前日比-36円)パラジウム先限帳入値7317円(前日比-1円)金、銀は総じて反落。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となったが、売り一巡後は押し目を買われて下げ一服となった。銀はニューヨーク安と円高を受けて期先2本が反落した。7月の米小売売上高は前月比1.2%増と前月の8.4%増から大きく減速し、事前予想の1.9%増も下回った。ドル安となったが、米長期金利の上昇に対する警戒感もあり、やれやれの売りが出て上げ一服となった。14日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比3.798トン減の1248.288トンとなった。ただ新型コロナウイルスの感染拡大で景気の先行き不透明感が残っており、押し目は買われやすいとみられる。米議会での追加経済対策の協議が行われていないことも先行き懸念の一因である。午後に入ると、ドル安を受けて地合いを引き締めた。銀はニューヨーク安と円高を受けて期先2本が反落した。前営業日比は、金標準、金ミニが65~25円安、ゴールドスポットが74円安、銀が5.6円安~6.8円高。

石油

原油先限帳入値30700円(前日比+100円)ガソリン先限帳入値41070円(前日比-290円)灯油先限帳入値44300円(前日比-530円)東京石油市場は全般的に売り優勢。先週末の海外原油が軟調だったことが重し。世界的に新型コロナウイルスの流行が続いており、需要の下振れ懸念がつきまとっている。米ジョンズ・ホプキンス大学の調査によると、世界全体の感染者数は過去最高水準を更新している。円相場が1ドル=106円半ばで円買いが優勢となっていることも重し。ただ、時間外取引でニューヨーク原油9月限は堅調。指標原油は見慣れた水準を維持している。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は小幅に期近安の期先高、製品は総じて下落。為替が1ドル=106円台半ばまでやや円高に振れるなか、14日の海外原油が総じて小幅安となったことに圧迫された下落したことに圧迫されたものの、週明けのアジアの時間帯の海外原油の夜間取引が堅調に推移していることもあり、下げ幅は限定的だった。主要3油種では、原油が最も下値が堅く期先3本が小幅高で引ける一方、製品は上値が重くなり、とくに灯油の下げ幅が大きくなった。前営業日比は、ガソリンが570円安~変わらず、灯油が760~510円安、軽油が出来ず、原油が130円安~100円高。中京ガソリンは200円安~変わらず、灯油は変わらず~100円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値176.5円(前日比+0.9円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、先限を除いて続伸。寄り付きでは、上海夜間が下落したことを受けて、売りが先行した。だが、売り一巡後は、日中取引の上海ゴムがプラスサイドに転じたこともあり、買いが先行している。今日は安寄り後に地合いを引き締め、先限を除てプラスサイドに振れている。産地価格が上昇していることから、突っ込んで売る向きは限られるようだ。産地では、インドネシア、マレーシアでは豪雨が伝えられる一方で、タイは干ばつとなっており、供給懸念が根強い。新規の買い材料は出ていないため、上値を追って買う動きは限られるが、下値は堅くなっている。午後は閑散商いのながら、小じっかりと推移。8月当限は3月10日以来の高値となる171.1円まで上昇。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比0.8~4.6円高、TSR20は同変わらず。RSS3号1月限は同0.9円高の176.5円、TSR20の1月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23480円(前日比+0円)コーンは上昇。新甫発会の21年9月限は、2万3410円まで上昇。序盤は小幅まちまちで方向性を欠いたが、週明けのシカゴ夜間取引の上昇が支援材料となり、堅調な展開に。ただ積極的な新規買いは手控えられている。新甫の21年9月限は序盤に2万3200円の安値をつけ、7月限に対し、下ザヤとなる場面があった。下ザヤ状態は続かず、100円超の上ザヤながら、予想より上値が重い印象だ。この後も堅調に推移しそうだが、新甫21年9月限が2万3500円を目指すのは難しそうだ。午後は期近も中盤から買い先行となり、期近11月限が760円高。1、3月限も100~140円高。新甫を除く前営業日比は90~760円高。期先7月限は同100円高の2万3310円。


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