夕刊:2020/08/20

日経平均株価は23000円割れの大幅安。大阪金も大幅安。オイルはまちまち。ドル円は106円を挟んでの攻防か。

為替

午前中のドル円は106.22円まで強含んだ後、106円前半でもみ合い。昨日から最近のドル安が巻き戻されているが、上値は伸びていない。昨日発表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でイールドカーブコントロール(YCC)の導入観測や、フォワードガイダンスの明確化見通しが後退したことがドルの支援要因。ただ、米国で失業者は溢れたままであり、来月のFOMCでの追加緩和観測は根強い。ユーロ円は125円後半で小動き。先週で上げが一服した後は調整含み。豪ドル円は76円前半で推移。一時76.06円まで弱含む場面があったが、6月以降の三角持ち合いの上限付近で動意は限定的。午後に入って、ドル円は106円前半でもみ合い。前日からのドル買い戻しが一巡し、海外勢の参入待ちとなっている。ユーロドルは1.18ドル前半から半ばで推移し、前日からの安値圏で振幅。本日、手がかりとなりそうなユーロ圏の経済指標の発表は予定されていない。ユーロ円は125円半ばで推移し、東京午前のレンジ内で上下している。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比229.99円安の22880.62円。前引けの日経平均株価は前営業日比161円75銭安の2万2948円86銭と反落。東証1部の売買高概算は4億7395万株、売買代金概算は8512億2000万円。値上がり銘柄数は604、対して値下がり銘柄数は1461、変わらずは97銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は日経平均が次第安の展開。米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を受けて米国の景気先行き不透明感が意識され、前日の米株市場で主株価指数が揃って軟調だったことを受け、リスク回避の売りが広がった。主力輸出株が値を下げ、全体の地合いを悪くした。売買代金は8000億円台と薄商いが続いている。午後にはいってからは、軟調気味で推移し、引け際にやや下げ渋ったものの日経平均は200円を超える下げとなり2万3000円大台割れ。売買代金は低調が続き、きょうは1兆7000億円台にとどまり今週に入ってから4日連続で2兆円台を割り込んだ。

貴金属

金先限帳入値6661円(前日比-89円)銀先限帳入値92.7円(前日比-0.7円)白金先限帳入値3185円(前日比-54円)パラジウム先限帳入値7348円(前日比+23円)金、銀は大幅続落。金はニューヨーク安を受けて急落して始まった。その後は、下げ一服となったが、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀はニューヨーク安を受けて期先2本が売り優勢となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨発表後に米国債の利回りが上昇し、ドル高が進んだ。議事要旨では、金融政策を微調整し、積極的な刺激策を従来の見通しよりも長期間堅持する可能性が検討された。またイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)について、「現時点では正当化されないが、将来に向けた選択肢として残すべきとの意見が多数だった」とした。市場では、ハト派の内容が予想されていた。午後に入ると、ドル建て現物相場が下値切り上げから期先が下げ幅を縮小し、2ケタ高となった。終盤に売りが増え、全限月が100円超の下落となる場面があったが、期先2本が引け前に89円安まで戻して引けた。銀は期先2本がニューヨーク安を受けた現物安や金の3ケタ安から下落。期近10、12月限はまばらな商いのなか、買い優勢。前営業日比は、金標準、金ミニが118~89円安、ゴールドスポットが125円安、銀が1.6円安~1.0円高。

石油

原油先限帳入値30500円(前日比+50円)ガソリン先限帳入値39980円(前日比-110円)灯油先限帳入値48280円(前日比-330円)東京石油市場は小幅高。海外原油は小動きだったが、円相場が1ドル=106円前半で円安・ドル高推移していることが国内市場をやや押し上げている。ただ、ニューヨーク時間外取引は下げており、上値は限定的。世界的な需給改善期待が根強い反面、新型コロナウイルスの流行が収まらないことで需要の下振れ懸念が払拭されていない。サウジ国営通信SPAは、同国のムハンマド皇太子とイラク首相が電話会談を行ったと報道した。石油市場の安定と均衡化について協議され、石油輸出国機構(OPEC)プラスの減産合意の遵守を強調する内容だった。両国は減産枠を守ってこなかったイラクの穴埋め減産について再確認した。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は総じて小幅高、ガソリンは小幅まちまち、灯油は下落。為替が1ドル=106円台前半まで円安に振れたものの、前日の海外原油先物が総じて小幅安となり、この日のアジアの時間帯の夜間取引で一段安となっていることに圧迫された。主要3油種では、原油が相対的に下値が堅くなり、総じて小幅高で引ける一方、ガソリンは小幅まちまち、灯油は最も基調が弱く、軒並みマイナス引けした。これにより、灯油中心にクラックスプレッド(製品と原油サヤ)がさらに縮小した。前営業日比は、ガソリンが110円安~50円高、灯油が470~210円安、軽油が出来ず、原油が20円安~130円高。中京ガソリンは90円安~変わらず、灯油は変わらず~10円高。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値175.0円(前日比-1.5円)TSR20先限帳入値 出来ず。RSS3号は、軒並み安。寄り付きでは、上海夜間安や金などの他商品安を嫌気して、売りが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが一段安となったことで、売り圧力が強まっている。ゴムRSS3号は、高値圏に位置しているものの、上値がやや重くなっている。産地価格は、供給不安から引き続き、強いが、日本市場も上海市場もこれに対する反応が鈍くなっている。この背景には、長期化するコロナ禍により、天然ゴム需要が盛り上がってこないことが挙げられそうだ。ゴム相場が、ここから一段高となるには、新型コロナウイルスにワクチン開発が進むなど、需要サイドからの強材料が必要のようだ。午後は日中取引の上海ゴムが下げ渋ったこともあり、もみ合いとなった。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比2.0~0.9円安、TSR20は同変わらず。RSS3号1月限は同1.5円安の175.0円、TSR20の2月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23280円(前日比-50円)コーンは、まちまち。期先2本を含む3本が売り優勢ながら、期中5月限が170円高となり、限月間で方向性を欠いている。先限は売り優勢も9月限の発会値2万3220円が支持線となり、下値堅く推移。先限は軟調。出来高はようやく110枚を超えた程度の閑散商い。円相場が1ドル=106円台前半で推移もシカゴ夜間取引が小幅続落で推移し、強弱材料が交錯し、決め手を欠く展開。午後に入り終盤は、期中3月限が小高くなり、限月間で方向性を欠く展開となった。前営業日比は60円安~40円高。先限は同50円安の2万3280円。


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