夕刊:2020/08/21

貴金属は総じて軟調。日経平均株価は小幅高。オイルはまちまち。

為替

ドル円は105.63円付近まで弱含んだ後、105円後半で重い。昨日にかけてドルの買い戻しが一巡した後、再びドル売りに傾いている。主要国で新型コロナウイルスの流行はかなり収まっているものの、米国の新規感染者数の伸びは突出したままであり、米景気懸念が根強い。米国の政権交代リスクもドルの重し。ユーロ円は125.36円付近まで弱含んだが、動意は限定的。ポンド円は139円後半で推移し、前日高値圏を維持しているものの、節目の140円前後の抵抗感が根強く、先週後半から足踏みが続いている。豪ドル円は76円前半で推移。6月前半からの三角持ち合いが煮詰まりつつあるが、動意の高まりはまだ見られない。午後のドル円は105円50銭台まで値を落とした。昨日海外市場からのドル安の流れが継続している。もっとも値幅は限定的で、積極的なドル売りが出ているという流れではなく、じりじりと値を下げる展開に。ユーロドルは一時1.1880台まで上昇した。海外市場で一時ユーロ売りが強まり1.1802まで下げたものの、大台を維持してすぐに切り返し、その後はユーロ高ドル安の流れに。ドル全面安の流れに寄与する展開。米FOMC議事録で、YCC(イールドカーブコントロール)導入に否定的な姿勢が見られるなど、ここからさらなる追加緩和に向かう動きが抑えられており、ドルの買い戻しがいったん強まったが、買い戻し一服後は再びドル安の流れが広がっている。ユーロ円は125円40銭台。NY午後から比較的狭いレンジでの推移に終始している。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比39.68円高の22933.56円。前引けの日経平均株価は前日比73円04銭高の2万2953円66銭。東証1部の売買高概算は4億6578万株、売買代金は約8376億円。値上がり銘柄数は1261、値下がり銘柄数は734、変わらずは159銘柄だった。前日の米国株市場の上昇を受け、日経平均株価は買い優勢でスタート。一時、前日比で250円を超す値上がりとなり、2万3000円台を回復した。ただ、買い一巡後は売りに押され上昇幅は縮小し、再び2万3000円ラインを割り込んだ。米国の景気減速懸念を背景に為替相場が1ドル=105円60銭台と円高で推移していることも上値を抑える要因となっている。結局、後場にかけ上昇幅は縮小し2万3000円を割り込んで取引を終えた。売買代金は連日の2兆円割れと薄商い状態が続いた。小型株人気が続き、東証マザーズ指数は反発し2年2カ月ぶり高値圏に上昇している。

貴金属

金先限帳入値6608円(前日比-53円)銀先限帳入値92.4円(前日比-0.3円)白金先限帳入値3120円(前日比-65円)パラジウム先限帳入値7397円(前日比+49円)金は続落、銀はまちまち。金はニューヨーク安と円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の戻りが売られたことを受けて軟調となった。銀はドル建て現物相場の下げ一服を受けて高寄りしたのち、金軟調を受けて先限が小幅安となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が予想されたほどハト派の内容にならず、ドル高に振れたことが圧迫要因になった。しかし、ニューヨーク市場では米経済指標の悪化やドル高一服が下支えになった。米新規失業保険申請件数は110万6000件と、前週の97万1000件から増加し、再び100万件を超えた。増加は3週ぶり。8月のフィラデルフィア地区連銀業況指数は17.2と、前月の24.1から低下した。事前予想の21.0も下回った。30年物インフレ指数連動債(TIPS)入札が不調で米国債の利回りが低下しており、ドル安が再開すると、金の支援要因になりそうだ。午後に入ると、ドル建て現物相場の下げ一服が下支えになったが、円高に上値を抑えられた。銀はドル建て現物相場の下げ一服を受けて高寄りしたのち、金軟調を受けて先限が小幅安となった。前営業日比は、金標準、金ミニが55~15円安、ゴールドスポットが4円安、銀が0.4円安~0.8円高。

石油

原油先限帳入値30420円(前日比-80円)ガソリン先限帳入値40410円(前日比+430円)灯油先限帳入値42950円(前日比+130円)東京石油市場は売り買い交錯。海外原油は下げたものの、一定のレンジ内で引き続き動意は薄く、国内市場も模様眺めムードが強い。コロナショック後の石油需要が回復している反面、新型コロナウイルスの流行が収まらないなかで、世界最大の石油消費国である米国の需要の伸びが鈍化しており、指標原油の方向感は引き続き鈍い。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は小幅安、ガソリンは堅調、灯油も総じて堅調。為替が再び1ドル=105円台半ばまで円高に振れるなか、前日の海外原油先物が下落したが、この日のアジアの時間帯の夜間取引が強含みで推移していることで、強弱感が交錯した。主要3油種では、原油が相対的に上値が重くなり、軒並み小幅安で引ける一方、製品はガソリン中心に堅調に引けた。これにより、このところ縮小していたクラックスプレッド(製品と原油サヤ)が総じて拡大することになった。前営業日比は、ガソリンが220~470円高、灯油が20円安~790円高、軽油が出来ずだが、名目値で100円安。原油が100~20円安。中京ガソリンは110円安~変わらず、灯油は500円安~変わらず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値173.3円(前日比-1.7円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軟調。寄り付きでは、上海夜間安やドル円が円高方向に振れていることを嫌気して、売りが先行した。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、やや下げ幅を縮小させている。きょうは、安寄り後、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことを受けて、下げ幅を縮小している。ただ、値動きとしては小さく、徐々に上値が重くなっている。チャートをみても、18日以降、小幅ながら上値・下値を削る展開となっており、買い意欲が後退していることがうかがえる。後場の終盤は、再び軟化した。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比1.7~0.9円安、TSR20は同変わらず。RSS3号1月限は同1.7円安の173.3円、TSR20の2月限は変わらずの131.0円。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23260円(前日比-20円)とうもろこしは、まちまち。期先3本が買い優勢。特に新規材料はなく、閑散商いだが、期先7月限がプラスサイドに反転すると、先限、期先5月限も買い優勢となった。5月限は一時、再軟化も切り返し、小幅高。期先7月限の反発が今日の午前中の取引の流れを作った。先限は深夜取引で2万3140円まで下落。発会して日が浅いが、21年9月限として一代安値を更新。2万3200円割れ状態が続くと、9月限の発会値2万3220円割れとなり、心理的に売り方に有利になるところだったが、2万3300円台を回復し、中立に戻した。先限は後半から終盤に上げ幅を削り、小幅安で引けた。前営業日比は150円安~60円高。先限は同20円安の2万3260円。


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