夕刊:2020/08/27

大阪金はしっかり。日経平均株価は小幅安。オイルは灯油の先限以外は軟調。ドル円は引き続き106円を挟んでの攻防。

為替

午前中のドル円は105.81円付近まで弱含んだ後、106円台を回復。前日の海外市場から米国金利低下を背景にしたドル売りが続いていたが、東京市場では金利低下が一服し、ドル買い戻しがみられている。中国が26日、南シナ海に向けてミサイルを4発を発射したとのニュースを受けて「有事のドル買い」の側面もあるもよう。豪ドル円は76.83円近辺まで上昇し、7月22日以来、ほぼ1カ月ぶりの高値水準を回復。豪ビクトリア州が発表した27日の新型コロナウイルス感染症による死者が23人となり、新規感染者は113人で約2カ月ぶり低水準となったことが好感されている。NZドル円は70.44円付近まで強含み、13日以来、2週間ぶりの高値水準を回復。ヒプキンスNZ保健相の「新型コロナウイルスは良い方向に向かっている」、「オークランドのロックダウン(都市封鎖)解除に感染者ゼロの必要はない」との発言が好感されているようだ。午後のドル円は106円00銭台での推移。昨日のNY市場で106円半ば近くから105円台まで値を落とした流れが継続し、東京朝方は105円80銭前後まで値を落としたドル円は、その後午前中に106円08銭を付けるところまで買戻しが入るなど、下値しっかりの動き。午後は106円ちょうど前後での推移が続き、午前のレンジを上下とも超えず落ち着いた動きに。この後、22時10分からのパウエル議長講演を前に積極的な取引を手控える姿勢が見られ、やや様子見ムードに。市場が議長がFRBが進めている金融政策の枠組み変更についての言及を行うと期待しているが、9月のFOMCでの発表を前にどこまで具体的な話が出てくるのかは未知数と言う思惑もあり、動きにくいところに。昨日の海外市場でドル円の下げもあって125円台後半から前半に値を落としたユーロ円は、朝方の下値トライが、NY朝、NY夕方と二度下値を支えた125円25銭前後までにとどまっており、下値しっかり感も。もっとも上値も重く、午前中にドル円の買い戻しなどに125円50銭超えを付ける場面も、すぐに値を戻し午後は125円40銭前後での推移となっている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比82.00円安の23208.86円。前引けの日経平均株価は前営業日比104円25銭安の2万3186円61銭と続落。東証1部の売買高概算は4億6129万株、売買代金概算は8628億8000万円。値上がり銘柄数は671、対して値下がり銘柄数は1385、変わらずは111銘柄だった。きょう前場の東京株式市場では、前日の米国株市場でハイテク株中心に主要株価指数が揃って上昇したリスクオンの流れを引き継ぐことができなかった。アジア株市場が総じて弱い動きとなっているほか、新型コロナウイルスに対する警戒感や米中摩擦問題への懸念、国内政局なども不透明で、買いポジションを低める動きが優勢となった。日経平均は下値を探る動きで全体の64%の銘柄が下落、売買代金も8000億円台と低調だった。午後は為替がドル安・円高方向に傾いたことが輸出セクターの重荷となったほか、米中摩擦に対する警戒感や国内政局への不安、また、日本時間今晩に予定されるパウエルFRB議長のジャクソンホール会議での講演内容を見極めたいとの思惑から、売り買いともに手控えられた。業種別では保険や不動産運輸株など内需株に売りが目立つ。売買代金は1兆7000億円台と前日の水準はやや上回ったものの2兆円台を大きく割り込んだ。

貴金属

金先限帳入値6615円(前日比-円)銀先限帳入値92.7円(前日比-円)白金先限帳入値3191円(前日比-円)パラジウム先限帳入値7517円(前日比-円)金が反発、銀はまちまち。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の軟調を受けて揚げ一服となった。銀はニューヨーク高と円高を受け、まちまちとなった。新甫2021年8月限は金標準が6647円、金ミニが6646円、銀が93.8円でそれぞれ発会した。米国債の利回り上昇や強い米耐久財受注が圧迫要因になった。7月の米耐久財受注は前月比11.2%増と前月の7.7%増から予想外に増加した。自動車が21.9%増となった。ただコア資本財受注は同1.9%増と前月の4.3%増から伸びが鈍化したことで設備投資の回復は緩やかになるとみられている。一方、今夜のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演を控えてドルの戻りが売られた。金ETF(上場投信)に押し目買いが入っており、引き続き買われるようなら再び上値を試す可能性が出てくる。26日のSPDRゴールドの現物保有高は前日比3.213トン増の1252.086トンとなった。午後に入ると、新甫限月の出来高が伸び悩んだが、それ以外の限月は40円超の上げ幅を維持して推移が目立った。引け前に現物相場が1930ドル台に軟化から期先が上げ幅を縮小したが、37~38円高で堅調に引けた。新甫8月限は発会値6647円より32円安で引けた。銀は限月間で方向性を欠く展開。期先6月限がニューヨーク大幅高を映し、3.3円高で引けた。新甫8月限は発会値93.8円より1.1円安で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが37~56円高、ゴールドスポットが48円高、銀が0.4円安~3.3円高。

石油

原油先限帳入値30820円(前日比-90円)ガソリン先限帳入値41760円(前日比-130円)灯油先限帳入値43780円(前日比+680円)東京石油市場は軟調。円相場が1ドル=105.80円付近まで円高推移したことが重しとなった。大型ハリケーン「ローラ」がテキサス州やルイジアナ州に上陸した後、経済的な被害を与え石油需要が下振れする可能性が高いことも圧迫要因。ただ、昨日の海外原油は高安まちまちだったほか、足元の円相場は1ドル=106円前半で円高は一巡しており、国内市場の下値は広がっていない。日中取引開始後、東京原油先限は3万0710円まで弱含み。夜間取引の安値をやや下回ったが、下げ幅は広がっておらず、昼頃にかけては売りが一巡している。午後の石油市場は総じて小反落。為替が1ドル=106円近辺まで円高に振れるなか、前日の海外原油先物は小幅にニューヨーク原油高のブレント原油安とまちまちの値動きとなり、この日のアジアの時間帯の海外原油の夜間取引は小幅なもみ合いとなっていることで、弱もちあいとなった。また、この日のドバイ原油の現物も弱含みで推移している。主要3油種では、最終取引日が近い原油8月当限のみ小幅高となったが、他限月は軒並み小幅安で引けた。製品は灯油の先限を除き、約定した限月はすべて小幅にマイナス引けした。値動きがこう着して商いも薄かった。前営業日比は、ガソリンが130円安~変わらず、灯油が290円安~680円高、軽油が出来ずだが、名目値で100円安。原油が170円安~10円高。中京ガソリンは変わらず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値184.3円(前日比+2.8円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、軒並み高。寄り付きでは、最近の産地高を好感し、買いが先行する展開となった。中盤に入ると、日中取引の上海ゴムが地合いを引き締めたことから、一段高となっている。期先2月限は、一時185.6円まで上昇し、2月26日以来の高値圏で推移している。上値のメドだが、まずは2月26日の高値186.9円、節目の190円、そして2月21日の高値190.4円となる。2月21日の高値を上抜くと、1月22日の高値194.7円が視野に入る。直近の上昇は、産地価格の上昇を背景とした期近主導のものである。今後、上海ゴムがこれに追随するようなら、期先の190円乗せや200円を視野に入れた展開もありそうだ。午後は、上海ゴムが伸び悩んだことなどから、上げ幅をやや縮小させる限月が目立った。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比2.8~4.4円高、TSR20は同変わらず。RSS3号2月限は同2.8円高の184.3円、TSR20の2月限は同変わらずの131.0円で引けた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23840円(前日比+210円)コーンは、続伸。26日のシカゴコーンは修正局面を迎え、小安くなり、円相場は1ドル=105円台後半に反発も、強気のテクニカル要因、シカゴ夜間取引が小幅高で推移から、変わらずの期近1月限を除き、買い優勢。先限は序盤で上げ幅を縮小したが、2万3710円で買い拾われ、午前10時前から再上昇となり、2万3830円の高値をつけた。前日の高値2万3840円が抵抗線ながら高もちあい商状。まだ高値出尽くし感はなく、売り向かうのは踏み上げに巻き込まれるリスクあり。午後は終盤にかけて円相場が106円台前半に再度、小反落となったことにも支援され、先限は2万3840円の高値を付け、高値引け。期近11月限は、出来高は3枚だが550円高。前営業日比は130~550円高。先限は同210円高の2万3840円。


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