夕刊:2020/08/31

寄り付きから大阪金は大幅上昇。日経平均株価も大幅高。オイルは小幅高。ドル円は105円台半ばで推移。

為替

ドル円は105円半ばで推移。安倍首相が辞任を発表した後の円高は落ち着いたが、朝方に105.80円付近まで戻した後はすぐに押し戻されており、上値は重い。NHKの報道によると、自民党の執行部は総裁選を来月13~15日をあたりをめどに両院議員総会を開いて行う模様で、安倍首相のアベノミクスが引き継がれるのか注目されている。ユーロ円は125.95円付近、ポンド円は141.15円付近まで上昇した後に失速。ドル円に連動している。豪ドル円は77.41円付近まで一時下落。中国商務省が豪州産ワインの一部を対象反補助金調査を開始したと発表したことが重しとなった。ただ、売り一巡後は下げ幅を消し、プラス圏に浮上している。午後のドル円は比較的しっかりも午前中のレンジ内での取引に終始した。前週末に安倍首相の辞任表明を受けて急落したドル円は、週末に菅官房長官が出馬意向を示したことで、アベノミクス敬称期待もあって朝方いったん買い戻しが優勢に。ドル円は105円80銭前後まで上値を伸ばした。その後は調整と、ユーロドルなどでのドル売りもあって105円30銭前後まで下落し、上昇分を解消するなど不安定な動き。安値から少し値を戻して午後に入ると、105円70銭近くまで上昇するなど、ややしっかりの動きも、朝の高値を試すだけの勢いは見られずとなった。朝に1.1930前後まで上昇し、先週末の高値を更新したユーロドルに、調整のユーロ売りドル買いが入りもみ合いに。もっとも1.19割れでのユーロ売りドル買いに慎重で値幅が抑えられ、落ちついた動きとなった。豪ドルがやや軟調。対ドルで朝の安値を割り込み0.7343を付ける動きに。豪中関係の悪化懸念などが重石。中国が豪州産ワインについて、補助金で不当に安値を付けている可能性があるとして、制裁関税の調査に入ることが報じられている。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比257.11円高の23139.76円。前引けの日経平均株価は前営業日比446円82銭高の2万3329円47銭と急反発。東証1部の売買高概算は5億9846万株、売買代金概算は9909億2000万円。値上がり銘柄数は1937、対して値下がり銘柄数は172、変わらずは58銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は主力株をはじめ総じて買い戻される展開となり、日経平均は先物が主導する形で前週末の下げ幅を帳消にしておつりがくる440円あまりの上昇をみせた。前週末に安倍首相の電撃辞任の報道を受け売り込まれたものの、同日の米株高を受け週明けはムードが変わった。FRBのゼロ金利政策の新たな指針発表が好感され株高基調を支えている。きょうは全体の9割近い銘柄が上昇する全面高様相となった。売買代金も増勢ながら1兆円には届かなかった。後場に入り伸び悩んだ。一時450円超の上昇となったものの、後場に入ると上げ幅を縮小した。前週末に25日移動平均線を一時割り込んだものの、同線を回復して28日の取引を終了した。週明けは上昇しており、パニック的な売りから落ち着きを取り戻しつつあるとみられる。

貴金属

金先限帳入値6688円(前日比+45円)銀先限帳入値95.0円(前日比+2.4円)白金先限帳入値3188円(前日比-4円)パラジウム先限帳入値7584円(前日比+166円)金、銀は総じて続伸。金はニューヨーク高を受けて買い優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場が上げ一服となったが、円高一服が下支えになった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演後に米国債の利回りが上昇し、ドル高となった。しかし、低金利の長期化見通しから利回り上昇が一服すると、ドルの戻りが売られた。一方、米FRBが一時的な物価の上振れを容認する「平均インフレ目標」を導入したことについて、専門家は、対応を誤れば物価の低迷を招きかねないとの見方を示した。午後に入ると、円高一服を受けて押し目を買われたが、ドル建て現物相場の上値の重さから、もみ合いとなった。銀もニューヨーク高を受けて買い優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが20~55円高、ゴールドスポットが19円高、銀が変わらず~2.8円高。

石油

原油先限帳入値30620円(前日比+160円)ガソリン先限帳入値42090円(前日比+400円)灯油先限帳入値43380円(前日比-140円)午前の東京石油市場はしっかり。先週末の海外原油は小幅安だったが、週明けのニューヨーク時間外取引では買いが優勢となっているほか、安倍首相の辞任発表後の円高が一巡していることで国内市場は小高く推移。円相場は1ドル=105円半ばで取引されている。日中取引開始後、東京原油先限は3万0600円まで水準を切り上げた。動意は限定的だが、じりじりと水準を切り上げている。午後は総じて上伸。28日の海外原油先物が総じて小幅高となり、週明けのアジアの時間帯の夜間取引も強含みで推移していることに支援された。ただ、為替が1ドル=105円台半ばまで円高に振れていることで、上げ幅は抑制された。また、週明けのドバイ原油の現物は堅調に推移している。主要3油種では、原油は最終取引日が近い8月当限のみ小幅安だったが、他限月は軒並み小幅高。製品ではガソリンの上げ幅が相対的に大きくなった。前営業日比は、ガソリンが400~700円高、灯油が140円安~110円高、軽油が出来ずだが、名目値で200円高。原油が60円安~230円高。中京ガソリンは200円高、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値194.5円(前日比+8.5円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、暴騰。寄り付きでは、上海夜間高を背景に28日の夜間取引の引けから、やや水準を引き上げた。その後、日中取引の上海ゴムが一段高となったことや、ストップロスを巻き込み、先限は1月20日以来の高値となる205.5円まで暴騰した。その後は利食い売りなどから、上げ幅を縮小している。TSR20は、出来ず。期先1月限は、一時205.5円まで上昇し、1月20日以来の高値を付けた。ただ、その後、190円付近まで急落しており、値動きが非常に荒くなっている。高値圏でよくみられる動きなだけに注意したい。ただ、期近9月限は、198円台で推移し、依然として上値を試す展開が続いている。産地の供給不安は根強く、買いが圧力が強い。このため、期先も大崩れの可能性は低そうだ午後は産地価格の上昇で期近主導の高値更新場面。高値を離れ、期先3本は1ケタ高ながら先限は194円台で引けた。全限月が一代高値を更新。大引けのRSS3は、前営業日比8.5~12.6円高、TSR20は同変わらず。RSS3号2月限は同8.5円高の194.5円、TSR20の2月限は同変わらずの131.0円で引けた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23880円(前日比-20円)コーンは、まちまち。出合いのない期近11月限を除き。序盤、軒並み高で推移。先限は前半で小安くなったが、他限月は反落するとなく、プラスサイドで推移したが、5月限が午前10時過ぎ軟化。他限月はプラスサイドで推移し、方向性を欠いている。コーンは月末商いで手じまい売買が中心とみられるが、限月間で方向性を欠く展開。先限は2万3970円で上値を抑えられ、28日の高値2万3980円超えを果たせず、小口の利食い売りが先行ムード。午後は先限と期先5月限がプラスサイドに浮上する場面があったが、円高警戒から小安くなった。期近11、1月限は3ケタ高。前営業日比は20円安~330円高。先限は同20円安の2万3880円。


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