夕刊:2020/09/01

大阪金は大幅高。日経平均株価はまちまち。オイルは小幅高。ドル円は105円半ばで推移。

為替

ドル安の地合いになっている。ドル円は106.03円付近まで強含んだ後、105.61円前後まで軟化。前日高値106.10円を抜けきれず、戻り売りにも抑えられた。ユーロドルは1.1994ドル前後まで、ポンドドルは1.3408ドル前後まで上昇し、いずれも前日高値を更新した。米10年債利回りの上昇一服が背景。豪ドル/ドルは、2018年8月9日以来の高値水準となる0.7411ドル近辺まで上昇。中国の8月財新製造業PMI(購買担当者指数)が53.1となり、市場予想の52.5を上回ったことが好感されている。2011年1月以来、約9年半ぶりの高水準であり、景気判断の境目となる50を4カ月連続で上回った。午後のドルは全面安の流れが強まった。ドル円に関してはリスク選好での円売りの動きもあり、ある程度相殺されたが、朝に付けた106円台から値を落とし、午後は105円台後半での推移に終始した。ユーロドルは午前中に昨日NY市場の高値及び8月18日の高値を更新し、1.1990台まで上昇。高値は1.1997と心理的な大きな節目である1.2000に迫る動きを見せた。1.2000を付けきれていないものの、その後も1.1990前後の高値圏でのもみ合いとなっており、強い堅調地合いを維持している。13時半に金融政策理事会の結果発表があった豪ドル。政策金利であるOCR及び3年物国債金利目標はともに現状維持に。タームファンディングファシリティ(金融機関向けの条件付きの低金利での貸し出し支援)について、期間・規模を共に拡大し、経済支援姿勢を強めた。もっとも、こちらの発表への市場の反応は限定的に。ドル全面安の流れの中で、午前中に0.7413まで上昇。発表直後の豪ドル売りは限定的でその後も0.7400を挟んでの高値圏もみ合いが続いた。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比1.69円安の23138.07円。前引けの日経平均株価は前営業日比6円10銭高の2万3145円86銭と小幅続伸。東証1部の売買高概算は5億1721万株、売買代金概算は9157億9000万円。値上がり銘柄数は831、対して値下がり銘柄数は1228、変わらずは112銘柄だった。きょう前場の東京株式市場は、売り買い交錯で日経平均は方向感に欠ける展開となり、前引けは小幅ながらプラス圏で着地している。前日の米国株市場ではナスダック総合指数が最高値を更新したものの、NYダウなどは軟調で東京市場でも前日に様子見ムードの強い展開となった。次期政権の経済政策などを見極めたいとの思惑もある。前場の売買代金は1兆円を割り込み、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回った。またTOPIXはマイナスだった。午後は前日終値を挟んでのもみ合いが続き、ほぼ変わらずで引けた。安寄り後にプラス圏に転じた後、その後は前日終値を挟んで高下を繰り返した。目立った方向感のない展開となった。下げたところでは、23,000円の節目を維持したものの、5日移動平均線や10日移動平均線を挟んでの推移となり、気迷い気分の強い動きとなった。

貴金属

金先限帳入値6757円(前日比+69円)銀先限帳入値97.1円(前日比+2.1円)白金先限帳入値3225円(前日比+37円)パラジウム先限帳入値7689円(前日比+105円)金、銀は総じて続伸。金はニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。銀もニューヨーク高と円安を受けて買い優勢となった。米連邦準備理事会(FRB)のクラリダ副議長は、FRBが新たに導入した金融政策アプローチについて、失業率が低いだけでは利上げする理由にならないことを意味し、教科書的なモデルとは異なる経済を反映しているとした上で、金融政策の枠組みは「強固」変化したという認識を示した。パウエル米FRB議長は講演でインフレを容認し、低金利の長期化見通しを示していた。ドルの押し目は買われ、金の支援要因になった。正午過ぎに一段高となった後、上げ一服も午後の取引でも強基調は続き、60円超の上げ幅を維持して引けた。銀はニューヨーク大幅高、現物高から買い優勢が目立った。上げ幅は異なったが、期先2本が2円超の上昇で引けた。前営業日比は、金標準、金ミニが64~83円高、ゴールドスポットが89円高、銀が1.0円安~5.8円高。

石油

原油先限帳入値30590円(前日比-0円)ガソリン先限帳入値42100円(前日比+10円)灯油先限帳入値43770円(前日比+390円)東京石油市場は全般的に売り優勢。海外原油が下げたことが国内市場を押し下げている。新型コロナウイルスの世界的な流行が続いていることで、需要の下振れ懸念が根強い。ただ、時間外取引でニューヨーク原油は堅調で、国内市場の下げ幅は限定的。午後の石油市場は油種間でまちまち。原油は小幅安、製品は総じて小幅高。為替が1ドル=105円台半ばのもみ合いとなるなか、前日の海外原油先物が下落したことに圧迫されたものの、このアジアの時間帯の夜間取引が堅調に推移していることで、強弱感が相殺された。この日のドバイ原油の現物は軟調に推移している。主要3油種では、原油は小幅安だったが、製品はガソリン、灯油ともに総じて小幅高となったことで、クラック・スプレッド(製品と原油のサヤ)が拡大した。なお、原油8月限の最終決済価格は2万9340円。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値196.7円(前日比+2.2円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、続伸。寄り付きでは、産地相場の急伸を背景に買いが先行した。中盤に入ると、期近3本は一段高となったが、期先3本はやや上げj幅を削っている。とりわけ期近10月限、11月限の買い意欲が強い。産地相場が、供給不安を背景に上昇しているが、10月限、11月限が買われているのも、これを受けてのことだろう。当先のサヤは、約14円の逆ザヤとなっており、今年も年末に向けて、ゴムは上昇傾向となりそうだ。ゴムの世界第2位の生産国であるインドネシアは、11月ころから雨季に入り、タッピング(樹液最初作業)に障害が出てくる。産地主導の上昇は、まだ続きそうだ。また、2018年8月1日以来の高値を付けた。当先の逆ザヤは、18.2円まで拡大した。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比2.2~15.3円高、TSR20は同変わらず。RSS3号2月限は同2.2円高の196.7円、TSR20の2月限は同変わらずの131.0円で引けた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23740円(前日比-140円)コーンは、まちまち。期先3本が3ケタ安。寄り付き直後に先限がプラスサイドに浮上したが、シカゴ夜間取引が売り優勢となると、5、7月限とともに軟調な展開となった。先限と期先7月限の下げが目立ち、先限は一時、先月26日以来の安値となる2万3590円まで下落。ただし安値を離れ、2万3700円台半ばまで戻している。期先が軟調。利食い売り先行の動きが一巡後、先限は下値を切り上げ、押し目買いが感じられる動き。期先7月限は安もちあいから先限に追随し、下げ幅を縮小。米農務省(USDA)作柄報告で良以上が先週から2ポイント悪化し、62%に低下。豊作になる目安の70%から8ポイント低下し、9月11日(現地)発表の需給報告でイールド(単収)が前月から下方修正される可能性が高い。ただ需給の引き締まり感が出るまでの下方修正があるかは不透明。期近12月限は350セントが支持線となり、350セント台前半では下値堅く推移か。午後の終盤に再度、軟化した。期先7月限は戻り売り圧力が強い動きで最も下げ幅が大きかった。前営業日比は230円安~30円高。先限は同140円安の2万3740円。


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