夕刊:2020/09/03

貴金属は大幅安。オイルも急落。日経平均株価は力強い動き。ドル円は106円前半で推移。

為替

ドル円は106.20円前後でもみ合いとなっている。テクニカル的に日足の一目均衡表で雲の下限に上値を阻まれている格好となっており、前日高値106.30円を前に伸び悩んでいる。ユーロは引き続きさえない展開となっており、ユーロ円は125.59円付近まで、ユーロドルは1.1825ドル付近まで下落し、戻りは限定的となっている。ユーロドルが1.2ドルを回復した達成感に伴う調整売りが続いているとみられる。豪ドル円は77.65円近辺まで、豪ドル/ドルは0.7310ドル近辺まで下落したが、その後は値を戻している。午前10時30分に発表された豪州の7月貿易黒字は市場予想を下回ったが、午前10時45分発表の中国の8月財新非製造業PMI(購買担当者指数)が市場予想を上回り、下げ渋っている。午後は海外市場でドル高が進んだ流れを受けて、ドル円、ユーロドルなどでドル買いの動き。ドル円は昨日NY市場で106円30銭前後まで上昇。その後の押し目が106円10銭前後までに抑えられたこともあり、朝からしっかりの展開。106円10銭台から106円30銭前後まで上昇すると、午後に入ってもう一段買いが入り106円34銭までと、昨日の高値を更新する動きに。もっとも今晩の米ISM非製造業景気指数や明日の米雇用統計を前に積極的なドル買いにも慎重な姿勢が見られ、値幅的には落ち着いたものとなっている。ユーロドルもドル高の流れの中で頭の重い展開が続くと、午後に入って1.1800を割り込むところまでユーロ売りドル買いの動きに。

株式(日経平均)

本日の日経平均株価の終値は前日比218.38円高の23463.99円。前引けの日経平均株価は前営業日比313円86銭高の2万3561円01銭と大幅続伸。東証1部の売買高概算は5億2175万株、売買代金概算は9856億9000万円。値上がり銘柄数は1493、対して値下がり銘柄数は565、変わらずは113銘柄だった。きょう前場の東京株式市場はリスク選好ムードが強まった。日経平均株価は大幅続伸となり2万3500円台を回復した。前日の米国株市場では民間調査機関による好調な雇用指標の発表を受けNYダウなど主要株指数が揃って大幅上昇、これを受け東京市場でも主力大型株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。海外ヘッジファンドによる先物買いもインデックス買いを通じて日経平均を押し上げた。売買代金は1兆円にわずかに届かなかったが買い気は強く、東証1部全体の7割近い銘柄が上昇している。

貴金属

金先限帳入値6621円(前日比-84円)銀先限帳入値92.4円(前日比-2.9円)白金先限帳入値3098円(前日比-109円)パラジウム先限帳入値7684円(前日比-156円)金、銀は総じて続落。金はニューヨーク安を受けて売り優勢で始まった。その後は、ドル高が圧迫要因となったが、ドル建て現物相場の押し目が買われたことを受けて下げ一服となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。全米雇用報告が予想以下となり、米国債の利回りが低下したが、ドルの買い戻しが続いたことが金の圧迫要因になった。8月の全米雇用報告は、民間部門雇用者数が42万8000人増となり、事前予想の95万人増を下回った。ユーロは1ユーロ=1.20ドル、ニューヨーク金は2000ドルを達成し、利食い売りが出やすい。ただ米連邦準備理事会(FRB)のインフレ容認や労働市場の回復鈍化でドル安見通しが強く、どのタイミングでドルの戻りが売られるかを確認したい。一方、米地区連銀経済報告(ベージュブック)では、経済活動は8月下旬にかけて小幅ながら拡大し、雇用はおおむね増加したものの、成長は一部地域で引き続き停滞したとの認識が示された。午後に入ると、ドル高を受けて戻りを売られて軟調となった。銀もニューヨーク安を受けて売り優勢となった。前営業日比は、金標準、金ミニが93~82円安、ゴールドスポットが90円安、銀が3.3円安~変わらず。

石油

原油先限帳入値29970円(前日比-900円)ガソリン先限帳入値41590円(前日比-920円)灯油先限帳入値43200円(前日比-1190円)東京石油市場は下落。ガソリンや原油の一部など薄商いの限月の下げ幅は4ケタ超となっている。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週報で石油製品需要が減少したことが重しとなっている。ハリケーン「ローラ」を背景とした需要の下振れである可能性が高いものの、相場は売り一色となっている。円相場は1ドル=106円前半で円安推移していることは支援要因だが、時間外取引で反発していたニューヨーク原油が失速しており、国内市場をさらに重くしている。本日は米新規失業保険申請件数や8月の米ISM非製造業景気指数が発表される。製造業の企業マインドが引き続き上向いていることからすると、非製造業も連動して上昇を続けそうだ。ただ、米新規失業保険申請件数は節目の100万件付近で改善が止まっている印象である。100万件付近まで改善したとはいえ、1967年に統計が開始された後のすべてのリセッション当時の水準を上回っており、雇用市場の悲惨な状況に変わりはない。週末の米雇用統計の行方を含めて、回復の遅れている雇用環境に目を向けたい。午後は反落。為替は1ドル=106円台前半でやや円安に振れているものの、前日の海外原油先物が下落して、このアジアの時間帯の夜間取引も午前は強含んでいたが、午後後半からは軟化していることに圧迫された。なお、この日のドバイ原油の現物も崩れている。主要3油種ともに、一部限月が4ケタの大幅安に沈んだ。なお、原油先限は大引けで3万円台を維持できなかった。前営業日比は、ガソリンが920~700円安、灯油が1190~230円安、軽油が出来ずだが、名目値で800円安。原油が1070~900円安。中京ガソリンは1100円安~変わらず、灯油は出来ず。

ゴム

ゴムRSS3号先限帳入値184.8円(前日比-11.3円)TSR20先限帳入値 出来ずRSS3号は、期近中を中心に急反落。寄り付きでは、前日の夜間取引で直近の急騰に対する調整安場面となった流れを引き継ぎ、売りが先行した。その後も、売り物がちの展開となっている。前日、暴騰した期中限月の下落が目立っている。TSR20は、出来ず。午前中の取引では、期中限月が11円超~12円超の下落での推移を強いられ、暴落している。ただ、2日のタイオファーで、63.24バーツから輸入採算価格を計算すると224円前後となる。通常、東京が10円前後の下ザヤになるので、9月限の210円台は調整の水準としては、十分の可能性がある。期近中が2ケタ安で推移したが、期先2本は1ケタ安で推移。しかし期先2本は引け前に一段安となり、全限月が2ケタ安で引けた。TSR20は、出来ず。大引けのRSS3は、前営業日比20.0~11.3円安、TSR20は同変わらず。RSS3号2月限は同11.3円安の184.8円、TSR20の3月限は同変わらずの150.0円で引けた。

とうもろこし・大豆

コーン先限帳入値は23460円(前日比-70円)とうもろこしは、先限が変わらずだが、その他は出合いがない期近11月限を除き、10円高。新規材料不足で場中はほとんど商いがなく、動意薄。先限は日中取引で2万3770円で上値を抑えられ、2万3710円まで上げ幅を削る展開。夜間取引の高値2万3810円から100円離れて推移。当先を除き10円高だが、出来高87枚しかなく小口の玉整理にとどまっているもよう。シカゴコーンが4ドルを目指すような材料がないと、とうもろこし市場は活気がない取引が続きそうだ。午後は閑散商いのなか、手じまい売り先行ムード。期先5、7月限は小高い状態を維持。期近1月限はプラスサイドに反転したが、先限はジリ安となり、70円安で今日の安値引け。前営業日比は70円安~50円高。先限は同70円安の2万3640円。


掲載内容は情報提供を目的としております。情報につきましては細心の注意を払っておりますが、正確さを保証するものではありません。また、取引における判断はお客様ご自身で行って下さい。